ペチュニア(衝羽根朝顔)

科名 | ナス科 |
属名 | ペチュニア属 |
学名 | Petunia |
別名 | 衝羽根朝顔 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
- ペチュニアとは?
- ペチュニアの水やり
- ペチュニアの肥料
- ペチュニアの植え付け
- ペチュニアの挿木
- ペチュニアの管理場所・日当たり
- ペチュニアの摘芯・切り戻し
- 花ガラを摘む
- ペチュニアの病害虫
- ペチュニアのトラブルFAQ
- ペチュニアの由来・伝承
- 最後に
- SNSボタン・関連記事
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ペチュニアとは?

ペチュニアの品種のまとめ
ペチュニア・カリブラコアの管理
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ペチュニアの水やり
鉢植えの水やり

夏は朝と夕方の二回、水やりしないと水切れする。植えた鉢が小さいと土が少なく、夏に水が全く追いつかないことがある。その場合は半日陰に移動する。
庭植えの水やり

水やりが面倒ならば自動水やりタイマーとホースでの水やりを検討します(熱射病対策にもなる)。
ペチュニアの肥料

培養土にも肥料は入っていますが1ヶ月ほどで使い切り、不足します。肥料はリン・窒素・カリがバランスよく入っているものを使います。窒素に偏っていると花が咲きません。ペチュニアの専用肥料がありますのでそれがオススメです。
ペチュニアの植え付け
植え付け時期
ペチュニアの苗の植え付け時期は4月から6月7月あたり。4月は植え付けできるが、霜にあたると一発で枯れるので、ついつい買ってしまったら寒波を避けて軒下や室内に取り込みましょう。4月は地域によっては霜が降りるし、年によっても霜が降りる(霜が降りるような気温でも枯れる)。無難なのは5月以降の植え付け。3月あたりから苗が出回るが4月下旬くらいまで待った方が賢明。んなことは分かっていてもガーデナーは我慢できない。
ペチュニアの用土

庭植えの場合は、庭の土に腐葉土・堆肥を3割ほど入れ、緩効性化成肥料を足してよく混ぜて用土とします。もしくは一般的な培養土や専用の土で植え付けをします。
連作障害を起こすので必ず新しい土を使うこと。去年使った土で植えたり、過去2年か3年ほどナス科植物を植えた場所に植えると生育障害を起こす。
鉢への植え付け手順

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。
庭植えの植え付け

あとは、苗を植え付けします。苗は根を少しほぐしたほうが根が広がりやすいです。株同士は30cm空けます。ペチュニアは基本的に「這う」ものです。立ち性のものありますし、コンモリしやすい品種もあるんですが、それでも「這う」ものなので庭の配置としては手前に植え付けるようにします。
ペチュニアの挿木
ペチュニアは挿木で増やすことも可能。春に高い苗を一つ買って挿木で増やして庭中にペチュニアを…なんてのも可能。園芸品種は採種はほぼできないが、原種に近いものは採種もできる。ペチュニア・カリブラコアを挿し芽で増やす
ペチュニア・カリブラコアの管理
ペチュニアの管理場所・日当たり


高温には強いが、水切れは起こして枯れる。夏は水のやり忘れに注意。
ペチュニアの摘芯・切り戻し


株の中心部がハゲてませんか??ペチュニアは放置しておくと徐々に中心部に葉っぱや花が少なくなって、何だかカッパ禿げのようになります。これを防ぐのにも摘芯・切り戻しです。摘芯すると全体がコンモリと仕上がります。種類によってはハゲにくいものもあります。
●株元に新芽が見られるならバッサリ切ってもいいです。
花ガラを摘む

