除草して防草シートを敷こう!

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除草・防草のまとめ

除草・防草のまとめ:除草・防草のまとめ
このページではガーデニングで一つの問題になる「除草・防草」についてのまとめをしています。
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最初にまとめ

●一般家庭で庭の雑草のメンテナンスを減らしたい場合は防草シートが無難。防草シートの上に砂利などを敷けば見た目にもよい。ただしシートは経年劣化し定期的に取り替えることになる。それでも手で抜くよりずっと楽。
●日本の雑草は酸性を好むので、石灰を土に混ぜ込んで中和すると生えにくくなる(生えにくいだけで生えないわけじゃない)。
●面積が広い場合は除草剤で枯らすのも手。一面に散布するのではなく「取り除きたい雑草にだけ塗る」ことで目当ての雑草だけを枯らすというのもある(グリホサート系…ラウンドアップなど)。
●刈った雑草から堆肥を作ることも可能。園芸で堆肥を使う人はどうぞ。ちゃんと発酵させれば大丈夫。

防草の手順

日本の自然は豊かで、雑草の種類も多岐にわたります。外国(特に欧米)では、雑草が生えにくいとされていますが、日本では風や鳥、隣家からの侵入などにより、雑草が簡単に広がります。

その雑草対策で最も効果があり、定番なのが「防草シート」です。

まず除草剤で除草する

まずは除草剤で除草します。除草してから防草シートを敷きます。

その除草剤として定番なのがグリホサート系です。権利が切れてジェネリック系のお安いものがよく出回っているのでこれ(サンフーロンなど)を使うといいです。グリホサート系は葉っぱに付着するだけで枯らし、土のは残らないという性質があります。
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現在、世界ではグリホサート系の除草剤が禁止されつつありますが、日本ではまだ合法です。雑草が広範囲に生えている場合は、除草剤を使うことが効果的です。特にグリホサート系を使用すると、地下茎で広がる「しつこいタイプ」を根絶し、後は種子が飛んで広がるタイプだけになります。

除草剤はマスクを着用するなどして安全に使用しましょう。広範囲に使うなら噴霧器を使って雑草にかけて枯らします。噴霧は理想的には秋に行い、枯れてから冬の間に防草シートを敷きます。

ペットがいる場合は避けたい

グリホサートは人間や動物に影響はないとも言われますが、発がん性の疑いもあります。犬猫は草を食べることがあるので、できればペットがいる場合は除草剤は使わずに、草刈り・草取りで除草したいです。

防草シートを敷く

除草・防草のまとめ:防草シートを敷く
防草シートを敷くと雑草はほとんど生えなくなる。シートは敷きっぱなし。ただ、まずは防草シートをする前に除草剤で雑草を駆除する。じゃないとチガヤなどが生えてきてシートを突き刺してしまいます。

除草剤で雑草を駆除した上で、冬(12月から2月)のうちに枯草を取り除き、防草シートを敷いておくと春以降にするより楽。防草シートの上におしゃれな石を置くと防草シートは見えなくなって雑草が生えずに見た目もかっこいい。

ホームセンターや100円均一の防草シートは突き破って雑草が生えてくることがある。100円均一じゃなくても安いシートは突き破りやすい。二、三年である程度の確率でなる。デュポン社のザバーン240などは分厚くて、劣化しづらので、多少値が張ってもこちらを購入するといいです。
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防草シートは固定ピンがあるのでこれを金槌で叩いて嵌め込んで、ガッチリ固定します。これで完成です。見た目を気にするなら砂利やバークチップを敷くとかっこいいですよ。
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防草シートは水を通す

防草シートは水は通す。シートの上に水が溜まって蚊が湧いたりはしない。

見た目なんてどうでもいい場所で雑草が生えて欲しくないならゴムシートを置くのもあり。ただし場所によっては夏にシートのたわみに水が溜まって蚊がわきます。合板・ベニヤは腐るしキノコが生える。やっぱり防草シートです。

シートの下は虫の天国

ただしシートの下にヤスデ・ワラジムシ・コウガイビル・ナメクジダンゴムシなどが住む(地上からは見えないから気にしないでもいいけど)。結局、その虫を駆除するのに薬剤を散布することになります。

泥はねを防止できる

防草シートをすると泥ハネがなくなる。するとバラの黒星病などの発生を著しく抑えることができる。

数年に一回は張り替える

いずれは防草シートの上に土が溜まって、そこに根を張って生えるようになるし、紫外線により劣化し、いずれは雑草が突き破ってくる。綺麗に保つには数年に一回は張り直さなくちゃいけない。

安いシートだと頻繁に変えなくちゃいけないので、よいものを使いましょう。例えば耐久5年、耐久10年だとその間は草取り不要なわけで、時間を買うと考えればそう高い買い物でもないはずです。

ちなみに防草シートの上に砂利を敷いた場合は、一旦砂利を麻袋などに入れて、置いておいて、張り替えて戻せばいいです。

防草シート以外の方法

防草砂

除草・防草のまとめ:防草砂
防草砂で固めるのも。防草砂というのは水で固まる砂のことで、庭の雑草対策で使われることが増えている。水をやると固まってしまいますので、雑草が抑えられる。面積が広いと結構お金がかかる上に、数年後には劣化して隙間ができて雑草が生えてくる。そうなると逆に雑草が抜きにくくなる。

面積によってはコンクリートを流し込んだ方が安いこともある。考えている人は一度業者に相談してみるといい。

コンクリ

コンクリで固めるというのもある。コンクリを割って芽を出してくることがあるが、割れ目の周辺をちょっと砕いて新たなセメントで補修していく。それなりの覚悟がないと無理。

砂利などでマルチング

バーグ・砂・砂利などでマルチングして雑草を押さえることも可能。これも完全に生えないわけではないので、定期的に隙間から生えていた雑草を抜かなくちゃいけないが、確実に作業量は減るし、見た目も綺麗。

もちろん防草シートの上に砂利を敷いた方がいいですよ。

グランドカバー

グランドカバーになる草…リュウノヒゲクラピアなどを植えることで雑草を抑えられる。あくまで「抑えられる」だけで根絶できるわけではないです。ただ確実に楽になる。

グランドカバーになる植物については以下のページを参考にしてください。

アレロパシー

全然現実的ではないですが…小麦・ライ麦・大麦・レモングラスレモンユーカリ・アカマツ(赤松)・アシ(ヨシ)にはアレロパシー効果があり周囲に雑草が生えなくなる(生えづらくなる)。ただし燕麦(エンバク)や春処理のライ麦にはアレロパシー効果がない(もしくは微弱)ので注意する。

人工芝

人工芝を敷き詰めるというのもあり。ただ、違和感はありあり。
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