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サギゴケの育て方

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サギゴケ
目次
サギゴケの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
切り戻し
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
サギゴケの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
サギゴケ
科名
ハエドクソウ科
属名
サギゴケ属
学名
Mazus miquelii
別名
鷺苔
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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サギゴケの特徴は?

サギゴケはハエドクソウ科の常緑多年草。3月〜5月に楚々とした花を咲かせます。花色は紫と白が一般的ですが桃色もあります。匍匐して広がる、草丈の低いグランドカバー向き植物。とはいえ、グランドカバーにしても雑草を抑制するほどではないです。

日本自生の植物で暑さ・寒さに強くて頑健です。爆発的に広がっていくこともなく、管理がしやすく、育てやすいので初心者に向いています。花が咲かない時期は、雑草と大差ないので、分からないで引っこ抜くかもしれない。

白い花をシロバナサギゴケ、紫花をムラサキサギゴケと呼ぶこともありますが、どちらも「サギゴケ」として流通していることが多いです。育て方はどちらも同じです。
草丈3cm〜8cm
20cm
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水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨だけでは環境によっては少し水が不足することがあるので、様子を見て水やりをします。

水はけのよい土で植えることが多いのですが、自生している場所はどちらかというと水もちの良い土を好み、田んぼの畦など、水辺の近くや湿地に生える植物です。極端な乾燥には枯れます。ルックスが雑草ぽく、花が咲いていないときは雑草にしか見えないので、水やりを怠りがちなので、気をつけて水やりをしてください。

鉢植えの場合は、あくまで水やりの頻度は普通です。年間を通して、土が乾いていたら鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやり、受け皿に溜まった水は捨ててください。

肥料

生育する時期(3月〜6月、9月〜10月)に肥料をやるとよく育ちますが、サギゴケはもともとよく茂る植物で、肥料が無くても十分生育します。開花時期に花が咲いているのなら、無理に肥料をやる必要はないです。

植え付け・植えかえ

時期

植え付け時期はヒガンバナの咲くころ。春か秋です。苗が流通することもありますが、あまり見かけないので、興味がある場合はネットショップで購入すると早いです。

植え替えするならば、株分けも同時に行うといいです。株分に適しているのは秋(9月〜10月)です。春に株分をするとせっかく開花している株にダメージなので避けた方がいいです。

用土

植え付けする場合は一定の水もちがあり、水はけの良いものを利用します。市販の培養土でOK。庭の土があまりに水はけが悪いなら、川砂・赤玉土腐葉土などを入れて水はけをよくしてください。

鉢植えの手順は?

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。一緒に株分も可能で、適当に割いて、別々に植えればいいです。頑健な植物なので気にしないで大丈夫です。

庭植え(地植え)の手順は?

深さ20cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほどまぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株を複数植える場合は20cm〜25cmほど離して植えてください。

管理場所・日当たり

サギゴケは耐陰性もあり、明るい日陰ならば生育します。しかし、日光が少ないと開花が鈍くなり、花数も少なくなりますから、やっぱり出来れば日当たり、もしくは半日陰で育てるようにします。

夏の暑さに強く、夏も日当たりで管理してもいいですが、夏は高温で水切れが起きやすいので、鉢植えであれば、半日影に移動させ、蒸発を防いで水をしっかりとやってください。

冬の寒さにも強いので防寒は不要です。

切り戻し

葉っぱが乱れたり、古い葉っぱが増えて、汚くなったら生育時期の春〜秋のどこかで適当に刈り込んで、古い葉っぱを取り除くと全体が綺麗になります。

この作業は単に葉っぱを更新しているだけなので、気にならないなら不要です。

病気・害虫

ほとんど病害虫は見られないですが、水やりが多くなるのでナメクジが発生して葉っぱを食害することがあります。ナメクジは誘引駆除剤を使っておくとほぼ見られなくなります。
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特徴・由来・伝承

コケと名前についていますが、ゴマノハグサ科の植物でコケ類ではありません。

花が咲き乱れるというタイプではなく、野趣がある――というと聞こえがいいですが、花がまばらで、園芸植物にはルックスでかなわないです。埋没してしまいます。イングリッシュガーデンというような植生を生かしたデザインには是非使いたい花材です。

花の形がサギに似ているから、とも。本来は真っ白で白鷺を連想させるから、とも。よくわかりません。
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