バビアナの育て方
目次
バビアナとは?管理場所水やり肥料植え替え・植え付け花ガラ摘み病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- バビアナ
- 科名
- アヤメ科
- 属名
- ホザキアヤメ属
- 学名
- Babiana stricta
- 別名
- ホザキアヤメ
- 耐寒
- 0度〜マイナス5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
スポンサーリンク
バビアナとは?
バビアナは
アヤメ科ホザキアヤメ属(バビアナ属)の南アフリカ原産の
球根植物です。バビアナは全体で90種以上あり、このうち日本ではバビアナ・ストリクタ(Babiana stricta)を基にした種が流通しています。このページでは主にストリクタの栽培についてまとめています。
秋に球根を植え付け、越冬して春に開花し、夏までに暑さで枯れて休眠します。秋になるとまた芽吹いて…というサイクルを繰り返します。バビアナという名前は「ヒヒ」からきていて、球根がヒヒに食べられることが由来。対応するために球根は地下深くに入り込むように進化しています。
草丈20cm〜40cm
種と耐寒
バビアナと名付いて流通しているものに、ドレゲイとレイポルディ(5度以上)、セデルベルゲンシス(0度前後)、リンゲンス(0度前後)、ストリクタ(0度〜マイナス5度)とあるが、この順番でストリクラがもっとも寒さに強いです。
珍しい種を枯らせると凹むので、気をつけましょう。
スポンサーリンク
管理場所
日当たりのよい場所で育てます。耐寒温度は0度〜マイナス5度とされますが、霜に当たると傷みますし、枯れることもあるので、
中間地では霜に当たらない軒下で管理します。もしくは霜除けをします。関東以西であれば霜除けがあれば戸外で十分越冬します。
気温がマイナス5度以下になるならば、室内の日当たりで管理しましょう。
開花後(5月〜)、葉が枯れるまでは日当たりで管理し、高温で葉っぱが枯れてきたら風通しの良い日陰に移動させてもいいです。もしくは掘り上げて秋に植え直します。
水やり
鉢植えならば、土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。夏に地上部が枯れたら、休眠しているので
水やりはしないでいいです。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで十分です。
肥料
植え付け時に元肥として化成
肥料をやり、葉が出てツボミが出るまでの11月〜3月の生育する時期に液体肥料を2週に1回やるか、緩効性固形肥料(化成肥料)を1ヶ月に一回規定量をやります。
花が終わった5月に化成肥料を一回か液体肥料を定期的(2週に一回)にやります。この肥料は球根が太るためのものです。
植え替え・植え付け
時期
最高気温が20度以下になった10月〜11月に球根を植え付けます。
鉢植えであれば、分球して密生して
水はけが悪くなって
根腐れしたり、逆に水もちが悪くなるので、できれば毎年植え替えをします。庭植えでも分球して密生するので、2年か3年に一回は掘り上げて植え直します。
バビアナの球根はヒヒに食べられまいと、地下に潜っていくため、長期間の鉢植え栽培は適していないので、植え替えした方がいいです。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。庭植えの場合は、庭土に腐葉土か
堆肥と、化成肥料を規定量だけ混ぜて
用土とします。
鉢植え
鉢植えの場合は
5号鉢で7球、
7号鉢で12球くらいを目安に植え付けます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(網底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、球根が2cmの深さになるようにし、株間を2cm〜3cmで配置します。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植え
庭植えの場合は、庭土を深さ30cmほど掘り返し、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割入れ、化成肥料を規定量入れて、用土とします。穴に土を戻して、球根を配置します。深さは5cm、株間は5cm〜10cmです。土をかぶせて、最後にしっかりと水をやります。
バビアナはバビアナと他のアヤメ科植物で
連作障害を起こしますので、過去2年か3年ほどアヤメ科を植えていた場所には植えないようにします。バビアナを植え直す場合も以前に植えていた場所とは違うところに植え直しましょう。
掘り上げ
葉っぱが黄色くなって、枯れたら…大体6月上旬〜中旬に掘り上げて、よく洗ってネットに入れて、涼しい日陰で干しておきます。球根に新しい子球根がついているので、分けて秋に植え付けてください。
花後、葉っぱで光合成して球根を太らせているので、葉っぱが黄色くなるまでは掘り上げないでください。
花ガラ摘み
花が下から順に咲いていくので、しぼんだ下の花を取り除くと綺麗に見えます。
病害虫
ほとんど見られません。
スポンサーリンク
関連記事