カンガルーポーの育て方…ずっと栽培するのは難しいです

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カンガルーポーの基礎データ
カンガルーポー
科名ハエモドルム科
属名アニゴザントス属
学名Anigozanthos
水やり水控え目
場所季節による
難易度チャレンジャー
画像投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
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カンガルーポーとは?

カンガルーポーの鉢植えは春から秋に掛けてチョコチョコと出回るようになりましたが、ギフトというにはあまりにマニアックな容貌。しかし、自宅で楽しむには育てにくいと、いまいちポジションが定まらない状況が続き、現在はほとんど日本国内では栽培されなくなり、切り花で輸入カンガルーポーが見られる程度になりました。多少、鉢ものが流通していますが、かなり珍しいです。


カンガルーポーは本来は多年草なんですが、暑さに弱く、寒さに弱い。しばらく鑑賞して枯れるものだと割り切ればいいですが、ずっと育てるのは難しいです。水やりの加減は慣れれば大丈夫ですが、それでもなかなか難しいですね。初心者には向いていません。、

水やり

カンガルーポーは土が乾いてたら水をしっかりとやります。土が濡れているようであればやらないでください。水やりの頻度が多いと根腐れを起こします。見た感じ、乾燥に強いのかと思ったら、意外と簡単に葉っぱと花がダラリと水切れの症状を示します。水やりの間隔は一般的な植物と同じです。

カンガルーポーの葉っぱや花に水がかかると、そこに水がしみて腐って枯れることがありますので、水は土に注ぐようにしてください。
●カンガルーポーが気温以外の理由で枯れるとしたら、大抵水のやりすぎです。水をやりすぎると腐って枯れてしまいます。とにかく土が濡れているうちは水をやらないようにしてください。

肥料

生育期に肥料
秋から春にかけて生育しますので、薄い液体肥料を二週間に一回やります。もしくは一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやります。夏は生育が暑さで鈍くなりますので、肥料はやりません。固形肥料をやる場合は、夏に肥料が残らないようにしてください。残ると根を傷めて枯れることがあります。

リン酸過多に注意
液肥はバランスの良い肥料で便利なのですが、カンガルーポーやプロテアといったオーストラリア原産の植物はリン酸が多いと枯れる傾向があります。肥料をやるときはほどほどにしておきましょう。

植え付け・植えかえ

時期

夏を越し、これから生育がよくなる9月〜10月に植え替えをします。

用土

山野草の土、サボテンの土などを使います。弱酸性の土を好むので、自作する場合は鹿沼土4腐葉土3川砂3を混ぜたものを使います。

植え替え手順

植え替えるときは、根から土を払い落とさず、ひとまわり大きな鉢を用意して、鉢底の穴を鉢底網で塞ぎます。その上に土の流出を防ぎ、水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れます。株の土は落とさず、根はいじらないでそのまま入れてください。根をいじると生育不良を起こします。隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水やりをします。

参考:鉢の大きさ(号)と土の量

管理場所・日当たり

暑さにも寒さにも弱い
春と秋は出来るだけ戸外の日当たりで管理します。この時期は何の問題も無いです。

冬は5度以上
冬は最低でも5度以上。出来れば10度近い気温のあるところで管理してください。普通は霜に当たると枯れてしまいます。また寒風に当たると傷んでしまい、枯れることもあります。しかし冬の寒さにあたって地上部が枯れた場合でも春に新芽を出すことがありますので、地上部が枯れても諦めずに管理しておきましょう。

暖地では戸外で越冬可能
九州あたりでは戸外で越冬可能です。

真夏は休眠気味です
カンガルーポーは高温には強いのですが、日本の夏の多湿に弱く、夏は風通しのいい半日陰か日陰に移動させます。水やりも控え、肥料も控えます。

病害虫

ナメクジに食べられることがあります。見つけ次第捕殺します。誘引駆除剤を使うといいですよ。

特徴・由来・伝承

カンガルーポー:特徴・由来・伝承
カンガルーの前足という意味の花。言われてみればです。オーストラリア原産。全体が毛で覆われています。ハエモドルム科の植物。ハエモドルムとは「血の贈り物」という意味。オーストラリアの人が赤い地下茎を食用としていたためです。
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