ビオラの育て方(詳細解説版)…水やり・管理場所・用土をまとめました

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ビオラの育て方(詳細解説版)

ビオラの育て方(詳細解説版)
科名スミレ科
属名スミレ属
学名Viola
みずやり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
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開花
植え
肥料

ビオラの栽培の特徴

ビオラの栽培の特徴
文章の修正概要 ビオラはスミレ科スミレ属の一年草(種類によっては宿根草)。冬のガーデニングの代表。初心者が最初に手をつける花と言われるのですが、実は熟練者こそビオラを植えます。花色が多く、開花時期が長く、背が伸びず、広がりすぎず、失敗がなくて、とても優秀です。秋まき一年草です。 パンジー・ビオラは品種改良の競争が激しく、高価なブランド苗が出回っています。安い苗よりこのブランド苗の方が生育がよく開花し、病害虫にも強いです。
まとめ
●ビオラはスミレ科スミレ属の一年草。パンジーと合わせて略して「パンビオ」。
●ビオラを育てるのは簡単。
●冬のガーデニング植物の定番。
●真冬は咲かない。
●高いけどブランド苗が良い。
こぼれダネで変なところから生えてくる。
花ガラを摘むことで次の花が咲きやすくなる。
●ビオラは肥料が切れると花が止まる。
●暑いと枯れる。あまり早くに植えない。
●一年草です。夏までには枯れるので、早めに夏の花に植え替えをする。
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参考ページ・ビオラの月別の育て方

文章の修正
参考
夏越しのコツ
用土と植え付け・植え替えのまとめ
★鉢植えの種まきのコツ
★ピートバンの種まきのコツ
切り戻し摘芯)のコツまとめ

月別育て方のまとめ
★1月の管理
★2月の管理
★3月の管理
★4月の管理
★5月の管理
★6月の管理
★7月の管理
★8月の管理
★9月の管理
★10月の管理
★11月の管理
★12月の管理

ビオラの水やり

注意!冬でも意外とビオラは水を必要とします

ビオラの水やり
文章の修正注意!冬でも意外と水を必要とします
通常の植物は冬の間は成長が鈍くなるので水を控えるものですが、ビオラは真冬でも「意外」と水の吸い上げが強くて、水を必要とし、水が切れるとしんなりと元気が無くなります。
水やりの頻度は日当たり、気温、風通しなどなどで違うのでケースバイケースなのですが、目安としては二日か三日に一回水をやってください。
●土が凍ると生育が鈍くなりますので、夕方に水をやらないようにします。気温が上がる午前中に水をやってください。夕方に水をやると水が残って夜の間に土が凍ってしまい、根が傷んでしまいます。
●冬の植物にしては水の吸い上げが強いので、ビオラに水をやるついでに、他の植物にも水をやっていると、他の植物が根腐れすることがあります。

庭植えの水やり

文章の修正庭植えの水やり
庭植えの場合は、植えた後は水やりはほとんど不要です。 ただし3月以降に気温が上がり、よく生育するようになると庭植えでも水切れが起きやすくなります。気温が上昇したら水やりはするようにします。

鉢植えの水やり

文章の修正鉢植えの水やり
水やりは土が乾いたらタップリ水をやってください。鉢植えの場合は鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりと水をやってください。受け皿に水が溜まっている場合は水を捨ててください。
●鉢底から水が出るくらいにシッカリとやるのは、鉢の中のゴミを洗い流し、古い空気を押し出す意味があります。
●12月から2月は寒くて、生育が鈍くなります。鈍くなるだけなんですが、水やりの頻度を減らさないと、灰色カビ病などで腐ってきます。水やりを減らしください。減らすのは水量ではなく頻度です。土が乾くまでは水をやらないようにしてください。
●ビオラは冬の植物の割には水を吸い上げる力が強いですが、それでも過湿にすると腐って枯れてしまいます。

ビオラの肥料

ビオラの肥料
文章の修正肥料
生育期間は追肥として二週間に一回液体肥料をやるか、一ヶ月に一回固形肥料をやってください。花がよく咲きますので、肥料が切れると花が途切れます。花が咲く間は液肥をあげてください。開花促進剤の入った液肥だと尚、花が咲きやすくなります。ただし、真冬に開花・成長が止まっているなら肥料も止めてください。
●初心者は液肥が微調整が出来るので便利です。
●寒冷地で生育・開花が鈍い場合は、肥料は控えてください。
●液肥はチッソ・リン・カリが適切に入っているものを選んでください。パッケージに「8−8−8」と書いてあるものを選んでください。ちなみに8−8−8はチッソ・リン・カリの配合の割合です。
●肥料が多すぎると葉っぱばかりが茂って花が咲かないことがある。

