エノコログサの仲間と育て方と駆除
目次
エノコログサの特徴仲間水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり駆除関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- エノコログサ
- 科名
- イネ科
- 属名
- エノコログサ属
- 学名
- Setaria viridis
- 別名
- 狗尾草・ネコジャラシ・犬子草
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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エノコログサの特徴
エノコログサは
イネ科エノコログサ属の
一年草。初夏から秋に日本中に生える
雑草。冬には枯れるが、
種子を残して、翌年の春にはまた芽吹く。フサフサの花が犬のしっぽに似ていることから「犬っころ」「犬の子」が転訛して「エノコロ」となったとか。「狗(エノコ=狗の子)」が語源とも。ようは犬にちなんだ名前ってことです。でも、猫がじゃれるので、ネコジャラシとも呼ばれる。
種子のついた花穂を投げているといくらでも生えてくるタチの悪い雑草。アスファルトやブロックの隙間からでも生えてきます。
草丈40cm〜70cm
花言葉遊び、愛嬌
粟の原種
エノコログサはアワの原種で、縄文時代の前半までは見られず、どうやらアワ作とともに伝来したのではないかと思われます。アワのように食用にされることはなないですが、食べられなくもない。
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仲間
キンノエノコロ
キンノエロコロ(Setaria pumila)日本の北海道〜九州まで見られる雑草。通常のエノコログサより黄色で、これが「金」と名づきました。ヨーロッパ原産で、日本では縄文時代より前、最終氷期に渡来して、帰化している。
アキノエノコロ
アキノエノコロ(Setaria faberi)は北海道から九州に広がる雑草。穂をつける時期が通常のエノコログサより遅い8月〜9月なのが名前の由来。
ハマノエノコロ
ハマノエノコロ(Setaria viridis var. pachystachys)は北海道から九州の海岸部に見られる種。通常のエノコログサより、枝分かれして、草丈が10cm前後とかなり小さくまとまります。
ムラサキエノコロ
ムラサキエノコロ(Setaria viridis var. minor f. misera)は夏から秋にかけて穂をつけるエノコログサの一種で、穂・茎・葉鞘が紫色になる。他の部分は通常のエノコログサと同じ。
水やり
雑草なので、庭植えの場合は、自然の雨だけで十分。鉢植えにした場合は、土が乾いてから水をやる。
肥料
肥料なんてなくてもいいです。
植え付け・植えかえ・種蒔き
夏から秋に熟した花穂をとっておく。乾燥させると茶色くなってくる。これを適当にまいていると発芽して増える。実際に発芽するのは翌年の春以降。
用土
なんでも。一般的な
培養土でもいいですし、庭土をそのまま使ってもいいです。
管理場所・日当たり
もちろん、戸外の日当たりで。
駆除
草刈りする
エノコログサは一年草ですから、穂ができたら刈り込むことで、来年以降を抑えることができます。草刈りした
クズは
堆肥にすることもできます。堆肥で発酵させ、高温(60℃)で数日経過すると発芽能力がなくなるが、発酵が鈍いと発芽能力が残るので、素直にゴミ袋に入れて廃棄しましょう。
抜く
エノコログサは根が浅いので、引っこ抜けば取り除けます。穂が出る前に抜くを繰り返せば、徐々に数を減らしていきます。
除草剤
一気に枯らしたい場合は、イネ科に対応した薬剤で駆除すればいいです。
除草剤はグリホサート系を使います。グリホサート系はラウンドアップなどに入っている成分で、ジェネリック系が
ホームセンターで売られているので、それを葉っぱに塗ったり、スプレーで一帯に吹きかけます。グリホサートは葉っぱに付着して効果を発揮し、土中では分解されて影響がないので、非常に便利な除草剤です。
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