モチノキ(ホンモチ)

科名 | モチノキ科 |
属名 | モチノキ属 |
学名 | Ilex integra |
別名 | ホンモチ |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
スポンサーリンク
モチノキとは??

スポンサーリンク
水やり
植え付けて一年ほどは根が馴染んでいないので水やりをしてください。一旦根付いてしまえば水やりは必要ありません。ただし極端な干ばつがあれば水をやってください。肥料
二月に寒肥として完熟堆肥か、油粕と骨粉を混ぜたものか、化成肥料を根本にあげてください。肥料がないからと言って枯れるわけではありません。植え付け
肥沃な土地を好むので、植えつける際には、庭土を40cm〜50cmほど深く掘って、掘り出した庭土に腐葉土か堆肥を混ぜ込んでから植えてください。土壌は選びません。極端に水はけが悪いことが無ければ、どこでも育ちます。管理場所・日当たり
日陰でも育つ便利な庭木。しかし日当たりの方がよく生育します。剪定
モチノキは太い幹からもヒョコっと葉っぱが生えてくるので、そのままにしているとボサボサになりますし、風通しが悪くなり、春から夏はカイガラムシ・ハマキムシが発生しやすくなります。剪定をして風通しをよくすることでかなり防げますので必ず剪定をしましょう。幹が細いうちは、剪定は軽く行います。葉っぱを不用意に落とすと生育が鈍くなるからです。生育してくると、内側へ伸びる枝を落とし、内部に風が通るようにし、幹から突然生えている枝を落とし、最後に輪郭を整えるようにします。大事なのは輪郭よりも風通しをよくすることです。
病害虫
カイガラムシカイガラムシは風通しが悪いと発生しやすいので、枝を定期的にさばくことで予防できます。一旦発生したら、早めに薬剤を散布します。カイガラムシは幼虫のときは薬剤が効くのですが一旦成虫になると薬剤が効かなくなります。
カイガラムシ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ
ハマキムシ
葉っぱがクルクルと巻いてあり、中に虫がいたり、いなくても黒い糞が残されていたらハマキムシがいます。巻いている葉っぱは切り、地面に落として踏みつけて虫を殺します。もしくは焼却処分しましょう。追いつかないなら浸透系の薬剤(オルトランなど)をまいて薬殺します。
モチノキタネオナガコバチ
園芸上の実害はないんですが…モチノキタネオナガコバチというハチは、種子の中に卵を生みつけ、幼虫が実の中で生育します。幼虫がなかにいると実は赤くならず、赤くならないために鳥に食べられず、そのまま越冬します。
特徴・由来・伝承

このトリモチを使うと、鳥の羽にひっついて羽が抜けたり、昆虫だと羽根や足が取れてしまうので、標本にしたり観賞用にするのには向かない。
熊野三山(紀伊半島)ではナギというマキ科の植物が神木とされて植えられていました。このナギは温暖な地域を好み、寒さに弱いので、関東にある熊野系神社では育ちません。そこでモチノキが代わりに植えられるようになり、そのために関東でもモチノキはよく見られます。とはいえモチノキの耐寒性もせいぜい東北南部までです。
スポンサードリンク