2月の管理・作業…開花株を買って植えよう(クリスマスローズ)

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2月のクリスマスローズの管理と手入れ

2月のクリスマスローズの管理:2月のクリスマスローズの管理と手入れ
2月はかなりの種類のクリスマスローズが開花する時期です。オリエンタリスも開花します。クリスマスローズはこの季節だけ楽しむ植物ではなく、一年かけて育てる植物で、季節季節のガーデニング材…ビオラパンジーペチュニアサフィニアカリブラコアなど……を育てるのに飽きた人が必ず挑戦する植物です。2月には様々なクリスマスローズが流通します。クリスマスローズを育てたいならば2月・3月に見回って、「好み」の株をゲットし、これからしっかりと長期間育てて行きましょう。

育てるのは1月と変わらないし植え替えも基本的になく、水やりくらいで作業のない月です。

ただ「人工交配」するのならば、その作業の月です。クリスマスローズは自然交配しやすい植物で、放置しているとガンガン勝手に交配が進みます。クリスマスローズに非常に多くの品種があるのはこのためです。人工交配させてオリジナルのクリスマスローズを作ることが簡単にできます。
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水やり

2月は一年で最も乾燥する時期です。気温は低いのですが、空気は乾燥していて蒸発はするし、クリスマスローズも生育して土が水を吸い上げるので「意外と」水が切れやすいです。あくまで「意外と」ですけど、ちょっと注意です。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、自然に雨が降るのでそれだけで十分です。ただし、晴天の日が何日も続く場合は、水切れを起こします。水をやってください。葉っぱがしおれても水をやれば復活します。午前中に水をやってください。午後に水をやるとその水が朝方に凍って霜柱になって根を持ち上げて傷つけます。それで即枯れることは無いんですが、かなりのダメージを食らって、生育が鈍ります。

鉢植えの水やり

鉢植えにしていると、土の量が限られていますから、庭植えより水切れが起きやすいです。土が乾いていたら水をやります。指で土を触って確認してください。水をやるときは鉢の底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。受け皿の水を放置していると根腐れの原因になります。

晴れた日に水をやりますが、基本は「土が乾いていたら」です。

水は午前中にやります。午後に水をやると、その水が凍って根を傷めます。まぁ、そのくらいでは枯れることはないんですが、できるだけ午前中に水をやってください。

肥料

庭植えの肥料

庭植えにしているクリスマスローズには追肥しなくてもいいです。

鉢植えの肥料

鉢植えの場合は、肥料の追加が必要です。二週間に一回、液体肥料をやるか、一ヶ月に一回、緩効性固形肥料をやります。肥料が切れると花が咲かなくなります。

植え付け・植えかえ

2月は戸外が寒すぎて人間の方が辛いですから、無理には植え付け・植え替えをしません(クリスマスローズにとっては植え替え・植え付けは適した時期)。2月3月は開花した株が流通しますので、これを植え付けます。クリスマスローズはラベルの花がそのまま咲くとは限らないので、実際に開花した株を見て購入しましょう。

すでに植えている鉢で根詰まりしているようであれば、古い土を落とさないようにして、ひとまわり大きな鉢に植え替えることは可能です。植え替えることは全然問題なく可能です。寄せ植えも出来ます。

寄せ植えする時は、ポットの土をほぐしたり、落としたりしないでそのまま植えてください。
クリスマスローズの用土の配合例
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クリスマスローズの管理

3年に一回は鉢の植え替えと株分けを!(クリスマスローズ)
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クリスマスローズの管理
クリスマスローズの庭植えの植え付け
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クリスマスローズの管理

管理場所・日当たり

2月は寒いですが、クリスマスローズには成育期です。日光に当てないと生育が鈍いので、出来るだけ日光に当ててください。半日陰でもいいですが、日当たりがなおいいです。戸外の日当たりの、霜が当たらない場所で管理します。霜に当たっても枯れるわけではないですが、霜に当てない方がいいです。特に花が咲いていると霜に当てない方がいいです。
●寒さに当たると花が地面につくほどに垂れることがありますが、気温が上がると元に戻ります。でも、できるならばそんな寒い場所には置かない方がいいです。霜よけをするか、軒下で管理しましょう。
●寒いと花茎が短くなります。気温が上昇すると花茎が長くなりますので気にせず管理します。

寒風に注意

寒風は非常に乾燥しています。この風が当たり続けると花が傷みます。枯れることは無いんですが、可能ならば…鉢植えならば…移動させます。もしくは風除けを。

有茎種は寒さに弱い

フォエティドゥス(フェチダス)・アーグティフォリウス・リウィドゥスなどの有茎種は寒さに弱いです。寒風が抜ける場所で移動できないのであれば、夜は不識布を被せます。昼はできるだけ不識布を取って日に当ててください。面倒なので、風の通らない場所で管理しましょう。

有茎種・無茎種の詳細や違いについては以下のページを参考にしてください。
クリスマスローズの有茎種・無茎種のまとめ
クリスマスローズの有茎種・無茎種のまとめ
クリスマスローズの管理

花を観賞するには?

開花する時期です。となると花を観賞したいもの。そこで室内に取り込んで観賞することもあります。そのときはリビングなどのあまり暖かい場所には置かないようにします。寒いところで管理して、長期間置かないようにします。長期間、室内に置いていると、日も当たらないし、気温が高くて、クリスマスローズには適した場所ではないです。徐々に弱ってしまいます。花も咲かなくなるし、花いろも悪くなります。

切り花で観賞するって手も

クリスマスローズの切り花も流通しています。花を切って切り花として楽しむこともできます。むしろ便利です。切り花として楽しむ場合は、「水揚げ」の作業をします。

病気・害虫

稀にアブラムシが付くことがありますが、あまりに寒さに出ません。

来月以降の栽培は??

先月の管理は
1月の管理…今、店で買ったものは温室育ちで寒さに弱い(クリスマスローズ)
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を参考にしてください。

来月以降は
3月の作業…開花の盛り・花ガラを摘みましょう(クリスマスローズ)
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