目次
ラズベリー・ブラックベリーの剪定

まとめ
●冬に去年の夏に結実した枝を根元から切る(ただし二季なり品種は秋にも実がなっていて、来年の夏にも実がなるので、間違えて切らないように)。
●冬に去年の春以降に伸びたヒコバエ(シュート)を整理する。摘芯もすることで、来年の収穫が増える。
●冬にラズベリーは支柱をして、ブラックベリーはフェンスなどに誘引する。
●冬に去年の夏に結実した枝を根元から切る(ただし二季なり品種は秋にも実がなっていて、来年の夏にも実がなるので、間違えて切らないように)。
●冬に去年の春以降に伸びたヒコバエ(シュート)を整理する。摘芯もすることで、来年の収穫が増える。
●冬にラズベリーは支柱をして、ブラックベリーはフェンスなどに誘引する。
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冬・二月の剪定…去年の枝を切る

●ただし二季なり品種の場合は前の秋に一回、実がなっていますので、注意してください。
●夏に実がなった枝は枯れて茶色になります。ヒコバエは緑色です。一目瞭然です。
●夏に実がなった枝は枯れて茶色になります。ヒコバエは緑色です。一目瞭然です。
冬・二月の剪定…ひこばえの整理と摘芯

ひこばえの整理
前の春から夏にかけて生育したヒコバエ(シュート)…根元からシュッと伸びてきた枝に、次の夏に実がなります。ちなみに、二季なり品種の場合は、ついこの間の秋に一度…実がなっているかもしれません。そのヒコバエが密生しないように整理します。重なっているヒコバエを切り落とし、この時点で間引くようにします。ヒコバエ(シュート)は一株あたり、ラズベリーもブラックベリーも最大で15本程度がいいでしょう。
ヒコバエの摘芯
冬にヒコバエを切り戻すことで、脇芽を出させます。脇芽が出た方がたくさん収穫できるからです。枝別れてしているヒコバエは枝先から「芽」を3個から5個を残すようにして切り戻します。枝分かれしていないヒコバエは株元から30センチから40センチほど残して切り詰めます。
●ラズベリー・ブラックベリーは「花芽」と「葉芽」の区別がつきません。全体の枝先に実がなるので、区別せず適当に剪定してしまいます。
●ラズベリーは自立しますが、幹が弱いので支柱をしておきます。
●ブラックベリーは自立できませんから、フェンスになどに絡ませるよう、誘引しましょう。誘引しないと地べたを這って、結実しても土にあたって、すぐに傷んでカビてしまいます。必ず誘引しましょう。
●ラズベリーは自立しますが、幹が弱いので支柱をしておきます。
●ブラックベリーは自立できませんから、フェンスになどに絡ませるよう、誘引しましょう。誘引しないと地べたを這って、結実しても土にあたって、すぐに傷んでカビてしまいます。必ず誘引しましょう。
夏以降のこと
夏の様子夏になると、去年伸びて冬に整理したヒコバエに実がなります。一方で株元からは新しいヒコバエ(シュート)が見えているはずです。このヒコバエが来年、結実します。もちろん、この時点では株元のヒコバエには結実していません。
秋の様子
夏に結実しても収穫した後に、二季なりの品種の場合は、春以降に伸びたヒコバエ(シュート)に実がなります。もちろん、冬を越して夏になるともう一回、実がなりますので「いっかい実がなったから!」と根元から切ってしまわないようにしてください。
わかりやすいので、この時点(秋)で夏に結実した枝を株元から剪定してしまっても構いません。
このサイクルと毎年繰り返します。
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