クリスマスローズの庭植えの植え付け
スポンサーリンク
クリスマスローズの庭植えの植え付け
クリスマスローズの庭植えは簡単。ただ、クリスマスローズは根が広がり切ってから開花するので、鉢植えなら小さな苗を植えても2年〜3年で開花するのですが、庭植えだといくらでも根が広がるので小さな苗なら植え付けてから3年〜4年か、それ以上かかることがあるので、早くに開花させたいなら鉢植えにしましょう。
大事なのは「どこに植えるのか?」を決めること。
夏の暑さを避けるために
半日陰になる場所に植えるのがポイント。
あと、作業の際には必ず、軍手をしましょう。
スポンサーリンク
植え付けの時期は?
開花が終わって以降の3月〜4月と、夏の休眠明け後の9月〜12月が植え付けの最適な時期です。開花しているときは植え付けない方がいいです。
どこに植えるのか?
クリスマスローズは
夏の暑さに弱く、また、冬も霜に当たるとよくないので、何かの樹の下で半日陰になり、寒風が通らない、霜に当たらないようないい場所で、尚且つ、できるだけ水はけの良い土の場所を選びます。
クリスマスローズは夏に枯れやすいです。夏に日陰になるような場所じゃないとダメです。これが一番大事。次に大事なのは霜が当たらないこと。霜は最悪、霜よけをクリスマスローズにしますが、まぁ、面倒なので、
条件に合う場所に植えるようにしましょう。ここで妥協すると後が面倒です。
●霜に当たったからと枯れる訳じゃないですが、花が傷むので、避けたいです。
●寒風も花が傷むから避けたいです。
庭土を作る
石灰で中和する
クリスマスローズは
石灰岩のあるような場所に生える植物で、弱アルカリ性の土を好みます。と言っても、無理にアルカリにする必要はなく、中性の土でもなんら問題なく育ちますので、庭の土を中和させるようにします。
ちなみに、雨は「
弱酸性」なので、戸外の土は雨に当たっていると自然と「弱酸性」になります。なので、庭植えする前には
苦土石灰で中和します。中和した方が生育がいいです。
苦土石灰は一株あたり100gくらいです。植え付けをする二週間前に石灰を混ぜ込んでおきましょう。
●苦土石灰はマグネシウムが入っている。マグネシウムは葉緑素の材料になります。
堆肥を混ぜる
クリスマスローズを植えるあたりを掘り返して一株あたり2リットルの
堆肥を混ぜ込みます。堆肥は牛糞でも馬糞でも他のものでもなんでもいいです。堆肥は「完熟」ならば植える直前に混ぜ込んでもいいですが、完熟していない場合は、植える二週間前に混ぜ込むようにします。まぁ、
ホームセンターに売ってる場合は普通は完熟ですが、あんまり安いものを買うと発酵が鈍いことがあるので、注意しましょう。
水はけを良く
水はけが悪いとダメです。例えば、穴を掘ると水が染み出すようならば、植えるのは無理。掘り返して赤土ばかりで粘土質ならば、
腐葉土・川砂・
パーライトを入れて水はけを良くします。そういう状態ならば無理して庭植えせずに鉢植えにします。
「
レイズドベッド」という方法もあります。
もしくは「盛り土」をします。土を盛って、そこに植えます。
株を植える
一般的な株で直径30センチ、深さ30センチの穴を掘って植えます。ポットの小さいな苗は直径15センチ、深さ20センチの穴を掘って植えます。深植えにも浅植えにもせず、現在の地面と植えた後の地面を同じ高さに調節します。
ただ、寒冷地での栽培の場合は、霜柱・凍結があるため、少し…心持ちでいいので深く植えた方が寒さ対策になります。反対に
暖地・
中間地では深植えにすると夏に蒸れて枯れ込みやすいので、深植えにはしないようにします。
株間
株と株は30センチほど空けるか、何株か……三つから五つくらい……をまとめてグループ(コロニー)にして、ポコポコと離して植えます。30センチ空けるのは、一株に
病気や
害虫が発生した時に、移らないようにするためです。グループ内は密生させますが、グループ同士は空けて配置しましょう。
●グループにした方が庭のデザインも綺麗です。
庭植えでも植え替えが必要
クリスマスローズは5年〜7年ほど経つと、芽が増えて、増えすぎて、株の中心部分から枯れてしまいます。それで株全体が枯れることはないですが、防ぐために、数年に一回、掘り返して、株分けをします。株分け方法は「
鉢の植え替えと株分け」を参考に。
最後に…
植え付けたら、通常の管理をしていきます。
普段の管理については
を参考にしてください。
スポンサーリンク
関連記事