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5月の管理…種子の採取と半日陰に移動させる時期(クリスマスローズ)
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2022-11-04
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5月のクリスマスローズの管理と手入れ
4月で
クリスマスローズ
の開花はほとんど終わり、5月は花のない時期です。5月は真夏の高温時期を越えるため、また、来年の開花のために、
葉っぱを出して株を充実させる時期です。
4月に株分けしたものも新しい葉っぱが出てきているはずです。
花を放置していると、
種子
ができます。種まきをしない場合は、この終わった花は摘んでしまいますが、種を取って撒く場合は、そのまま放置しているはずです。この種子は大体、交配(受粉)してから熟すまで二ヶ月かかります。クリスマスローズの開花のピークが3月ですから、種子が熟すのが、大体この5月ごろになるわけです。ちなみに熟した種子から、こぼれ落ちますので、株の周囲に新芽が出ることになります(ただし発芽は来年)。予定外にクリスマスローズの範囲が広がるので、できれば花は摘んでしまって種子は作らせないか、作っても回収するようにします。
この種子を取るのも5月の仕事になります。
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水やり
庭植えの水やり
基本的には自然の雨だけでいいですが、晴天の日は土の状態を見て、乾いているなら水をやるようにします。3月〜4月に植え付けた直後の場合、土に根が馴染んでいないかもしれません。水をやることで馴染みやすくなるので、あまり乾燥させないのがコツです。去年から植え付けているのは、これまでの
水やり
と同じでいいです。
まだ新しい葉っぱが出るので、水を吸い上げる力はあります。水切れしないようにしましょう。
鉢植えの水やり
土が乾いていたら、水をやります。土が濡れているようならば、水はやらないでください。5月は葉っぱが出ます。ということは頑張って吸い上げているので、水切れも起きやすいです。水切れしないように水をやってください。
受け皿の水は捨ててください。放置していると腐って
病気
の元になります。
庭植えの肥料
去年から植えてあるものは
肥料
は不要。5月はまだ葉っぱが出ますが、クリスマスローズにとってはかなり高温で肥料をやると根を傷めたり、病気の原因になります。
ただし、3月〜4月に植え付けをした株はもうちょっと根と葉を充実させた方がいいので、少量の肥料をやります。肥料はカリの多いものをやってください。それも5月中には消費できる程度の少量にします。
緩効性固形肥料で1株あたり6gくらいです。
鉢植えの肥料
去年から植え付けているものは肥料はなし。5月以降に肥料をやると病気の元になります。
ただし、4月に植え付けをして4月に肥料をやっていなかったものは、5月にカリ成分が主になっている緩効性肥料をやります。量は少なめで。一株あたり4gくらいです。
植え付け・植えかえ
植え替える時期ではありません。
植え替えは
ストレス
になり、5月はこれからのクリスマスローズにとって厳しい時期を乗り越えるための時間です。植え替えても、ちょっと間に合わないかも。ただし、根が張りすぎて、
根詰まり
をしているのであれば、古い土を落とさずに、一回り大きな鉢に植え替えることは可能です。
詳細は以下のページを参考にしてください。
クリスマスローズの用土の配合例
クリスマスローズの管理
3年に一回は鉢の植え替えと株分けを!(クリスマスローズ)
クリスマスローズの管理
管理場所・日当たり
5月も天気のいい日は強い直射日光に当たることになります。これがクリスマスローズに直に当たると
葉焼け
を起こします。鉢植えの場合は
半日陰
…木漏れ日の当たるような場所に移動します。庭植えの場合は、そもそも夏は半日陰になるような場所に植えていると思いますが、そうなっていない場合は、クリスマスローズを覆い隠すような木や、ヨシズ・寒冷紗で遮光します。もしくは例えば、フェンスに
朝顔
や
ペチュニア
などのツタ類を絡ませて、日差しを避けるようにします。
もう一つ大事なのは風通しです。
5月はそうでもないんですが、6月7月8月と徐々に、蒸し暑くなってきます。クリスマスローズを毎年楽しむためには
夏越し
できないとダメ。クリスマスローズは「高温多湿」に弱いですから、日差しを避けるだけでなくて、「多湿」を避けるために風通しの良い環境でないといけません。
西日を避ける
植物は
西日
を嫌います。
植物は主に午前中に光合成をして、午後…というか夕方は活発ではないんです。すると西日が当たる場所というのは、午前中は当たらず、午後に強い日差しが当たる訳で、西日に当たる環境は辛いのです。ましてクリスマスローズは強い日差しに弱いのですから、西日が当たる環境ならば、西日が当たらないように遮光してやる必要があります。
これも、木を植えたり、草丈の高い植物を植えたり、ヨシズをするなどして対応します。
終わった茎を取る
有茎種の葉っぱも黄色くなり、また、他の品種の花も終わってしまいます。
茎はハサミで切除します。
別に放置していてもさほど変わりないんですが、枯れた茎が梅雨にカビて、そこから腐ることもありますし、見た目に非常に汚いので、切ってしまいましょう。
切ってしまえば、クリスマスローズは綺麗な
カラーリーフ
かつ、
グランドカバー
になります。
病気・害虫
5月になると
アブラムシ
や
ヨトウムシ
などの病
害虫
が本格的に発生します。
薬剤を散布して予防します。
オルトラン
を前もって施しておくといいです。
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種子取り・保管の方法
種子を取る花の茎に「袋」をかぶせます。袋は雨に当たっても破れないようなものでないといけません。
ホームセンター
に「果実袋」という名前で販売しています。これを茎全体に被せおきます。5月の終わりには、早いものは種子は熟して飛び散ります。
茎を切って袋から中身を出して、その中から種子だけを取り出します。クリスマスローズの種子は乾燥すると発芽しなくなります。普通は冷蔵庫に入れますが、冷蔵庫は乾燥しているので、そんなところに入れていると発芽しなくなります。
種子だけを取り出します。ゴミ(花のカスとかオシベのカスとか)を全部、除去しましょう。ゴミを一緒にしていると、それが腐って種子も腐ってしまいます。種子だけにしたら、30分くらいダコニールかベンレートの1000倍希釈液に浸けて殺菌してから、ストッキングなどに詰めて、
水はけ
の良い土の中に埋めます。深さは30センチほど。埋める時に、なんの品種か書いた札を入れておきましょう。また、埋めたところにも札を立てておきましょう。確実に忘れますから。掘り出すのは9月か10月です。
クリスマスローズの種子は極端な乾燥状態じゃなければ…つまり一定の湿度があれば…発芽能力を失うことはないんですが、埋めたほうが楽です。
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種の取りまき
採取した種子は保管しておいて9月〜10月にまた取り出して苗を作ります。
しかし、面倒な場合は、咲かせたい場所に今、種子を撒いても構いません。
咲かせたい場所に種子を置いて、種子の大きさの倍程度の厚さの土を被せます。発芽するのは来年の春です。これまた忘れてしまうので、札を立てておきましょう。
来月以降の栽培は??
先月の管理は
4月の作業…種子の採取・葉焼けに注意します(クリスマスローズ)
クリスマスローズの管理
を参考にしてください。
来月以降は
6月の管理…過湿対策し採種して病害虫も注意!(クリスマスローズ)
クリスマスローズの管理
7月の管理…過湿と直射日光に注意!遮光を(クリスマスローズ)
クリスマスローズの管理
を参考にしてください。
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