チガヤ(茅萱・千萱)の性質と駆除

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チガヤの基礎データ

チガヤ
科名
イネ科
属名
チガヤ属
学名
Imperata cylindrica
別名
千萱、白茅、茅萱
水やり
たまにやる程度
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
チガヤの開花時期…月別スケジュールです。

チガヤ

チガヤは日本全土に自生するイネ科チガヤ属の多年草。春に芽を吹いて、5月〜6月に穂をつけ、その後に綿毛があちこち飛んでいき増えて行く。冬になると基本的に地上部の草は枯れるが、暖かい地域では枯れないで越冬することもあります。

地下茎で広がってもいくため、繁殖力が強く、地下茎で伸びるために抜いてもまた生えてくる。また、アレロパシーで他の植物の生育を阻害するため、

雑草としてはかなり強い部類で世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれ、地域によっては「世界最強の雑草」とも言われる。ただ、草丈は30cm〜80cmと低めで、見た目にもかわいらしいのと、草丈の高いセイタカアワダチソウ・ブタクサに駆逐されることもあるので、印象に残りにくいのかもしれない。でも、頑健な雑草ではあります。

日本ではチガヤには霊的に強いという考えがあって、屋根材・家畜飼料など生活に利用され、尖った葉っぱには魔を避けるという信仰もありました。また、チガヤはサトウキビと近縁ってのもあって、噛むと甘味があり、子供のおやつだったこともあります。

駆除

抜いて駆除する方法

イネ科は根本に成長点があり、そこを切ってしまえば枯れるものですが、地下茎を伸ばして広がるので多少刈っても、抜いても、地下茎がある限りはまた伸びてきます。

また、綿毛で広がるのがとにかく早く、たまに庭植えや街路樹の根元に植えたツツジなどの低めの木がチガヤの綿毛まみれになっていることもあります。なので、綿毛が出る前に地下茎も一緒に掘り上げて処分するのが、広がりを防ぐためには必須。手作業での駆除では最善となります。

除草剤で駆除する

現実的な駆除方法が除草剤です。葉っぱに塗って駆除するグリホサート系(ラウンドアップやサンフーロン)は染み込んで地下茎まで枯らせます。一発では枯れませんし、世界最強の雑草ですから、除草剤が薄いと枯れないので、何回も濃いのを散布する必要があります。噴霧器でかけるのではなくて、ハケで塗ればいいです。
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除草したらシートを貼る

除草して枯れたら、枯れ草を取り除いて、シートを貼ります。シートを突き破って出てくることもありますが、それでもシートをした方が次の繁茂は避けられます。
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最後に…

チガヤ以外の雑草や雑草じゃないけど、植えると大変なものなどをまとめたページがありますので、よければチェックしてください。
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