ビオラの植え付け・植えかえ

植え付け時期

ビオラの植え付け・植えかえ
文章の修正植え付け時期
植え付け時期は霜が降りる直前から春前まで。本格的に寒くなる11月までにビオラの植え付けすると、気が楽です。冬の間はいつ植えても、咲いてくれます。もちろん早くに植えた方(といっても10月11月)が株が大きくなり開花も多い。
●「9月とか10月に早めに植えちゃおう」と植えると、気温が高すぎて、首が長くなったり、最悪枯れてしまうこともあります。最高気温が15度以下になるまで、庭植えにはしない方がイイです。

用土

文章の修正用土
水捌けの良い弱酸性(ph5.0-6.0)の土を好む。中性でも問題ない。
用土は一般的な花と野菜の培養土か、自作する場合は赤玉土腐葉土4を混ぜたものを混ぜたものを利用します。最近はビオラ・パンジーの専用土というのもあります。庭植えにする場合は、水はけの良い土を好みますので、前もって腐葉土・堆肥を混ぜておきます。
●必ず新しい土で植えてください。
参考より詳細は用土と植え付け・植え替えのまとめを参考に。

庭植えの手順

文章の修正庭植えの手順
深さ20cmほど掘り返して、腐葉土か堆肥を2割か3割ほど混ぜ、緩効性化成肥料も混ぜて用土を作ります。株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやれば完成です。
●庭植えの場合は株と株の間を20センチ空けてください。
参考用土と植え付け・植え替えのまとめ

鉢植えの手順

文章の修正
6号鉢に1苗が基本。8号なら2苗。プランターなら横65cmで苗3つか4つ。スリット鉢がおすすめ。
鉢植えの手順
鉢の底の穴を網で塞いで、底に軽石を2センチから3センチほど入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土をつめていきます。鉢を揺らすと、隙間が新たにできるので、その隙間に用土を入れます。最後に水をやって完成です。
参考植え付けの詳細は以下のリンクを参考に。
用土と植え付け・植え替えのまとめ

ブランド苗について

文章の修正高い苗(=ブランド苗)がおすすめです
ホームセンターや店舗で格安のビオラの苗が売っています。50円や80円の安い苗を買わずに300円以上の苗を買った方が、茂るスピード早く、花つきも良く、病気への耐性もありますので、最後はお得です。ブランド苗のカタログを見てネットで取り寄せると写真と実物が全然違う(色味が特に違う)ことが多いので、ホームセンターや店舗で買った方がいいです。近所にない場合はTwitterやInstagramで品種名検索して、一般人が育てたものを複数チェックして色味を吟味するといい。色味は品種だけでなく日当たりや肥料によって同じ鉢の中でも個々の花に違いが出てくるくらいなので大らかな気持ちで見るのも大事。
●ブランド苗の性質・品質は品種もありますが農家の苗の作り方もかなり影響しています。特に初心者は高い苗を買った方がいいです。ほんとに悲しいくらいに違います。ただ目に見えての違いが出るのは春です。
●ブランド苗ではないものは「ノーブランド苗」、略して「ノーブラ」と呼ぶ。
●ブランド苗にこだわる人を馬鹿にする上級者もいるが、価値観は人それぞれだから気にしない。
●多色で形状が独特のブランド苗は鉢植えや狭い範囲の庭で楽しむ。安いノーブランド苗は広い範囲をビオラで埋め尽くしたいときに買う。と、使い分けるもの。
●ブランド苗は徐々に価格が下がって、ノーブランド苗と一緒に安く売られるようになってる。

ビオラの種まき

種子について

文章の修正種子について
ブランド苗とか普通の苗では種子が取れません(種子ができにくい)。種子が取れても、その種子は親の性質を受け継いでおりませんから、花が極端に小さかったり、花色が微妙だったりする(ほとんど紫になることが多い)ので、種子で増やすのではなく、毎年苗を買うのが賢明です。
●種子を売っているので、これを蒔いて育てることも可能。早生種を播くと年内に開花しやすい。冬に開花させたいなら早生種で。
●ミックス種子って1袋がお安く売っているが、内容の花の色があなたの望みの色合いとは限らない。播くと紫ばっかり生えてくる。

こぼれダネ
種子の周囲にはアリが好む物質がついていて、アリが巣に持ち帰り、食べられるところだけ食べて、種子を巣の近くに捨ててしまいます。なので意外なところからビオラが生えてくることがあります。
●こぼれダネで増えた株は強い。夏越しもかなりしやすい。
●こぼれダネで生えてきても雑草と間違えて抜くことがある。別にそれでもいいけど。

