クリスマスローズの育て方…鉢の植え替えの時期と手順は?
目次
クリスマスローズとは?植え付け・植えかえ管理場所・日当たり水やり肥料クリスマスローズの花芽分化古葉取り病気・害虫生産者のイベントで購入する?関連リンク関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クリスマスローズ
- 科名
- キンポウゲ科
- 属名
- ヘレボルス属
- 学名
- Helleborus
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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クリスマスローズとは?
クリスマスローズは
キンポウゲ科の
多年草。ボリュームもある
初心者向けの冬の人気ガーデニング材。庭植えにすることもあるんですが、下向きに咲くので庭植えだと花がよく見えないです。鉢植えにして台に置いて鑑賞するといいです。
寒さには強く、霜に当たっても傷みはしますが、枯れることはありません。とはいえ、できれば、
低木の足元に植えるか、簡単な霜よけがあるといいです。寒さに強く霜に当たっても枯れないのですがマイナス5度くらいまでさがると葉っぱが傷み、茎がダラっとなり傷んでしまいます。鉢植えにした場合で、強い寒気が来るときは軒下に入れてください。
反対に夏の暑さに弱いので、夏の間は、できれば日陰か、風通しのいい場所で管理してください。
パンジービオラに飽きたら次はクリスマスローズです。比較的日陰でも育ってくれるガーデナーにとってありがたい植物です。
ところで八重咲は派手で人気がありますが、一重咲き品種の方が頑健で育てやすいので初心者はまずは一重咲きから挑戦しましょう。
クリスマスローズに限らず、下向きに花が咲くのは花粉が雨に流されないようにするため。また、下向きの花の方が
ミツバチが好むともされます。
品種改良で横向きに咲くものもありますが、基本的には下向きなので、鉢植えにして台に追いて花が見えるように飾ると良いですよ。
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植え付け・植えかえ
開花が終わって以降の3月〜4月と、夏の休眠明け後の9月〜12月が植え替え・植え付けの最適な時期。開花している時期には植え替え・植え付けはしない方がいいです。
春も植え替えシーズンとしていますが、春は
根詰まりしたら仕方なく株分けする感じです。春の新芽に休眠時期になって
花芽が付くので無理に植え替えは避けた方がいいです。
鉢植えにはクリスマスローズの
専用土というのがありますので、できればそれを利用します。もしくは
赤玉土5
腐葉土3
鹿沼土(もしくは川砂)1を混ぜたものを使用します。
庭植えの
用土はとにかく
水はけがよいことが大事です。水はけが悪いと根が腐ってしまいます。庭植えする場合で庭の土が粘土質ならば、土に川砂を混ぜるなどして水はけを良くしてから植えます。その上で腐葉土を庭土に3割ほど混ぜて用土とします。
参考:
クリスマスローズの用土の配合例
古い鉢から株を取り出したら、土を三分の一ほど落として、新しい鉢に植え付けます。根を切ると回復には時間が掛かりますが、少々根が傷ついたくらいでは枯れません。土を落とすときに固まっているならフォークでザクザク挿して落としてもOK。植え替えの際に株分けもできます。クリスマスローズは
挿し木・
挿し芽は増えませんから、株を増やすなら株分けと、種まきで増やしましょう。
根の生育が非常に早いので、植え替えるときは「ふたまわり(現状より2号大きいもの)」大きな鉢植えにします。出来れば庭植えがいいです。
新しい鉢の底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を3cmほど入れ、用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れていって、最後に水をやって完成です。
詳細は
クリスマスローズの鉢の植え替えと株分けのページを参考にしてください。
植える場所をよく考えてください。夏は
半日陰になるような場所が理想です。
植え付ける2週間前に深さ30cmを掘り返して、その土に
苦土石灰を1平方mあたり150gほどを入れて中和します。中和するのに1週間ほどかかるので、それから庭土にさらに腐葉土か
堆肥を、元土に対して2割ほど入れて、化成