花ガラ摘みをすると手がベトベトになる。カリブラコアはベトベトがないし、花ガラもほとんど発生せず、楽です。
カリブラコア
ナス科カリブラコア属
ペチュニアとカリブラコアの違いまとめ
ペチュニア・カリブラコアの管理
ペチュニアの病害虫
ウドンコ病、ハダニ、アブラムシ、灰色カビ病、ウィルス病など発生する。ウドンコ病が最大の敵。詳細は以下のページを参考に
ペチュニア・カリブラコアの病害虫
ペチュニア・カリブラコアの管理
ペチュニアのトラブルFAQ
花が咲かない花が一切咲かないというのはほぼない。よほど病害虫が発生しているか、致命的な要因があったと思われる(日光不足・連作障害・根詰まり)。花が咲きづらい原因は、日光不足・肥料不足・根詰まり・病害虫。これらの原因がないのに咲かないならば摘芯して脇芽を出させればよく開花する。種苗会社のサンプル画像のように咲かせるには肥料が足りない、とも。あれと比べてはいけない。
葉っぱが黄色くなる
日光が当たらない株元に近い葉っぱは黄色くなるし、古い葉っぱは落ちていくもの。これは生理現象で問題はない。あまりに生育が良すぎてマグネシウムが足りなくなっても発生する。マグネシウムは葉緑素生成に必要で不足すると、ツル先の葉っぱは青くても株元の葉っぱは黄色くなる。とくに生育が早くなる高温時期に発生しやすい。苦土石灰をやれば回復する。
●庭植えの場合は植え付け時に苦土石灰を混ぜておく。鉢植えの場合は一般的な培養土には入っている。よく鉢植えやプランター上にしている植物の下葉が黄色くなっているのは苦土石灰が不足するからだが、根本的な原因は土不足。土に含まれるマグネシウムが足りないというよりは土全体が足りていないからマグネシウムが足りなくなる。苦土石灰を足せば回復する。
中央がハゲる
ペチュニアはツル性で、ニョキニョキ伸びた結果、株元は禿げる。ペチュニアの本来の性質から考えればこれが本来。品種改良されたものはなりにくいが、それでも「なりにくい」だけで、剪定して脇芽を出させてコンモリになるようにしてやらないといけない。
●肥料不足・日光不足・高温障害で花の色が変わる。色が鈍くなったり、色が抜けたり。
●見切り品と目があってついつい衝動買いする。
●梅雨に葉っぱが溶けて、ほとんど棒(=茎だけ)になる。切り戻すといいが、健康な葉っぱを残して切り戻さないと、夏の高温時に枯れるので、まずは先の健康な葉っぱを残すように軽く切り戻すだけにして、脇芽が出て葉が増えて盛り返してから切り戻す。
●見切り品と目があってついつい衝動買いする。
●梅雨に葉っぱが溶けて、ほとんど棒(=茎だけ)になる。切り戻すといいが、健康な葉っぱを残して切り戻さないと、夏の高温時に枯れるので、まずは先の健康な葉っぱを残すように軽く切り戻すだけにして、脇芽が出て葉が増えて盛り返してから切り戻す。
ペチュニアは光化学スモッグに弱い
都市部でペチュニアを育てている人で、葉っぱに異変がある場合は光化学スモッグも疑う。
ペチュニアの由来・伝承

南アメリカ原産で1767年にウルグアイからフランスへと渡ってからはヨーロッパで品種改良が繰り返され、大輪から小輪まで多種のペチュニアが品種改良により生まれました。
日本にはアサガオに似ていることから「ツクバネアサガオ」と呼ばれて入ってきたものの、当時は日本の気候に合っていなかったためにイマイチ人気が出ませんでした。
ところがサントリーが日本の気候に適した品種「サフィニア」を開発したところ人気が高まった。日本においてもっとも品種改良の競争の激しい種類です。
最後に
このページではペチュニアの栽培についてまとめていますが、もう少し突っ込んだ内容は以下のページにまとめてあるので、興味があればチェックしてください。ペチュニア・カリブラコアの栽培の注意点
ペチュニア・カリブラコアの管理
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