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ビオラ・パンジーの夏越しのコツ

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目次
ビオラ・パンジーの夏越しのコツ
4月の管理
5月の管理
6月の管理
7月・8月の管理
9月の管理
10月に植え付けへ
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ビオラ・パンジーの夏越しのコツ

ビオラ・パンジーの夏越しのコツ:ビオラ・パンジーの夏越しのコツ
ビオラパンジーは夏の暑さに弱く、基本的には夏越しは無理です。そもそもビオラ・パンジーの苗は安いものが多く、一部に高価な苗もありますが、高価な苗でも、夏越しのための労力を考えると、そんなに必死になる程には高価とは言えないです。また夏越ししても木質化して大きくなるということもなく、同じものが継続して栽培できるだけです(それでも嬉しいけどさ)。

それに毎年、新品種が出てきて、これを選ぶのも楽しいので、毎年買い直すのがなんだかんだ言っても賢明ってものです。

でも、ビオラ・パンジーの夏越しってガーデナーは一度は考えることなんですよね。そこでまとめておきます。
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4月の管理

夏越しさせるならば、庭植えのビオラ・パンジーを今のうちに鉢植えにしておきます。すでに鉢植え、プランター植えになっているならそのままでいいです。庭植えだと移動できないので、夏の暑さから逃げることが出来ません。庭植えにしたビオラ・パンジーの苗を大きめに掘り返して鉢に植えます。その際に土は落とさないでください。

土を落として根を傷つけると生育不良を起こします。広く掘り返すのは根を傷つけないようにするためです。もちろん清潔な新しい土を追加して植えてください。追加する用土は通常の培養土です。

植え替えたら、一週間か二週間ほどは日陰で管理します。いきなり日当たりに置くと株に負担がかかってしまいます。

後の管理は今までと同じです。
参考:4月のビオラパンジーの手入れと管理

5月の管理

5月になると気温が上昇しますが、気温25度前後くらいでは枯れません。でも、夏越しの準備はしておきます。黄色い葉っぱをむしります。高温多湿が続くとこの枯葉が腐って病気になります。後、徒長しないように切り戻します。徒長すると風通しが悪くなって蒸れて枯れます。5月のうちから切り戻して、切り戻して小さくまとめます。

春以降は毛虫・芋虫が発生します。梅雨になるとナメクジダンゴムシも発生し、7月以降はアブラムシが発生します。高温はビオラ・パンジーにとって悪い環境です。どんな植物でも悪い環境にいると抵抗力が落ちて虫がつきやすくなります。今のうちにオルトランを撒いて予防しておくといいです。

今は空気が乾燥していますので、雨に当てても大丈夫です。
参考:5月のビオラパンジーの手入れと管理

6月の管理

6月になると梅雨に入ります。

梅雨の多湿はビオラ・パンジーにとって厳しいです。必ず雨の当たらない場所…軒下などで管理し、できるだけ風通しの良い場所で管理します。今は陽に当てるより風通し優先で。根に負担がかかるので肥料はやらないでください。切り戻しをして風通しよくしてください。余計なエネルギーを注がないように花は咲かせず、花が咲いても種子が付くまでに切ってしまいましょう。その方が夏越しはしやすいです。

湿度が高く、日照不足になるので、どうにも腐って枯れやすくなります。植物用の殺菌剤を利用するといいです。
参考:6月のビオラパンジーの手入れと管理

7月・8月の管理

7月の上旬はまだ梅雨かもしれません。その時は6月の管理を参考にしてください。梅雨が明けると気温が上昇します。これ以降は風通しの良い明るい日陰に移動します。徒長するので、しっかりと切り戻しをして蒸れないように心がけます。もちろん肥料はやりません。肥料をやると株が傷み、枯れやすくなります。

高温になると植物の活動が鈍くなるので、水があまり必要としていません。水やりも控えます。葉っぱがしなびてきてから水をやる程度の水やり頻度にします。ただし水をやるときは、鉢底から水が出るくらいにたっぷりと水をやってください。水をやるときは、葉っぱにかけずに土に注ぐようにします。土に注ぐのに口の細いジョウロがあるといいです。
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気温が30度以上どころか35度以上になると、日陰で管理して、風通しを良くして、万全を期しても一定の確率で枯れます。失敗してもショックを受けないようにしましょう。
参考:7月のビオラパンジーの手入れと管理8月のビオラパンジーの手入れと管理

9月の管理

9月になると気温が下がってきてビオラ・パンジーが生育するに十分な温度になってきます。しかし9月はまだ高温。気温が下がってもぶり返して高温になることもあります。庭植えにする場合は10月の中旬以降まで我慢しましょう。

根の状態を確認するためにも、春に植え替えたものであっても、秋に植え替えるべきです。
参考:9月のビオラパンジーの手入れと管理

10月に植え付けへ

気温が20度を切って生育する時期になったら、徒長した部分を徒長していない部分まで切り戻し、枯葉を取り除きます。できればオーソサイドなどで殺菌するといいですが、そこまでしなくてもいいでしょう。あとは庭植えにしたり、鉢に植え替えをします。植え付けについての詳細はビオラ・パンジーの用土と植え付け・植え替えのまとめ10月のビオラパンジーの手入れと管理を参考に。

ちなみに挿し穂で夏越しするという方法もあります。そもそも夏越しは一般的ではないのであくまで参考程度と考えてください。
参考:ビオラ・パンジーを水挿し穂で夏越しのまとめ
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