肥料を入れてよく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて馴染ませると、根が張りやすいです。
株間を30cm以上空けて植え付け、隙間に土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。
庭植えの植え付けについての詳細は
クリスマスローズの庭植えの植え付けのリンクを参考にしてください。
管理場所・日当たり
クリスマスローズは日光を好むものの、夏の高温と直射日光が苦手なので一年中、半日陰や、何かの木の下などの木漏れ日が当たる場所が一番適しています。
日当たりがよいと、夏に乾燥しすぎたり直射日光で葉っぱが傷んだりして、徐々に姿を消していきます。理想としては春と秋は日に当てて、夏は日陰、冬は霜除けがあるといいです。庭植えより移動できる鉢植えが便利。初心者は鉢植えから始めましょう。
問題は夏の管理です。クリスマスローズが枯れるかどうかは、夏の管理にかかっています。理想としては、落葉樹の下が適しています。落葉樹は夏は日陰を作り、冬は葉っぱが落ちて日が当たりつつ、霜除にもなるので…でも、そんな都合のいい場所なんてなかなかないので、それに近いところに植え付けましょう。
雪に埋もれると、寒さで凍えるが、雪の下は意外と暖かく、そのままでも問題ない。
雪囲いした方がよりよいが、やらなくてもいいです。面倒なので通常はなにもしない。むしろ寒風にさらされる方が乾燥しているため危険。
庭植えならば、自然に降る雨でほぼ大丈夫です。
鉢植えの場合は土が乾いたら水をしっかりとやる程度にしてください。土が濡れているようであれば水は控えます。乾燥に強い植物です。
クロスマスローズは比較的乾燥に強く、過湿にすると根が腐ってしまいます。水のやりすぎに注意してください。冬でも夏でも「
水やり」は鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。水のやりすぎというのは「量」ではなく「頻度(何日に一回とか)」です。
水切れしてグッタリしたら、鉢植えの場合ならば、鉢底から水がでるくらいに水をやってから、日陰で回復するまで管理して下さい。
夏は暑さでクリスマスローズが休眠し、弱って
害虫が発生しやすくなります。水をやるときに、葉っぱの裏まで水をバシャっと掛けてやって虫を流し落とすようにしてください。乾燥に強いのですが、夏の極度の乾燥には庭植えであっても、水切れを起こします。様子を見てしっかりと水をやってください。
夏の…特に暑い時期には乾燥しすぎることがありますので、そういうときは足元に腐葉土を置いて乾燥を防ぐことも必要になります。
黒星病
管理が悪いと葉っぱに黒い斑点が見られます。店頭の苗の葉に黒い斑点があったら、それは黒星病。でも、黒星病は過湿気味だと出ますので、乾燥気味に管理し、風通しをよくしておくことで予防できます。
ブラックデス(黒死病)
ブラックデスはウィルスが原因の
病気。新芽から黒くなり、葉脈から黒く変色していき、株全体が枯れる。治療方法はない。
アブラムシや
カイガラムシや
ハダニが汁を吸う時に感染するので、これらの害虫を駆除するのが最大の予防法となります。また、ナイフ・ハサミといった道具は使用前に消毒しましょう。
感染してから、実際に症状が出るのは3ヶ月から、一年以上かかることもあるので、理想的にはすぐに植え付けず、隔離して栽培してから、他のクリスマスローズと一緒に栽培するようにしないと、他のクリスマスローズに簡単に感染してしまいます。
消毒については
ウィルス病のページを参考に。
生産者のイベントで購入する?
クリスマスローズの生産者が、株の販売イベント(展示即売会)をしています。生産者のハウスだったり、イベント会場に、株を並べて、それを購入します。実生から作った特殊な形状の株が並ぶため、取り合いになります。
大抵は入場前に抽選があって、抽選の順番に中に入って、お好きな株を購入する。もちろん、好きな株を購入できるとは限らない。会場までの交通費(ガソリン代・電車代)を考えると…このあたりは出会いを期待しつつ、イベントに参加すること自体を楽しむのがいいです。
ちなみにイベント会場は割と殺伐としている。
ネットで検索して、登録して、ハガキやメールが来るようにしておきましょう。
関連リンク
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