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2023-02-15
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クリスマスローズは毒草
クリスマスローズ
は冬の女王とも呼ばれる冬のガーデニングの定番植物。冬の花が少ない時期でも咲いてくれるので重宝します。
パンジー
・
ビオラ
に飽きた人は必ず通るガーデニング植物で、しかもパンジービオラのように
一年草
ではありませんから、毎年咲いてくれます。可憐で愛されるクリスマスローズですが、毒があります。
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全体に毒が
クリスマスローズには強い毒性があり、すべての部位に毒が含まれています。主に、消化器系、神経系、呼吸器系、心臓血管系に影響を与える可能性があります。
茎や葉などの汁が皮膚に触れるだけでもかぶれたり、炎症を起こします。
これで死ぬということはありませんが、水ぶくれを起こしますから、クリスマスローズの植え替え、
剪定
の時は必ず「手袋」をしてください。
学名
のヘレボロス
クリスマスローズの学名は「ヘレボロス」。このヘレは「殺す」、ボロスは「食べ物」。でクリスマスローズは学名から
毒草
であることを示唆したものなんです。
症状
根を口にすると
根(根茎)には心臓を収縮させるジテルペン系のヘレボリンの有毒成分が含まれています。
食べたり、口に入れたりすると、嘔吐、下痢、腹痛、めまい、幻覚、意識障害、心拍数の変化、呼吸困難、筋肉麻痺、死亡などの症状を引き起こすことがあります。過剰に摂取すると心臓が止まります。かなりの猛毒です。ヘレボロス(殺す食べ物)の由来はココです。このため、クリスマスローズは小児やペットが誤飲しないように注意する必要があります。
茎や葉の汁は
茎や花や葉っぱの汁にはラクンクリンという成分が含まれていて、これが空気に触れるとプロトアネモニンという成分に変化し、肌に触れるとカブレたり、水ぶくれを起こします。根がいかに猛毒と言っても、まさか食べる人はいませんから、ガーデニングをする上で直接被害を被るのはコチラです。
汁に触れたら、すぐに水で洗い流してください。
葉っぱのギザギザ
葉っぱのギザギザも皮膚を傷つけます。これは毒があるわけではなくて、単にトガっているってだけです。
必ず手袋を
クリスマスローズの剪定や植え替えの作業の時は必ず「手袋」をしてください。また、長袖・長ズボンを着て作業をしましょう。茎や葉っぱの汁・葉のギザギザと肌を傷める要素が満載です。
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最後に…
毒性があるといっても、事故が起きることはありませんから、必要以上に恐れることはありません。ただ、作業のときは軍手をして、皮膚に触れたら、早く洗い流せば問題なく、安全です。
通常の管理やその他の作業については
クリスマスローズの育て方…鉢の植え替えの時期と手順は?
キンポウゲ科ヘレボルス属Helleborus
を参考にしてください。
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