7月のビオラパンジーの手入れと管理
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7月のビオラ・パンジーの手入れ・管理
7月上旬はまだ梅雨。7月下旬は梅雨も明けて、本格的な夏になります。7月下旬の作業は8月の作業と同じですから、7月下旬を越せれば、実質8月も乗り越えたも同然。この夏さえ越せばあとは涼しくなるばかり。また庭植えするシーズンがやってきます。
夏越しの最後の山場です。
涼しい場所で管理すれば、夏越し目的ではなくても7月上旬の梅雨まで花が持たないこともないです。ただ、そこまでするよりは4月5月で夏用のガーデニング材に植え替えた方がいいですけど。
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水やり
7月上旬(梅雨)
7月上旬はまだ梅雨。
水やりは控えめに。雨がよく振り、蒸発量が減っていて、水やりの頻度が減ります。土が濡れているようならば、水やりはしません。指で触って濡れているようならば、水やりはしません。できれば割り箸を土に挿して、割り箸が濡れているようならば水をやらないようにします。もしくは
土壌水分計を使って水分量を計測してから、水やりの判断をします。
梅雨明け後
梅雨が明けたら、今度は高温になり蒸し暑くなります。
ビオラ・
パンジーは高温多湿が苦手で、7月は夏越しの鬼門。ここを越えれば8月も超えられるでしょう。多分。
高温になって生育が鈍くなっていて、水をやっても吸い上げる力がありません。といっても水を切るとすぐにカラカラになって枯れてしまいます。だから水は定期的にやらなくちゃいけません。水やりの頻度は控えるんですが、やっぱり水は必要なわけです。
で、問題は「どのくらいの水やりの頻度か?」ってことになります。
ビオラ・パンジーの葉っぱがちょっと元気がないくらいになってから、水をやります。多少しおれても水をやれば吸い上げて復活しますので、そのくらい控えます。
水をやるときはシッカリと
梅雨や夏であっても、水をやるときは鉢の底の穴から水が出るくらいにやります。大事なのはメリハリです。水をやるときはシッカリとやって、そのあとは乾燥するまで水をやらない。毎日ちょっとずつ水をやるのが一番「腐って枯れやすい」です。
肥料
肥料はやらないです。
肥料は生育を促すもので、生育がほとんど止まるこの時期にやると腐りやすくなるだけです。
植え付け・植えかえ・種蒔き
植え替えることは無いです。
次に植え替えるのは9月か10月です。
管理場所・日当たり
梅雨時期の管理場所
梅雨の時期は雨に当たらないようにします。軒下なでの雨が当たらない、風通しの良い場所で管理します。できれば日が当たる方がいいので、
半日陰がいいですが、一番大事なのは「雨が当たらないこと」です。雨が当たらない場所には多少日が差さないとしても、雨が当たらない方が優先です。雨ざらしになったらアウトだと思ってください。
梅雨明け後の管理場所
梅雨が終わると気温が上昇し、昼間は常時30度以上になります。こうなると半日陰であっても、とにかく気温が上昇する場所ではビオラ・パンジーは生きていけません。明るい日陰に移動して、風通しの良いところで管理します。
7月以降は気温が上昇し、どれだけ日陰の風通しの良い涼しいところで管理しても、枯れる株は枯れます。これは確率だと思ってください。枯れてもがっかりせずに縁がなかったとスパっと諦めましょう。精神的健康によくないです。もともと、ビオラ・パンジーを夏越しさせることが無理があるんです。
作業
切り戻す
7月・8月は気温が上昇し、株がほとんど生育しませんが、それでも多少なりとも生育します。放置していると伸びた葉っぱなどで蒸れてしまうので、観察して適宜、
切り戻しをして、黄色く変色した葉っぱや黒く腐った部位を切除します。この作業をしないと、夏越しは厳しいです。
花も摘む
夏の暑さでほとんど株は生育を停止しているのですが、それでも花が咲くことがあります。花は咲き次第、いや、咲く前に摘んでしまいましょう。花を放置していると
種子を作ろうとして株が弱ります。たださえ弱っている時期なので、危険です。この作業は必須です。
病気・害虫
梅雨になると湿度が上がって、ビオラパンジーには厳しい環境になります。腐らないように梅雨になる前にベンレート水和剤を撒いておくと良いですが、とにかく雨にあてず、水やりを控えることです。
アブラムシが発生しますし、
ナメクジも発生します。前もって
オルトランをやっておくと良いです。株が弱ると余計に、虫が発生しやすくなります。これはもうしょうがないです。散布して駆除します。また、発見次第に殺します。
来月以降の栽培は?
先月の栽培については
を参考に。
来月以降は
を参考にしてください。
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