ワルナスビの育て方?と駆除…とにかく悪いやつ

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ワルナスビの基礎データ

ワルナスビ
科名
ナス科
属名
ナス属
学名
Solanum carolinense
別名
鬼茄子・悪茄子・荒地茄子・野原茄子
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
チャレンジャー
ワルナスビの開花時期…月別スケジュールです。

ワルナスビとは?

ワルナスビはナス科雑草。他の園芸植物を差し置いて繁茂して、他の植物の生育を邪魔します。それだけでなく、茎と葉にはトゲがあり、小さなトマトのような果実はソラニンを含む毒草。日本古来の植物ではなく、北米原産で昭和初期に日本に帰化した。世界的に「厄介者」とされ、韓国では持ち込み禁止。

牧草に意図的ではなく混入して、それが運ばれて広がったらしい。日本ではすべての地域で見られます。

始末が悪いやつ

ワルナスビ:始末が悪いやつ
ワルナスビと呼ばれる所以が、その始末の悪さです。除草剤がききずらく、地下茎で横へ横へと茂り、土中で根が切れると、切れ端からそれぞれ芽吹いて、前よりも株が増えてしまいます。とにかく駆除が難しい。また、他のナス科と連作障害を起こすため、ナス科の植物の生育を阻害する。害虫を呼び寄せるなどとんでもなく悪いやつ。

ナス科特有の星型のかわいらしい花。しかし、とにかく悪いやつです。植えた覚えも無いのにこんな植物が生えてきたら駆除しましょう。

ワルナスビの駆除について

除草剤で!

ワルナスビは除草剤が効きづらいですが、グリホサート系除草剤で抑えることは可能。グリホサートは葉っぱに塗ると、その植物を枯らすことができ、土中に入ると微生物に分解されて、目的の植物以外は枯らさないで済むという非常に便利な除草剤です。
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草取り?

除草剤を使いたくない場合はコマメに草取りしかありません。コマメに抜けば徐々に少なくはなってきますが、かなり厳しく、長期戦になることは覚悟してください。基本的には除草剤を使いつつ、草取りだと思ってください。

引っこ抜く場合、画像のようにワルナスビにはトゲがついています。ゴム手袋をして引っこ抜くようにします。かなり分厚いものを使いましょう。
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土を掘り返すと切れた根からそれぞれ芽が出て余計に茂ってしまいます。引っこ抜いても根は残りますが、長く続けていくと徐々に消えていきます。でも、かなり大変です。

水やり

水をやらなくても勝手に育つ。育てたくないのに。

肥料

肥料などやらなくても育つ。

植え付け・植えかえ・種蒔き

地下茎を伸ばし、栄養繁殖で増える。
ワルナスビの問題として「連作障害」がある。ワルナスビが連作障害を起こすのではなく、ナス科のワルナスビが育つことによって、2年か3年はそこの土にナス科の植物を植えると生育不良を起こす。園芸植物にナス科は多いのでかなりの痛手。

管理場所・日当たり

ワルナスビは日光を好むのですが、耐陰性もあり、多少の日陰でも枯れません。

ニジュウヤホシテントウ

ワルナスビ:ニジュウヤホシテントウ
ニジュウヤホシテントウというテントウムシをご存知でしょうか? このテントウムシは別名「テントウムシダマシ」と呼ばれます。通常のテントウムシは害虫(アブラムシ)を食べる益虫なのですが、このテントウムシはナス科の植物を食べる害虫で、ワルナスビを食べるだけならいいのですが、ワルナスビで数を増やしたニジュウヤホシテントウが他のナス科の植物を食べるという二次災害が起きることもワルナスビが嫌われる理由の一つです。

最後に…

とにかくワルナスビは悪いやつです。この悪質な性質を利用した「ワルナスビテロ」なんて言葉もあります。
まずは駆除しましょう。駆除のための基礎知識は以下のページも、参考にしてください。
その他の雑草については以下のページを参考にしてください。
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