採種
花が咲いてしばらくすると、ベンツのエンブレムみたいな…三菱のマークみたいな…「サヤ」が出来ます。このサヤに種子が詰まっています。このサヤを放置していると種子が弾けてそこいら辺に飛び散ります。これを蟻が持って行くために、あちこちからビオラが生えてきます。ちゃんと「予定通り」にビオラを咲かせるためには、サヤが茶色になる前に…少しまだ緑のうちに…摘んでおいて、陰干ししておきます。
●会社が作ったビオラの品種から採種した種子は譲渡・販売が禁止されています。

種子を発芽させる

文章の修正ビオラの種子を発芽させる
ピートモス5赤玉土5を湿らせて、種子を一粒ずつ分けて蒔いて、その種子の上に土をかぶせます。日陰の風通しの良いところで管理して、霧吹きで水をやって乾かさないようにします。ジョウロで水をやると種子が小さいので流れてしまうので霧吹きで。発芽までは一週間ほどです。
●20度くらいで発芽しますが、30度以上になると発芽しなくなります。
●種子の発芽は8月の末から9月に。種蒔したものが春(2月3月)にならないと開花しないのは種蒔が遅い。種蒔ビオラは年内開花を目指すもの。8月末でも春に開花しないならお盆過ぎ(15日以降)に種蒔を始める。ただし8月の種まきは発芽率が悪い。
●暑さに弱いので8月9月に発芽させても弱ってしまうのですが、10月の霜が降り時期に霜に当たっても大丈夫にまで株を生育させるためにはどうしても夏に発芽させないといけません。一般的には種子から育てるのではなく、苗から育てるのが普通です。種子から育てるのは上級者。
●10月の上旬までに庭植えします。

発芽したら、明るい日陰へ移動させます。ずっと日陰で管理していると徒長してしまいます。本葉が2枚か3枚ほど伸びたら少し大きいポットに植え替えます。さらに生育してから庭や鉢に植え替えるか、本葉2枚3枚の時点で庭か鉢に植え付けします。
●ある程度の大きさになったら摘芯をします。年内の開花を目指すなら10月内に摘芯をした方が良いです。「切り戻し(摘芯)のコツまとめ」を参考にしてください。
参考
★鉢植えの種まきのコツ
★ピートバンの種まきのコツ

挿し芽

文章の修正挿し芽
ビオラで挿し穂で増やすことも可能だが、秋に挿し穂してある程度の大きさの株になるのが春で、やってもあんまり意味ない(ペチュニアなどは春にやって一ヶ月以内で売ってる苗くらいになる)。

挿し穂を取って、切り口に発根剤を塗って、赤玉土単用の苗床に挿していると発根する。乾燥しないようにして戸外の日陰か、室内の日当たりで管理する。水が多いと発根しづらく、少し乾燥気味にした方が発根しやすい。発根までは一ヶ月ほど。上記のようにそれなりの大きさの苗になるのはずいぶん先なので一般的にはやらない。やるのは上級者で普通に育てるのに飽きた人。
●葉っぱが少し萎れてから水やりをする…くらいのペース。

ビオラの管理場所

日当たりで育てる

ビオラの管理場所
文章の修正日当たりで育てる
ビオラは寒さに強いので、日の当たる場所であればどこに植えても大丈夫です。とにかく日当たりで管理してください。日当たりが悪いと、開花が鈍くなります。開花が鈍いビオラなんて悲しいです。

霜について

文章の修正霜に当たっても枯れないのですが、
当たらない方がイイです

霜に当たってもビオラは枯れはしないのですが、花つきが悪くなるので、霜の当たらない軒下に植えるとキレイに咲き続けてくれます。もしくは鉢植えにして移動させる。といっても霜に当たっても枯れるわけでもないし、花も少なくなるだけで咲かない訳ではないので、気にしなくてもOK。普通は気にしません。
●ビオラの葉っぱが紫になるのは寒さに当たったから。病気じゃないです。

本当に寒い時期は咲かない

文章の修正本当に寒い時期は咲かない
ビオラは真冬でも咲く、と誰もが思っていますが、本当に寒い時期は花が休みます。ビオラの開花の本番は3月以降。
●ところが、ナチュレという品種は真冬でも花が咲き続けます。霜が降りてもなんのその。でも、この品種は他の品種より暑さに弱い為に、3月下旬には間延びして傷んでしまいますので、傷んだらサクラソウなどに植え替えるのもイイですよ。

