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雲龍ツゲ(スパイラルドラゴン)の育て方

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雲龍ツゲ
目次
雲龍ツゲ(スパイラルドラゴン)の特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植え替え
管理場所
病気・害虫
由来
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学名などの基礎データ
雲龍ツゲの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
雲龍ツゲ
科名
モチノキ科
属名
モチノキ属
学名
Ilex crenata
別名
雲龍イヌ黄楊・スパイラルドラゴン
耐寒
マイナス20度
水やり
水不要
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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雲龍ツゲ(スパイラルドラゴン)の特徴は?

雲龍ツゲ(スパイラルドラゴン)はモチノキ科モチノキ属のイヌツゲ園芸品種の常緑性低木。枝が雲龍型(くねくね曲がった状態)に成長していきます。5月〜6月あたりに花が咲きますが、鑑賞はもっぱら葉とその特徴的な枝振りです。性質は強く、枯れにくいのですが、成長が遅いです。あまりに生育が遅く、株が増えにくいため、苗の単価が高くて、あまり流通していません。

原種イヌツゲが庭木や生垣に使われるくらいですから、植えっぱなしでも大丈夫なものであるため、鉢植えにしても大変育てやすく世話を必要としません。

剪定も特に必要ありませんが、形を整えたい場合などは、春先に剪定を行います。丈夫なため剪定も季節問わずにカット出来ます。 ただ、生育が遅いので、回復に時間がかかります。

鉢植え、寄せ植え、庭植えと色々な用途で楽しめてます。 庭植えにすれば植え放しでも大丈夫です。

乾燥に強く、地植えの場合は特に水やりは必要ありません。地植え、鉢植えともに夏に雨が全く降らない場合などは土が乾燥でカラカラになっていたらたっぷりと水をあげてください。

寒さに強く、屋外でも特に防寒は必要ありません。北海道でも大丈夫。耐寒温度マイナス20度です。
樹高1m〜2m
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水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は基本的に自然に降る雨だけで十分ですが、土がカラカラに乾いたら与えましょう。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、水をやりすぎるとすぐに根腐れを起こしますので気をつけましょう。水やりは土が乾いてからです。鉢植えの下に受け皿を置いている場合、水が溜まっていたら必ず水を捨てましょう。

肥料

追肥として肥料は初春に有機肥料を与えてください。

植え付け・植え替え

時期・頻度

秋~春(最適期以外の時期も、鉢植えの場合は、根を崩さずに植え付ければ、年間を通して移植は可能です。)寒い地域は凍結防止のため、春植えをお勧めします。

鉢植えは根詰まりを避けるために、数年に一回植え替えをします。根詰まりすると水切れしやすくなり、成長がそもそも遅いのに生育が止まります。

用土

アルカリ性の土を好みます。ただし中性であれば十分です。一般的な培養土なら中性に調節してあるので、鉢植えの場合は一般的な花と野菜の培養土でもいい。

盆栽にするなら盆栽の土か赤玉土(中粒)に半量程度の完熟腐葉土を入れてください。
自然な雨に当たっていると土が酸性になるが、それで枯れてしまうには10年とか20年とか長期間かかる。心配ならば、土壌成分計でpHをチェックして、弱酸性に傾いていたら苦土石灰をまくといいです。

鉢植え

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやって完成です。

植え替え後は1週間ほどは日陰で養生させてから、通常の管理場所に戻します。

植え替えるのであれば、鉢から株を取り出して、土を3分の1ほど落として、根が病気になったり、根詰まりしたり、悪くなったりしているようであればきれいなカッターナイフで悪くなっている部分…変色して黒くなった根を切り取って、二日ほど日陰で乾燥させてから一回り大きな鉢に植え替えてください。特に根をいじらない場合は、年中植え替えが可能です。

庭植えにすれば1m〜2mに育ちます。

庭植え

根鉢の二倍の深さの穴を掘って掘り出した土に、苦土石灰を混ぜて土を中和しておきます。中和は1週間〜10日かかりますので、反応があらかた終わってから、堆肥か腐葉土を2割か3割足して、混ぜて、用土とします。排水のよい肥沃な用土を好みますので、水はけが悪いのであれば、軽石小粒・川砂・パーライトなどを混ぜてください。

穴に用土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、しっかりと水をやって完成です。

挿し木で増やす

挿木の適期は6月~8月です。

挿し木にはその年に伸びた新しい枝を使いましょう。 先端から10㎝程度の長さに切り、水揚げしてから土を入れた挿し木用の鉢に挿して下さい。

明るい日陰にて水を与えながら乾燥しないように管理していると、1か月ほどで発根します。発根して、葉が動き始めたら鉢に植え付け、通常の管理をしていきます。

管理場所

耐陰性があり、日当たりの良いところでも育ちますが、半日陰くらいなら問題なく育ちます。庭植えにするなら日当たり〜半日陰の場所に植えましょう。夏の暑さ・直射日光には負けません。

夏越し

夏の暑さにも強く、庭植えでは問題ないんですが、鉢植えで管理していると夏は水切れしやすく、水が切れると葉の水分が少なくなっただけ葉焼けしやすくなります。

日当たりだと朝・夕の2回水やりをしても不足するので、夏は半日陰か明るい日陰で管理するといいです。

越冬

耐寒温度マイナス20度まで北海道でも問題なく育ちます。

冬でも屋外で育ちますが、屋内で育てる場合は必ず風通しのよい日向に置きましょう。

また冷暖房の風が直接当たらない場所にて管理してください。

病気・害虫

害虫は特に心配いりませんが、ハマキムシが発生することがありますので、発生したら市販の薬剤を散布して下さい。風通しが悪いとカイガラムシミノムシが発生するときがあります。それぞれの殺虫剤を使って殺虫してください。

由来

くるくると螺旋状に空に向かって伸びることから竜のように見えるためそう呼ばれています。雲龍ツゲはイヌツゲの変異したものです。ちなみにイヌツゲはツゲと名前にありますが、葉っぱが似ているだけでツゲ科ではなく、モチノキ科の植物です。
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