ヒメヒイラギの育て方
目次
ヒメヒイラギとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ヒメヒイラギ
- 科名
- モチノキ科
- 属名
- モチノキ属
- 学名
- Ilex dimorphophylla
- 別名
- アマミヒイラギモチ
- 耐寒
- マイナス10度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ヒメヒイラギとは?
ヒメヒイラギは奄美大島の
モチノキ科モチノキ属の艶のある小さなトゲトゲの葉っぱが愛らしいヒメヒイラギ。
ヒイラギ(Osmanthus)よりは
クリスマスホーリー(Ilex aquifolium)に近いです。ですがこれは幼木の特徴で、庭木にして大きくなってくると葉っぱが丸くなります。成木でも新芽はトゲトゲです。なので長期栽培する場合は定期的に刈り込んで新芽を出してやらないといけません。
葉っぱが小さく、草丈も小さくまとめやすいことから冬場の
寄せ植えに利用されます。
ヒメヒイラギは雄株と雌株がある
雌雄異株です。10月~12月に実がなるまでは雄株雌株の区別はつきません。
西洋ヒイラギ(クリスマスホーリー)のような赤い実がなることがあるらしいですが、長期栽培していても実際に見ることはないです。
樹高2m〜4m
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水やり
鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやるという通常の
水やりの頻度なんですが、水切れに注意しましょう。
ヒメヒイラギは乾燥には強く、多くの水を必要としないのですが、一旦水が切れると枯れこんできます。花木ですから頻繁に水をやる必要が無いので、間隔をあけて水をやっているうちに、水が切れる――というパターンです。ヒメヒイラギが下葉から枯れてきたら、水不足を疑います。水やりの頻度というか基準を見直しましょう。日光不足でも枯れこんでくるのですが水不足で枯らすことが多いです。
枯れこんできたら、その部分は復活不能です。
庭植えなら自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。
肥料
庭植えなら2月と6月、鉢植えなら3月と6月に置き肥をします。市販されている化成
肥料を根本に置きます。痩せ地でも育つものなので、肥料をやらないと枯れるということではないです。肥料をやると大きく育ちます。庭植えすると、
剪定が出来なくなるほど大きくなるので、肥料を控える、
摘芯して成長を抑えるなどします。
植え付け・植えかえ
時期
植え付け・植え替えするときは、ポットや鉢から抜いたときに土を落とさないようにして植え替えをしてください。庭植えした場合は、移植はできないと考えて下さい。
用土
植え替え
用土は市販されている花と野菜の土でOK。
鉢植えの植え付け・植え替え
現在より一回り大きな鉢を用意し、鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)を敷き、3センチほど鉢底石(
軽石)を入れて、用土を入れて高さを調節し、株の土面が鉢のフチの2cm下になるようにし、株を入れて、隙間に用土を入れて最後に水をやります。
同じ大きさの鉢に植え替えるならば、土を三分の一ほど落として、傷んだ根を切って、地上の枝を三分の一ほど剪定してから植え付けるようにします。土を落とし根をいじるとダメージがあるので、できるだけ土を落とさないで一回り大きな鉢に植え替えるようにするか、庭植えにする。
庭植えの植え付けの手順
根鉢の2倍か3倍の直径・深さの穴を掘り、掘り出した土に対して
腐葉土を2割〜3割ほど追加してよく混ぜて用土とし、用土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
半日陰の場所が適しています。
寒さに強いのですが
寒さに強く関東であれば、戸外で越冬可能です。霜に当たっても枯れません。ただし、新芽が寒さに当たると新芽が黒く変色したりして枯れこんでしまいます。新芽が傷んでも株が枯れるわけではないので、気にせず管理してください。
何か原因で
植え替えのときに土を崩したとか、水が切れたとか、いろんな理由で葉っぱがゴッソリと落ちて丸坊主になっても、諦めずに管理していると新芽が出てきて復活します。(絶対じゃいないですが)
剪定
いつ剪定してもかまいません。ただし花と実を楽しむのであれば12月に剪定をして、他は控えます。控えるといっても邪魔なほどに伸びたら剪定をします。
ヒメヒイラギは成長すると葉っぱが丸くなり、新芽だけがトゲトゲになります。そこで、ちょくちょく剪定して新芽を出してやった方がキレイです。
ですが、新芽は寒さに弱く、10月あたりに剪定すると伸びた新芽に霜が当たって新芽が傷みます。株が枯れるわけではありませんが、見た目に痛々しいので避けたほうがいいでしょう(気分の問題です)。剪定は9月までにするといいです。
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