マメツゲの育て方
目次
マメツゲの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- マメツゲ
- 科名
- モチノキ科
- 属名
- モチノキ属
- 学名
- Ilex crenata Convexa
- 別名
- 豆柘植、豆犬柘植
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
マメツゲの特徴は?
マメツゲ(豆柘植)は
モチノキ科モチノキ属の常緑
低木の
イヌツゲの品種。葉っぱが丸く、豆のようにプックリと膨らんでいることからマメツゲと呼ばれています。イヌツゲと同様に「
ツゲ」と名前にありますが、ツゲに似ているだけで全く別の種類の植物です。
イヌツゲと同じで春に開花して、秋(10月ごろ)に黒く熟します。この種を取りまきすると、通常のイヌツゲが生えてきます。全体を丸く刈り込んで、数珠繋ぎに仕立て玉作りにすることが多いです。
樹高1m
スポンサーリンク
水やり
庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。夏などの乾燥時期にあまりに乾燥していたら
水やりをする程度ですが、マメツゲは乾燥すると落葉するので、水切れしないようにしましょう。冬も自然に降る雨だけでいいです。
また、植え付けして2年は根が張っていないために、庭植えでも水切れしやすく、葉先から枯れ込んできます。植え付けて2年以内は庭植えでも様子を見て水やりをする。特に植え付けて最初の夏は注意して水やりをしましょう。
肥料
肥沃な土を好み、
肥料が不足すると寒さで落葉することもあります。
2月に寒肥として緩効性化成肥料か
油粕をやる。化成肥料であれば、周囲にまきます。油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。このとき、
堆肥や
腐葉土を一緒に埋めておくとよりよいです。同様に7月に追肥します。
アルカリ性の土を好み、アルカリ性の方が葉っぱの色が綺麗です。雨は
弱酸性で放置していると土が弱酸性になっていきますので年に一回、
苦土石灰を株元にやってください。
植え替え・植え付け
時期
春か秋に植え付けをします。というか、真夏と真冬を避ければいいです。
用土
アルカリ土壌を好む(中性なら問題ない)。また肥沃な土を好みます。庭植えの場合は苦土石灰を混ぜて中和した上で、庭土に腐葉土か堆肥を追加して、
用土とします。庭土の
水はけが悪いなら、川砂・
軽石小粒・
パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。
庭植えの手順
庭土を深さ40cm〜50cmほど掘り返し、苦土石灰を1平方mあたり100gほどまいて中和させます。中和には1週間〜10日かかるので、中和反応があらかた終わったら、その土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど追加して、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。
また庭土が粘土質で水はけが悪いのであれば川砂・軽石・パーライトなどを混ぜて水はけをよくしておきます。
穴に半分用土を戻して、苗を株間50cm〜60cmで配置し、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやってください。
管理場所
日当たりか、
半日陰に植え付けます。夏の暑さ、冬の寒さにも強く、防寒も不要です。
剪定・切り戻し
4月〜6月、9月〜10月に整形の
剪定をします。剪定すると、葉っぱが密になり、密になると風通しが悪くなり、病
害虫が発生しやすくなりますので、適度に内部に風が通るように、枝を間引いて風を通すとよりよいです。
株元からヒコバエ(シュート)が伸びてきたら、すぐに切りましょう。
病害虫
アカシマメイガ、
ハダニ・
カイガラムシ・
ハマキムシ・
スス病などが発生します。
スポンサーリンク
関連記事