ミミズ…有機物の分解者でガーデニングでは益虫

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ミミズ

ここではガーデニングに関連する「ミミズ」に関する事象を集めています。

ミミズは雌雄同体で、雄も雌も無いというよりは、個々のミミズが雄と雌の性質を両方持っていて、二匹のミミズが精子を交換して、卵を産みます。卵は卵包に包まれていて、栄養成分も入っています。冬は卵で越冬することが多いです。

ちなみにゴカイのように、切ったら、切っただけ増える。ということはなく、例えば真っ二つにした場合、頭のほうだけ辛うじて生き残る。

ミミズは落ち葉など有機物を食べて分解する「分解者」であり、基本的には益虫です。根を食べることもありません。よく、「ミミズが住む土は良い土」と言います。といっても、ウジャウジャと住んでいるのではなくて、1平方mに数匹とかその程度のことです。ミミズを庭に投じれば、土壌が改良される――ということはないです。ミミズは腐ったものを分解するもの。落ち葉や有機物→腐る→ミミズが分解→土をほぐす…という循環の中に居るだけ。ただこの循環は健康的な循環だからミミズがいる土は良い土。

ちなみにミミズを食べにモグラを呼び寄せることがあります。ミミズがピートモスを分解して、結果、植物が根腐れなど起こして枯れるということもあるように、まれに問題を引き起こしますが、基本的には益虫です。
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シマミミズ

ミミズ:シマミミズ
シマミミズは、黄色い縞模様が目立つ種類のミミズです。このミミズは、コンポスト堆肥)に向いています。彼らは土の中に入り込むことなく、コンポストの中で生きています。そのため、庭の土をほぐすことはできませんが、コンポスト内で落ち葉や野菜の廃棄物を分解するのには適し、主に生ごみ・糞尿などの腐食物を好みます。

シマミミズは、自分自身の体重の半分の分解物を1日で食べることができます。一般的な4人家族の1日の生ゴミの平均は約700グラムであるため、コンポストに必要なシマミミズの量は約1400グラムです。

シマミミズは、冬眠して数年生きることができます。ただし、野菜や落ち葉が発酵する熱があれば、冬眠せずに活動し、寒さで死ぬこともあります。しかし、卵を産んでいれば、春になるとまた生まれます。卵からは数匹のシマミミズが生まれます。彼らは暖かい時期に食べ物を分解するのに最適で、繁殖力も高くなります。
●似たようなアカミミズは縞々がぼやけています。
サクラミミズと勘違いしている人が多い。サクラミミズは土中に住むので、コンポストに突っ込んでいると逃げる。
●シマミミズは釣り餌として売っています。夫の趣味が釣り、奥さんの趣味がガーデニングの場合、ミミズのコンポストを作ることで、釣り餌と堆肥の両方を得られて一石二鳥ですよ。

ドバミミズ(フトミミズ)

ドバミミズ(フトミミズ)は体がぬらぬらと光り、大きいものは30cmにも釣り餌として人気があり、ウナギやヤマメなどの淡水肉食魚は好物。ところが、シマミミズに比べると繁殖力は弱く、結構気難しい性質で、環境が合わないといつのまにか、いなくなるため、人工繁殖が難しく、釣具屋さんでは売ってない。そこで釣り師は公園の石をひっくり返して探します。雨の日に地面をドンドンと踏むと出てくることがあります。

コンポストに向いていないが、落ち葉や堆肥などを食べて、地中に潜って排泄することから、庭の土壌改良目的では非常に有益。
●寿命は1年。冬までには死に、冬は卵で越す。
●食べたものによって、色が変わる。中身が透けて見えるため。

その他ミミズ

ミミズ:その他ミミズ
シーボルトミミズ(カンタロウ)
青いミミズで、超でかい。イノシシが食べる。ウナギの釣り餌にも。一目で分かるほど青い。

サクラミミズ・アカミミズ
大きさや色合いがシマミミズに近いですが、土中で生活するもの。フトミミズと同じように土をほぐします。サクラミミズは稲の根元に糞の塊を残し、それが収穫のときにコンバインの刃をいためることから、害虫とされます。

コウガイビル
頭がトンカチというか矢印というか変な形の細長いミミズっぽいもの。ミミズじゃなく、ヒルの仲間でもありません。血は吸いません。プラナリアの仲間です。ただミミズを食べるし、千切ったら千切った分だけ個体が増える。コウガイビルが大量発生して京都ではミミズがほぼ全滅したことがある。葉を食害するナメクジカタツムリを食べるので、ガーデニングでは益虫と考える場合も。

雑記

●ミミズは柑橘系を嫌う。ただ腐ったら関係なく食べるので、気にしないでもいい。
●細くて小さいヒメミミズはシマミミズよりも、厳しい環境でもよく繁殖する。だけどもヒメミミズが増えるということは、発酵ではなく単に腐っているから。腐敗すると水でビシャビシャになって臭い。
●腐ったダンボールも食う。有機物は何でも食べる。
●ムカデ、アリ、コウガイビル、鳥、イノシシ、オケラなどの肉食虫――非常に多くの動物がミミズを餌にしています。
●生ゴミを良く食べるが、腐敗して水っぽくなりやすいので、紙やダンボールを混ぜるとよい。
マメ科イネ科の植物が植わった土を好む。

昔、ハンバーガーの肉にミミズを使っているという噂があった。

実際に食用ミミズというものは存在するものの、実は手間の掛かる高級食材で、ミミズを材料にハンバーガーを作ると非常に高価になる。ミミズは栄養価やコレストロールなどの観点からいうと、牛肉より健康に良い。肉をミンチにしたときの隠語が「ミミズ」だったというのがこの噂の元ネタだったんじゃないかと言われています。

最後に…

ミミズって見た目は不快かもしれませんが、ガーデニングには益虫なんですよね。もっとミミズを活用したい!ミミズに分解してもらうコンポストで堆肥を作りたい!と思ったら
を参考にしてください。
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雑学
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