10月の管理…生育時期なので株の充実を(クリスマスローズ)
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10月のクリスマスローズの管理と手入れ
10月は気温が下がり、
クリスマスローズにとって生育の季節です。種類によっては葉っぱが出て、根が広がり、株が充実して
花芽をつける時期です(品種によっては秋も変化がない)。そこで10月は日光に当てて
肥料をやって、水が切れないように管理する時期になります。
鉢の植え替えや庭への植え付けも可能です。
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水やり
庭植えへの水やり
10月になると自然に降る雨だけでほぼ問題ありません。何日も晴天が続いて土が乾燥するようならば、水をやります。
極端に乾燥すると生育が鈍くなって、花芽が形成されませんから、水切れには注意してください。
鉢植えの水やり
晴れた日に土を見て、乾燥しているようならば、午前中に水をやります。10月になると霜が降りることがあります。午後に水をやって夜明けまで土に水が残っているとそれが凍って根を傷めることがあるので、
水やりは午前中にします。
極端に乾燥すると花芽が形成されなくなります。10月は生育時期ですから、水が切れないようにします。ただし、土が乾いていないのに、水をやっていると
根腐れを起こしますので、水のやりすぎにも注意してください。
受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。
肥料
庭植えへの肥料
10月以降は花を咲かせるための肥料がメインとなります。花が咲くにはリンが必要です。リンを多く含んだ肥料をやるようにします。便利なのはやっぱり液体肥料です。液体肥料を週に一回やります。もしくはリンの多い緩効性固形肥料を一ヶ月に一回、一株あたり6gやります。4年以上経過していて大きな株ならば1株あたり12gあげます。
10月は固形肥料・化成肥料がオススメ。
鉢植えの肥料
鉢植えは肥料が不足しやすいです。液体肥料を一週間に一回か、リンの多い緩効性固形肥料を一ヶ月に一回、一株6gあげます。
植え付け・植えかえ・種蒔き
鉢植えの植え替え
10月も植え替えの時期です。鉢植えで鉢底から根がはみ出しているような株は
根詰まり寸前です。一回りか二回り大きな鉢に植え替えます。クリスマスローズは3年くらいで一回、植え替えるものだと考えてください。今年の春に購入した鉢植えはすでに根詰まり寸前ですから植え替えるものだと思ってください。
大きな鉢に植え替えられない場合は、株分けをします。
鉢植えの植え替えの詳細は以下のリンクを参考に。
ところで、庭植えしたものを掘り返して鉢植えにするってのも可能です。根を傷つけないように大きめに掘り出して、鉢植えに植えかます。
庭植えの植え付け
庭への植え付けも出来ます。ただし、この時期に咲いている株は品種によりますが少数派ですから、庭の完成形をイメージしにくいです。開花した株が流通して庭の完成形がイメージしやすいのは3月です。ただ、2月3月は寒い。作業しやすいのは10月ですね。庭への植え付けの詳細は、以下のリンクを参考にしてください。
種まき
春に採取した
種子を発芽させて、株を増やすことも可能です。ガーデナーが一度は挑戦すること。手間とコストを考えると苗を買ったほうが安上がりですが、そういうことじゃないんですよね。種まきと育苗については以下のページを参考にしてください。
管理場所・日当たり
夏は日よけに。冬は霜よけになってくれている木がありますよね。10月は日光を浴びてクリスマスローズが生育する時期なので、木の枝であまりに陽が当たらないようならば、少しさばいて日に当ててあげます。あんまり捌きすぎると、冬に霜よけにならないので注意します。
夏に直射日光を避けるために、クリスマスローズの周囲に植えていた植物を撤去します。クリスマスローズに日光当てて、風通しを良くするためです。
霜より日光を優先
花は霜に当たると傷むので、できるだけ霜に当てないようにしますが、10月はまだ開花していないものがほとんどでしょうから、霜は無視します。霜に当たったくらいでは枯れません。それよりは今は日光です。日光に当てて株を充実させましょう。それがこれからの花数を増やします。
古葉取り
葉っぱの先から枯れ込んでいる、古い葉っぱを株元近く、地表近くで切り落とし、取り除きます。こうすることで、株元の新しい芽に日光があたり、成長します。詳細は以下のページを参考にしてください。
病気・害虫
新芽が出る品種は、その新芽が
病気(斑点細菌病・
ベト病)になることが多いです。新芽が病気になると今後の生育によくありませんし、花芽形成に悪影響です。トルクロホスメチル水和剤を撒いて予防します。
来月は?
先月の管理は
を参考にしてください。
来月以降は
を参考にしてください。
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