花首が伸びたら暑すぎるサイン

文章の修正花首が伸びたらビオラには暑すぎるサイン
春が近付くと暑さで、花首が長くなります。首が長くなったらそれは暑すぎるサインです。夏の花への植え替えを検討しましょう。

夏越しは無理

文章の修正ビオラの夏越しは無理
日本の夏は高温多湿でビオラには非常に厳しい環境です。流通しているビオラは夏までには枯れます。どうしても夏越しさせるのならば、梅雨前に挿し芽をして、株を分けて、それを半日陰の涼しいところで管理して夏越しを図ります。でも、そこまでするのは本当にマニアですよ。
●紫・黄色・オレンジは性質が強いため夏越ししやすい。

ビオラの手入れ

花ガラを摘む

文章の修正花ガラを摘むか摘まないか
咲き終わった花のことを「花ガラ」といいます。花が終わると植物は栄養を種に回し、次の花が咲きづらくなります。花ガラをこまめに摘んでしまえば、新しいビオラの花が次々と咲いて、冬の間、庭を賑やかにしてくれます。摘芯(ピンチ)の効果もあります。
●花ガラをちゃんと摘むようになったらガーデニング初心者は卒業です。
●花の茎の根元から摘んでください。
●花を摘むのはかわいそうに思うかもしれませんが、放置している方が悪影響です。摘みましょう。

切り戻し

文章の修正植えてから春に枯れるまで、切り戻し・摘芯をします。時期によって目的が違うので下記リンクを参考にしてください。
参考切り戻し(摘芯)のコツまとめ

ビオラの病害虫

文章の修正病害虫
発生するが、冬から春にかけての植物なのでさほど発生しない。前もってオルトラン粒剤を撒いておけば予防できる。また、健康に育てると発生しにくいい(全ての植物共通)。ブランド苗だと病害虫に耐性があるのか発生しにくい。安い種子(例えばダイソーの)は病害虫が発生しやすい。おそらくブランド苗やそれなりの生産農家では苗の段階で薬剤が散布してあるのではないかと思われる。
それより花を食べるヒヨドリや、いたずらするカラスの方が問題かもしれない。
アブラムシ
アブラムシが発生します。見つけ次第補殺し、薬剤を散布します。前もってオルトランをやっておくと良いです。アブラムシはメスだけで、クローン繁殖しますので、一匹だけでもガンガン増えます。早いうちに対処するのがコツです。薬剤を使わずに駆除するのは、ちょっと厳しいです。オルトランを撒いておきましょう。

ナメクジ
過湿だとナメクジが発生しやすいです。ナメクジも見つけ次第補殺して、薬剤を撒きます。ビールトラップで捕まえるのも効果があります。

ヨトウムシ
夜盗虫は夜中に活動していますので、昼間に見る限りはヨトウムシがいるかどうかは全然分かりません。葉っぱがかじられていて、葉っぱの裏にビッシリと卵が産み付けられていたら、葉っぱを切除して、薬剤を撒きます。成虫になったら薬剤が効かないので、前もって薬剤を撒いておいてもいいです。

灰色かび病
灰色カビ病は寒い時期(低温期…12月〜2月)に水をやりすぎると、なかなか水が蒸発しませんし、真冬はビオラでも生育が鈍くなるものですから、過湿気味になってしまいます。すると灰色のカビが発生して腐ってきます。予防としては水やりの頻度を控えるようにしてください。

コガネムシの幼虫
土中にコガネムシが卵を産みつけ、孵化した幼虫が根を食べる。通称「コガネコ」。発育が悪い株にはいるかもしれない。食欲旺盛で枯れることも十分ある。ダイアジノンなどの薬剤で駆除するが、土を落として取り除いてから植え替える。

ヒヨドリ・カラス
ヒヨドリが花を食べる。あいつらはなんでも食べる。むかつくがどうしようもない。カラスもいたずらをする。風車を立てておくと多少、寄せないが慣れると関係なくなる。テグスを張り巡らせたり、防鳥ネットをするが、見た目がよくない。

ダンゴムシ
本来ダンゴムシは落ち葉を食べるが、食べ物がない場合は生きている葉っぱを食べる。対応する薬剤を散布する。

ヤサイゾウムシ
冬でも葉っぱの下に隠れていて、葉っぱを食べる。見つけ次第、補殺する。

病害虫と対応の農薬
アブラムシ類→カダンセーフ・サンヨール液剤AL
ハダニ→カダンセーフ・サンヨール液剤AL
ウドンコ病→カダンセーフ
灰色カビ病→カダンセーフ

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