タブノキ(イヌグス・タマグス・ヤマグス・ツママ・ドーネリ・モチノキ)

科名 | クスノキ科 |
属名 | タブノキ属 |
学名 | Machilus thunbergii |
別名 | イヌグス・タマグス・ヤマグス・ツママ・ドーネリ・モチノキ |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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タブノキの育て方
育て方の概要タブノキはクスノキ科の常緑高木。広葉樹。東北から九州に自生する。海岸部によく見られる。春に開花し、8月9月に果実が実る。果実は野鳥がよく食べ、あちこちに糞をして種子をまくため、あちこちに生えてくる。味はアボカド(クスノキ科)に近く、食べられないこともないが美味しくはない。万葉集にも登場する樹木。成長が早く、大木になりやすい。一般家庭の庭木には適していない。
大きさ・草丈・樹高20m…個体によっては30m以上もある。
まとめ
●タブノキはクスノキ科の常緑高木。庭植えするには大きすぎる樹木で一般的には植えない。よほど広い土地がある人だけ。
●水を欲しがる。庭木にしても雨の少ない地域では水やりが必要になるかも。
●日当たりを好むが、多少の日陰でも育つ。
●8月9月に黒い果実ができて、野鳥が食べて、種子が混じった糞を落としていくため、覚えのないタブノキが庭に生えることがある。
●タブノキはクスノキ科の常緑高木。庭植えするには大きすぎる樹木で一般的には植えない。よほど広い土地がある人だけ。
●水を欲しがる。庭木にしても雨の少ない地域では水やりが必要になるかも。
●日当たりを好むが、多少の日陰でも育つ。
●8月9月に黒い果実ができて、野鳥が食べて、種子が混じった糞を落としていくため、覚えのないタブノキが庭に生えることがある。
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水やりと肥料
水やり庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。タブノキは樹木としては水を欲しがる性質があり、瀬戸内海沿岸などのように雨が少なめの地域では株が弱ってしまうかもしれない。よって雨の少ない地域では庭植えであっても水やりを意図的にする必要がある(ただ、そこまでする価値があるのか?…他の樹木を植えた方がいいと思う)。
肥料
2月に寒肥をやるといいですが、なくてもよく育つので普通はしない。
植え付け・植えかえ・種蒔き
植え替え時期真冬を除いた秋から春までの間。
用土
肥沃な水持ちの良い土を好む。庭の土に3割か4割ほど腐葉土か堆肥を混ぜてから植える。
植え付け・植え替え
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当たりでも日陰でも日当たりでも育つし、多少の日陰でも育つ。潮風にも強く、強風にも強い。東北海岸部に見られるくらいだから寒さにも強い。地下水に多少の塩水が混じっていても育つ。かなり強い植物。ただし大きくなりすぎるので、一般家庭ではなく、公園や街路樹・寺・神社に植えるものだと考えてください。
冬
霜に当たっても枯れない。冬になると赤い新芽が見られ、それが春になると伸びるので「赤い花が咲いた」ようにすら見える。実際の花はかなり「地味」。
その他
病害虫基本的に病害虫に強い。
タブノキハウラウスフシ
葉っぱの裏にポコポコと虫こぶができる。虫こぶというのは虫が中に住んでいるもの。このフシの中にはタマバエの幼虫が住んでいる。
剪定
成長が早く、刈り込んでも元に戻る。ただ、樹形を整えるような樹木ではないので、基本的に放置。手に余るなら早めに業者に頼んででも取り除いたほうがいい。
特徴・由来・伝承
●タブは朝鮮の船の名前「独木船(トンバイ)」が転訛したものではないかとも言われる。独木船(マルキブネ)とは一本の木をくり抜いて作った原始的な船のこと。
●葉っぱには粘着質の成分が含まれていて蚊取り線香を固める材料として利用されていた。葉っぱを切るとネバネバしていて糸を引く。
●別名(イヌグス・タマグス)に見られる「グス」はクスノキのこと。
●シイノキとタブノキは生息する地域が近いがシイノキの方が樹高が高く、シイノキに競り負けるが、塩水・潮風に強いために海岸部によく見られるよう。
●葉っぱや枝が密生するので、防火・防風の目的で植えられることが多い。
●果実が食べられ、成長が早くて道具・家具の材料や建材として利用されるのでよく植えられたらしい。が、クスノキより使い勝手が悪い…というか他に適した樹木があるので、有名ではない。ちなみに別名のイヌグスのイヌは「劣った」とか「小さい」という意味があり、クスノキより劣った樹木という嫌な名前が語源かもしれない。
●葉っぱには粘着質の成分が含まれていて蚊取り線香を固める材料として利用されていた。葉っぱを切るとネバネバしていて糸を引く。
●別名(イヌグス・タマグス)に見られる「グス」はクスノキのこと。
●シイノキとタブノキは生息する地域が近いがシイノキの方が樹高が高く、シイノキに競り負けるが、塩水・潮風に強いために海岸部によく見られるよう。
●葉っぱや枝が密生するので、防火・防風の目的で植えられることが多い。
●果実が食べられ、成長が早くて道具・家具の材料や建材として利用されるのでよく植えられたらしい。が、クスノキより使い勝手が悪い…というか他に適した樹木があるので、有名ではない。ちなみに別名のイヌグスのイヌは「劣った」とか「小さい」という意味があり、クスノキより劣った樹木という嫌な名前が語源かもしれない。
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