ミスカンサスの基礎データ
科名 | イネ科 |
属名 | ススキ属 |
学名 | Miscanthus sinensis |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ミスカンサスの特徴は?
ミスカンサスはイネ科ススキ属の宿根草のススキのこと。学名が「ミスカンサス・シネンシス(Miscanthus sinensis)」なことから「ミスカンサス(ミスキャンタスやミスカンタスなど)」と呼ばれる。ススキの中でも斑入りのものや、色合いが変わっているものを「ミスカンサス」として流通させています。穂も魅力的ですが基本的にカラーリーフ。ススキやカヤやパンパスの仲間で、種類によってはかなり大きく育つため、品種をよく見て購入しましょう。日光にも乾燥にも強い頑健な植物で、初心者向け。日向に植えるとあとは植えっぱなしですね。
ミスカンサスは本来イネ科の植物ですが、見た目の似ている植物はミスカンサスとして流通しています。斑入りの龍の髭や斑入りヤブランが混同して流通します(実際、見分けがつかないくらいに似ています)。
ユリ科ジャノヒゲ属ならばリュウノヒゲを参考にしてください。別名に斑入りヤブランとあったらヤブランを参考にしてください。育て方はあまり変わらないですが、大きさが全然違い、リュウノヒゲやヤブランやカレックスの方が一般家庭には現実的な大きさです。
ミスカンサスの仲間
ミスカンサス・シネンシス・ヤクシマドワーフ…草丈が50cm横幅50cmの小型の品種で、葉も細い。水捌けの悪い場所で根腐れを起こす。ミスカンサス・コスモポリタン…大型で高さ150cm〜200cm、横幅100cmになる。葉っぱの縁に白い斑入りの品種。
ミスカンサス・モーニングライト…高さ1m、横幅1m。葉っぱが細く繊細な印象を受ける。穂が若干ピンク色で人気の品種。
ミスカンサス・シネンシス・ゼブリヌス…大型で高さ150cm〜200cm、横幅60cm〜80cmになる。葉っぱに黄色い縞模様がはいる。ほぼほぼススキ。
ミスカンサス・シネンシス・プルプラセレス…大型で高さ150cm〜200cm、横幅60cm〜80cmになる。秋になると紅葉してオレンジ色になる。
水やり
鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をしっかりとやってください。土が濡れているうちは水を控えて下さい。とはいえ乾燥にも過湿にも比較的強い植物です。庭植えにした場合は、一旦根づけば、自然の雨だけでほぼ大丈夫。
肥料
庭植えの場合は肥料は不要。鉢植えならば様子を見て、液体肥料を生育時期の春から秋にやるといいです。肥料が多いと生育が逆に悪くなる植物なので、基本的には不要。植え付け
時期
理想的には地上部が枯れている2月〜3月ですが、それ以降もいつ植えてもあまり変わりはありません。用土
土質を選びません。市販されている花と野菜の培養土で植えます。鉢植えも可能で、矮性種を鉢植えにすることがありますが、基本的には庭植えにします。鉢植え
できるだけ大きな鉢に植え付けます。矮性種でも10号鉢が最低限。できれば12号鉢や16号鉢などがよいです。鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための鉢底石(軽石)を2cm敷きます。その上に用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
庭植えの手順
植え付けの1週間前に、深さ30cmを掘り返して、庭土に腐葉土か堆肥を2割〜3割を追加して、用土とします。1週間して馴染んだら、苗を植え付けます。ミスカンサスの根の土を少しほぐした方が良く馴染みます。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます。斑入り品種は日光が少ないと斑がぼやけてきて、最後は黄色く変色して枯れ混みます。暑さ、寒さには非常に強いです。耐寒温度はマイナス10度くらい。土が凍結しても枯れることはないです。夏の暑さには非常に強い。
特徴・由来・伝承
ミスカンサスはイネ科ススキ属の学名「Miscanthus」のこと。同じように見えても、斑入りのヤブラン(リリオペ:Liriope muscari)や、斑入りタイプのリュウノヒゲ(オフィオポゴン:Ophiopogon japonicus )や斑入りのベアグラス(カレックス:Carex oshimensis)だったり――これら全てが販売するときにはなぜかミスカンサスの名前になっていることが非常に多いのです。ネットで販売している「ミスカンサス」もよく調べてから買うようにしましょう。
バイオマス燃料として注目
葉っぱからバイオマス燃料を作ることが出来るので、現在注目が集まっています。といってもジャイアントミスカンサスというススキとオギの雑種で、本種とはちょっと違います。
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