ビオラ・パンジーを水挿し穂で夏越しのまとめ
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ビオラ・パンジーを水挿し穂で夏越しのまとめ
このページでは
ビオラパンジーで水挿し穂を作って
夏越しする方法をまとめています。かなり成功率の低い作業で、上級者向けです。
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頑張って取り組むほどのことでもないよ
寒さに弱い
ハーブなどを秋のうちに切って水に挿しておいて、室内で管理して冬越しさせて春になると庭に植えることで、毎年、育てるという手法があります。それをビオラパンジーの水挿しで同じように夏越しさせる!ってのがこのページの内容です。
やるほどのことではない
ビオラ・パンジーは夏には枯れるものです。秋には安い苗が出回るので、ああでもないこうでもないと労力を費やしてまで夏越しさせるほどのことではないです。だから、面倒臭がりな人はやらない方がいいです。
その上、そもそも、夏の水挿し穂はビオラ・パンジーじゃなくても上手くいきにくいです。
失敗が基本
夏の水挿し穂だと、高温ですぐに腐って溶けて消えて無くなります。ずっと水に浸かってもいますしね。この水が腐らないようにするのがコツです。ただ、とにかく厳しいです。
鉢植えの夏越しと合わせて考える
梅雨明けくらいまではパンジー・ビオラは鉢で越えられます。ですが、鉢植えの夏越しは環境にもよるが失敗する可能性は高いです。半分以上が失敗すると思っていいです。
夏越しの際にビオラパンジーは蒸れを防ぐために、
切り戻しをします。その切り戻しした茎を水挿し穂で夏越しに挑戦すると「鉢の夏越し」と「水挿しの夏越し」の二段構えをするといいです。
以下のページで鉢の夏越しをしてみてください。
挿し穂の手順
挿し穂の作り方
葉っぱが3枚以上ついていて、できるだけ長い穂を切ります。葉っぱから水分が蒸発し、蒸発が多いと発根までに枯れてしまうので、大きな葉っぱは切り落とします。新芽は落とします。花・ツボミがついて入れば花・ツボミも落とします。
「大きな葉は取る?」って「じゃあ、どの大きさから取るの?」って疑問があると思います。これに明確な答えはないので、何本も挿し穂を取って、作って保険をかけましょう。
発根剤を使う
発根剤は水に入れるものと、茎の切り口につけて発根させるものとあります。
ホームセンターで売っているので買って利用します。片方だけでなく、両方使うと発根しやすいです。
発根剤をしなくても発根すればいいんですが、発根する確率が全然違います。
水に混ぜるタイプはこちら
切り口に塗るタイプはこちら
水に挿してからの管理
挿し穂を水に挿します。コップや花瓶やペットボトルを適度に切ったものでも可。葉っぱが水に水没しないようにします。水没すると葉っぱは呼吸ができずに、腐って溶けてしまい、その雑菌の繁殖で本体まで枯れます。
水に雑菌が増えないようにします。切り花の延命剤がありますよね。発根後はアレを入れます。延命剤は植物の栄養も入ってますけど、それ以上に「水が腐らないようにする」成分がたくさん入っています。これを入れると水が汚れにくいです。あと十円玉を入れると水が腐りにくいです。
水は毎日入れ替えてください。
とにかく雑菌を繁殖させないこと。水を入れ替えるときに、延命剤を入れます。毎日、水を換えて、延命剤を入れるのは(金銭的に)厳しいですが、成功率は上がります。ここが辛いなら、秋に新しい苗を買った方が安上がりです。
管理場所
ビオラパンジーを管理する場所は「涼しい」ところで。理想的には20度以下ですが、それは人間に厳しいので、25度前後に保ちましょう。
風通しが良くて、涼しくて、暗所ではないこと。暗所だと発根しませんし、発根後も調子を崩します。冷房の効いた部屋がいいです。ただし、冷房の風は乾燥しているので、風が直接当たらないようにします。直接当てなければいいです。
植え付け
9月を過ぎて最高気温が20度以下になったら、鉢や庭に植え付けをします。ただし、水挿し穂の根は「水耕栽培用」の根で土に植えても、機能しません。この水挿し穂を土に植えて、うまくいくこともありますが、成功率を高めるのであれば、一旦、土で発根させてから、鉢や庭に植え付けます。
詳細は以下のページを参考にしてください。
最後に…
ビオラ・パンジーの水挿し穂の作り方をまとめました。環境次第ですし、成功の確率は低いと考えてください。かなりマニアックで上級者向きの作業で、普通の栽培に飽きた人が挑戦するものだと考えてください。
その後の栽培については
を参考にしてください。
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