フェイジョアが横に広がる…剪定で失敗した体験と正しい整え方
目次
フェイジョアは育てやすい?失敗談対策結論スポンサーリンク
フェイジョアは育てやすい?
フェイジョアは「丈夫で育てやすい果樹」として人気があり、庭木として地植えする人も増えています。
ところが実際に育ててみると、枝が四方八方に横へ広がり、通路を塞いだり、隣の植物や外壁に当たったりと、樹形の乱れに悩むケースが少なくありません。さらに、整えようとして
剪定した結果、かえって枝が暴れてしまったり、翌年の花付きや結実に不安を感じたりすることもあります。
フェイジョアが横に広がって困った実体験をもとに、なぜ剪定で失敗が起きやすいのかを振り返ります。そのうえで、
初心者が陥りやすい思い込みや判断ミスを整理し、樹形を整えながら花や実も楽しむための基本的な対策をまとめます。
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失敗談
このお話は実際によくある失敗談をたれ耳うさぎさんで再構成したものです。
ボクがフェイジョアを庭に地植えしたのは、
数年前の春だった。
常緑で丈夫、多少放っておいても育つ果樹だと聞いていたし、シルバーがかった葉もきれいで、庭木としても悪くないと思った。
品種はアポロ。
苗の時点では高さもそれほどなく、
枝も素直に上へ伸びていたから、
「これなら扱いやすいだろう」と
軽く考えていた。
異変というほどではないけれど、
違和感を覚え始めたのは2年目だった。
春に気温が上がり始めた頃から、
新梢が一気に伸び出した。
しかも上ではなく、
横へ横へと広がる。
最初は「元気があっていいな」と
思っていたけれど、
梅雨までには通路にまで枝が張り出し、
隣の鉢植えに触れるようになっていた。
風が吹くたびに葉がこすれ合い、
ガサガサという音がやけに耳についた。
さすがにまずいと思い、
6月の終わり、
花が終わったタイミングで剪定することにした。
伸びすぎた枝先を中心に、
見た目を整えるように短く切った。
切った直後はかなりスッキリして、
「これでしばらく落ち着くだろう」と
安心したのを覚えている。
切り口からにじむ水分と、
青い枝の匂いが強くて、
「ちゃんと手入れしている」
という満足感もあった。
ところが、7月に入って愕然とした。
切った位置のすぐ下から、
勢いのある枝が何本も吹き出してきたのだ。
しかも、元の枝よりも強く、
長く伸びる。
結果的に、剪定前よりも込み合い、
横への広がりも増してしまった。
「え、なんで?」と本気で声が出た。
整えるつもりが、
余計に暴れさせてしまった感覚だった。
さらに追い打ちをかけたのが、
結実への不安だった。
枝を切ったことで、
翌年の
花芽まで落としてしまったのではないか?
という疑念が頭から離れなかった。
切るべきだったのか、
切らない方が良かったのか、
答えが分からないまま、
伸び続ける枝を眺める日が続いた。
庭に出るたびに、
「また広がってる…」とため息が出る。
今振り返ると、
ボクは「短くすれば収まる」という
単純な発想しか持っていなかった。
枝の途中でブツ切りにすれば、
そこから芽が吹くという基本的な性質を、
きちんと理解していなかったのだと思う。
勢いのある時期に刺激を与えれば、
さらに勢いよく反応する。
それがフェイジョアだということを、
体験して初めて実感した。
結果として、
庭は一時的にかなり窮屈になった。
収穫よりも、
どう整理するかを考える時間の方が長くなり、
「丈夫だから楽」という
最初のイメージは完全に崩れた。
フェイジョアは確かに強い。
でも、強いからこそ、
切り方を間違えると制御が難しくなる。
対策
フェイジョアの樹形が乱れるのを防ぐには、まず「短く切れば収まる」という発想を捨てることが大前提になります。
フェイジョアは芽吹きが強く、枝の途中で切ると、その直下から複数の新梢が吹きやすい性質があります。結果として、枝数が増え、かえって込み合いがひどくなることがあります。対策の基本は「
切り戻し」よりも「間引き剪定」を意識することです。
具体的には、不要な枝を途中で短くするのではなく、枝の付け根から丸ごと落とします。
また、内側に向かって伸びる枝、交差して擦れ合う枝、極端に横へ張り出す枝などを優先的に整理し、残す枝を明確に決めます。特に若木のうちは、主軸となる枝を1本決め、それを中心に骨格を作る意識が重要です。最初に方向性を決めておかないと、後からの修正が難しくなります。
剪定の時期も重要です。花芽形成との関係を考えると、強い剪定は真夏や開花直前は避けた方が無難ですが、まぁ、このケースの場合は邪魔なんだから。時期はしょうがないと思う。
理想としては春に枝をしっかり間引いておいて、6月に調整するという感じ。
結論
地植えの場合は植え付け前の計画が極めて重要です。最終的な樹高や枝張りを想定し、通路や作業スペースを確保しておくことが必要です。狭い庭では、最初からコンパクトに育てる前提で植えるか、鉢植え管理を選択する方が現実的な場合もあります。フェイジョアは強健ですが、放置すれば自然に整う樹木ではありません。
強い=手がかからない、ではないことを理解し、枝を「減らす」意識で管理すること。それが樹形を乱さないための最大の対策です。
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