ワルナスビテロ
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ワルナスビテロ
このページではネット上で語られる、外来種の
ワルナスビを利用した嫌がらせ「ワルナスビテロ」についてまとめています。実際のテロや嫌がらせではなくて、ワルナスビが意図せず繁殖してしまったって意味の、ネットミームです。
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ワルナスビの危険性
根の切れ端からでも繁殖する
ナス科の植物、ワルナスビは異常に繁殖力が強く、引っこ抜いても、根が生きていれば復活します。また根がちぎれるとちぎれた分だけ株が増えて繁殖するために、可能な限り、ちぎれないように抜き、かつ根気強く抜かないといけません。
他の植物を駆逐する
ワルナスビはその強い繁殖力で、他の植物を駆逐します。庭に侵入すると、庭植えしている植物が追いやられることがあります。
連作障害
ワルナスビなどナス科植物は
連作障害を起こします。ナス科を植えると2、3年はそこにナス科を植えても生育不良で育ちません。ということはワルナスビが生えるとそこの土にはナス科植物は育ちづらくなるってことです。園芸植物や野菜にはナス科植物が多いので、ワルナスビが生えるのはとても困るのです。
実に毒
ワルナスビは小さな
トマトのような実をつけ、それを食べた鳥が糞をして繁殖範囲を広げるために、植えた覚えなどなくても庭に生えてくることがあり、見つけ次第対処しないと厄介。その実には毒性があり人間には食用にならない。食べる人はいないと思いますが。
ニジュウヤホシテントウ
ナス科の葉っぱしか食べない「
ニジュウヤホシテントウ」という「草食
テントウムシ」がいます。テントウムシは普通は肉食で、
アブラムシなどの
害虫を食べてくれるのですが、ニジュウヤホシテントウだけは草食。つまり害虫。これを呼び寄せるのもワルナスビのダメなところで、ワルナスビがこの害虫を呼び寄せて、庭の中の他のナス科植物が被害を受けるという二次被害もあります。
トゲがある!
ワルナスビにトゲがあって、このトゲが結構「大きい」のです。引っこぬくにも大変。ワルナスビを引っこ抜こうとすると、手に刺さります。そこでゴム手袋をして取り除くのですが、素材が薄いと突き破って手に刺さるほどです。引っこ抜く場合は、分厚いものを使用しましょう。
ワルナスビによるテロ?
ワルナスビテロはそんなワルナスビを嫌いな人の家に投げ込むという意味のネットスラング。非常に迷惑なので絶対にしないでください。このスラングのせいでうちのサイトの「
ワルナスビ」ページはまぁまぁの人気ページに。同様の言葉に「
ミントテロ」「
ドクダミテロ」というのがあります。
ミントテロでは
ミントの切れ端を土に投げていると、しばらくしてそこにミントが群生していたってことがあるんですね。ミントは土に投げているだけで発根して増えるんです。ワルナスビはどーかっていうと、近い性質があるんですが、ミントテロほど一般的じゃないんですね。
なんでかというと・・・
ワルナスビテロは自爆テロ
ミントは地下茎で伸びて、
種子を飛ばして、徐々に群生範囲を広げるだけなんですが、ワルナスビは実を食べた鳥が運ぶという性質があるので、近所にワルナスビが生えるということは、近いうちに自分の庭にも生えることになる。近所への嫌がらせで自分の首を絞めることになるからワルナスビテロは普通はやらない。
ミントテロも実際にイヤガラセとしてやっているんじゃなくて、ミントが意図せず繁殖したことを「ミントテロ」と言ってるだけなんですよね。
たまにブログで
プランターでワルナスビを育ててみた!って人がいるんですが、実を鳥が食べて広がる以上は、プランター管理であっても、他の人の庭に害が及ぶ可能性は高い。やめましょう。
生えてしまったら…
意図せず生えてしまったら、グリホサート系
除草剤(ラウンドアップなど)を繰り返し散布して抑えていきましょう。グリホサートは葉っぱに付着すると、その植物だけを枯らし、土中では微生物に分解されてしまい、他の植物には影響がありません。
その他のワルナスビの性質や駆除の詳細は
を参考にしてください。
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