ビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツまとめ

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ビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツ

ビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツまとめ:ビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツ
このページではビオラパンジーを楽しむ大事なコツの切り戻しについてまとめています。
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切り戻しの目的

切り戻しをする目的は二つあります。

一つは摘芯して脇芽を出すこと。これが一番大事な目的です。11月〜2月までは摘芯を目的とした剪定(切り戻し)をし、脇芽を出させます。脇芽が出れば茎と葉っぱが増えて蕾が増えて、花が(劇的に)増えます。

もう一つは蒸れを避けること。寒い時期は蒸れませんが、3月以降は蒸れて、ビオラ・パンジーが傷んでしまいます。切り戻して葉っぱや茎をさばいて風通しを良くして蒸れを防ぎます。
●切り戻しをして脇芽が出ても肥料がないと開花は鈍いです。肥料もしっかりと追加しましょう。

寒い時期の切り戻し(摘芯)

10月〜2月までは花が一段落したら、株全体を刈り込みます。すると脇芽が出て、枝が伸びて、花がたくさん開花します。葉も花も増えるので、切り戻した後は肥料を忘れないように追肥しましょう。

寒い時期の切り戻し(摘芯)は「脇芽を出す」のが目的ですから、脇芽が出やすいように切らないといけません。ただザックリと三分の一から二分の一ほど切り戻しても大丈夫なんですが、もっと効果的にするには、「新芽」を切らないようにして切り戻します。
ビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツまとめ:補足情報
新芽は葉っぱの根元に小さな芽が付いているので、すぐ分かります。これを切らないようにして現在のてっぺんの部分を切ってやります。

理想的には、一本ずつ新芽(花芽)を残すように切り戻すのですが、もっさりと密生していると、そんなことは面倒なので、結局ザックリと切り戻すことになると思います。

一鉢でも大変なのに、株を大量に管理していると、新芽を確認しつつの摘芯なんて現実的じゃないです。でも、一回はやってみるといいです。

切り戻しで、切ったものに発根剤を塗って、土に挿していると簡単に株が増えます。詳細はビオラ・パンジーの挿し穂で増やすビオラ・パンジーを水挿し穂で夏越しのまとめのページを参考にしてください。

もうちょっと詳細な

ビオラ・パンジーは夏に種まきし、生育気温になる9月〜10月に育苗して、10月から植え付ける。そんで冬を越して3月以降に花が一気に開花するというもの。12月〜2月は寒さで活動が鈍くなります。これが通常。

寒さに強い品種もあって、そういうのは冬も生育しているんですが、寒さで縮んで活動が止まるタイプは、寒さでダメージがある上で、冬に刈り込むと復活までに時間がかかり、春の開花が遅くなります。なので、そういうタイプは冬は剪定を避け、秋(10月〜11月)に一回か二回、春(3月〜4月)に一回〜三回剪定する感じです。

3月以降の切り戻し

ビオラ・パンジーは15度以下だと生育しますが、20度以上になると生育が鈍くなって、蒸れて腐って枯れやすくなります。

そこで3月以降には風通しを良くするために「切り戻し」をします。ここでも新芽(花芽)を切らないように一本一本たどって切り戻せば脇芽が出て、花が増えるのは増えるんですが、葉っぱや茎が増えれば、また蒸れやすくなるのです。まぁ、ここはザックリ三分の一から二分の一ほど切り戻せば十分です。この時期、大事なのはとにかく「風通し」です。

3月以降は生育が悪くなっているので、肥料も様子を見て控えましょう。

ところで、ビオラ・パンジーって4月以降も開花するとされるんですが、慣れた人は4月のうちに春以降の苗に切り替えます。つまりビオラ・パンジーは掘り返して廃棄するのです。もったいない? でも春〜秋に育つ苗がお店に並びますし、ここで切り替えると秋までお庭に花が咲いてくれるので大事です。

ビオラ・パンジーの代わりに植える植物は春から夏の定番を参考にしてください。

もしも夏越しを目指すのであればビオラ・パンジーの夏越しのコツを参考にしてください。

最後に…

その他の栽培管理についてはビオラパンジーを参考にしてください。
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