モグラの性質と駆除方法のまとめ

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概要

ガーデニング・農業におけるモグラは害獣です。モグラはミミズなどを食べるのであって、植物を食べる訳ではありませんが、穴を掘るために、庭・畑がボコボコになるだけでなく、穴を掘るついでに植物の根を傷つけて、結果、生育不良を起こしたり、土の保水力を下げたり、堀った穴にネズミが住み着き(モグラがいなくなった後も)、作物を食べるなど、意外と迷惑なやつです。

このページではモグラの性質と駆除・予防方法をまとめています。
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最初にまとめ

●トンネルには本線と支線があり、支線にはモグラは通らないので、忌避剤などを使用するなら本線じゃないと意味がない。
●自分と同じ体重くらい毎日食べなくちゃいけないため、餌を取るためのトンネルを掘りまくる。早めに対処しないと本線が分からなくなる。
●忌避剤も音波も音も捕獲器も本線を理解していないといけない。
●ガムを置いていると食べて、消化不良を起こして死んでしまう、とされるが確率は低い。

性質

モグラは穴を掘って「住処」を作る。そのトンネルを掘って余った土を地上に出したものが「モグラ塚」になる。庭にボコっと出来た盛り土のことです。よって塚の真下にトンネルがあります。

穴を掘ると土が減る。モグラは土を食べていないが、モグラ塚から土を出している。なので、穴を掘ったところの土は減り、凸凹になってしまう。庭がボコボコになるのです。

モグラの穴は全長300mになることもあり、その土はどこからか排出されなくてはいけない。仮に庭に塚は見られなくても他の場所に塚がある。

春に子供を4匹か5匹ほど産むために、放置していると穴ぼこだらけになる。ただし範囲内に1匹しか存在できない。大量にミミズを食べるせいで1匹しか生存できないため。庭にモグラが二、三匹いる!ってことはない。

モグラは目が退化しているんですが、臭覚と聴覚が敏感で、これを利用して追い出します。それが、モグラ忌避剤や音波・振動グッズです。
●毎日、自分の重さと同じだけの虫を食べないと餓死する。よって、死に物狂いで食事のための穴を掘る。
●有機物(腐葉土堆肥)が豊かな場所にミミズが増え、ミミズが増えるとやってくる。有機物の少ない痩せた土地にはモグラはやってこない。つまり、モグラがやってくるのはあなたの庭が「優れている」からでもあるんです。

忌避・駆除の方法

忌避剤

モグラは匂いに敏感なので、匂いがするものをまいて追い出す。トンネルには「本線」と「支線」があって、本線は水飲み場・貯蔵庫・休憩室などを繋いでいて頻繁に使う。支線は餌を取るために掘った穴で全然使っていない(一回しか使っていないトンネルです)。なので本線に忌避剤をまかないと意味がない。塚の全てに忌避剤を入れるようにする。
●忌避剤ではなく、木炭・竹炭・木酢液や正露丸など匂いの強いものならいい。まずは正露丸で試してみるといいです。カメムシを穴に放り込む人もいる(これなら無料だ)。
●忌避剤にしても、木酢液にしても、匂いは永遠に残らないため、匂いがなくなると帰ってくる。帰ってきたらまた追い出すしかない。
●本線は支線に比べて、よく通るためにトンネルの壁が硬い。深さ30cmくらいの位置にある。建物の近くに本線を作る傾向がある。あくまで傾向だけど。

モグラ忌避剤
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ペットボトル風車

モグラは音に敏感なので、振動を土の中に伝える風車を立てることで居なくなる。が、効果がある範囲は狭いし、モグラが音に慣れて効果がない(しばらくすると戻ってくる)。一時的な効果しかないとされる。

モグラ避け音波

追い出す音波を出す機械を土の中に埋める。これも本線の近くにやらないと意味がない。ソーラーパネルとバッテリーがついていて夜でも動いて、効果がある。価格も安くなっているので使いやすい。
モグラ避け音波
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捕獲器

捕獲器も忌避剤と同様にトンネルの本線に設置しないと意味がない。それに設置に許可がいる(絶滅危惧種のモグラがいるので)。許可をとるのが面倒ならば、業者に捕獲の依頼をすると、その手間は省けます。もちろん、依頼料がかかるのですが。
モグラ捕獲機
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ヒガンバナ(彼岸花)

彼岸花を植えると寄り付かなくなる…という話もある。彼岸花の毒がモグラを寄せないとか、彼岸花の毒がミミズを寄せないため、モグラもよらなくなるとかなんとか。実際に植えた人によると「目に見える効果は感じられない」のだそうです。

トタン板

これは予防策。モグラは地下30cmから50cmくらいに穴を掘るので、庭の周囲に深さ50cmまでトタン板を張り巡らせて「庭に進入できない」ようにする。庭が狭いなら可能だが、現実的ではない。

ちなみにトタン板を埋めると、キッチリと迂回して庭に侵入してくる。なので完全に周囲を囲まないとだめです。
トタン板
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フルーツガム

ガムをモグラが食べると消化不良を起こして餓死して死んでしまう。フルーツ味のガムを穴にまいておくと食べて死ぬ。これも本線にまくようにする。ガムに人の匂いがつくと食べないので、匂いがつかないようにガムを取り出して、まくようにする(ガムに触らないで、購入したばかりのガムをまく)。

ただし、モグラがガムを食べる確率は低いとされる。それでも数百円で試せる対策なのでやってみて損はないと思う。また、フルーツガムはネズミが食べることで同様の効果があるので、モグラが去った後に住むネズミ対策にはなります。
フルーツガム
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本線(本道)について

本線が分からないと上記の方法は意味がない場合が多い。そこで本線の特徴をまとめておきます。
トンネル
トンネルを掘ると、トンネルのところが盛り上がり、ヒビが入った部分が現れる。また、トンネルを掘って余った土を地上に掘り出したところが「モグラ塚」となる。なのでヒビや盛り上がりやモグラ塚の近くにトンネル(本線か支線)がある。

本線は修理する
モグラにとって本線は「生活スペース」なので、壊れると修理する。支線は一度しか使わない場合が多いので修理しない。なので、モグラ塚などからトンネルを発見したら、まずは壊してみる。
翌日か翌々日までに修理されていたら、そのトンネルは「本道」。修理されなかったら支線。支線には忌避剤などの対策法をしても意味がない。

深さ
深さ20cmから30cmが多いとされるが、もっと深い場所に掘ることもある。これはミミズの位置によるっぽい。
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