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クロモジの育て方

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クロモジ
目次
クロモジとは?
水やり
肥料
植え付け
管理場所・日当たり
剪定
病害虫
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学名などの基礎データ
クロモジの開花時期…植え付け・植え替え時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
クロモジ
科名
クスノキ科
属名
クロモジ属
学名
Lindera umbellata
別名
黒文字
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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クロモジとは?

クロモジはクスノキ科の落葉低木。開花は春、その花が結実するのは秋。秋になると黒い実が見られ、鮮やかに黄色く紅葉する(ただし紅葉の期間は短い)。紅葉の時期にはすでに来年の春に開く予定の新芽が見られます。春になると、葉と花がほぼ同時に開きます。

雌雄異株ですから、一本では実は成りませんが、花や実よりは葉や枝振りの雰囲気を楽しむ庭木です。剪定の手間もほとんど掛からず、大きく成長しても5メートル程度。斑入りのクロモジや、北海道・東北に自生するオオバクロモジという少し葉っぱが大きなクロモジがある。
低木(潅木)の一覧
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園芸用語

特徴・由来・伝承など

様子よりは香の方が印象に残る樹木。クロモジの枝を折るとあたりに、スっとした香りがします。昔は化粧品や石鹸などの香り付けに利用されていました。このことから和菓子の爪楊枝の材料にも使われます。

クロモジは、そもそも幹に浮き出る黒い模様を見立てたことから「黒木」と呼ばれていました。この木を素材にして爪楊枝を作っていて、黒木の爪楊枝のことを宮中では「クロモジ」と呼んでいました。「モジ」というのは宮中の「女房詞」で、語尾につけていました。

「しゃもじ」も同様です。しゃもじは本来は「オタマの女房詞」で、おかゆをすくうものでしたが、江戸時代に入り、庶民が現在のような米を食べるようになると、贅沢にも水の少ない「米」をすくうものとして、宮中の購入なイメージのある「しゃもじ」という言葉を使うようになりました。クロモジも同様に高級な爪楊枝の材料として使われたことで、名がついたようです。
●幹の黒い模様を「黒い文字」に見立てたという説もあります。


クロモジは生け花の材料としてよく利用されます。東北・北陸では狩の獲物をクロモジの枝に刺して神(山の神)への供物としていた。そのために鳥木という別名もあります。立ち姿もおしゃれ。香りもしますし、和洋問わずに庭木に適しています。
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水やり

庭に植えてしまえば水やりは不要。降雨だけで十分です。ただし真夏などに長い間、雨が降らない場合は水をやってください。鉢植えにした場合は、土が乾いてから水をやるようにします。土が濡れているのに水をやっていると根が腐って枯れてしまいます。

肥料

不要。なくてもいい。

植え付け

時期

植え付けは真夏でなければ通年、いつやっても失敗することはありません。

用土

土は水はけがよく肥沃なものを好みます。腐葉土、または堆肥を入れて土を肥沃にしてから植えます。あまりに水はけが悪いのであれば、川砂や軽石を入れて、水はけをよくします。
鉢植えにする場合は市販の花と野菜の土で植え付けをします。ただし一般的には庭植えにします。

庭への植え付けの手順

根に巻いてある麻布はそのままにして植えます(分解されるので)。針金やビニールテープなどでグルグル巻きにしてある場合は、針金やテープを外します(分解されないので)。植え付け予定日の1週間前に根鉢の倍か3倍の直径と深さの穴をほって、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割〜3割足してよく混ぜます。1週間寝かせて、馴染ませてから、用土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやります。

できれば、水極めをするとよいです。水極めとは余った土で土手をつくり、そこに水をたっぷりとため、水が引くまで待って、最後に土手を崩す作業です。

植え付けが終わったら、支柱を立てて、くくりつけます。支柱は絶対に必要というわけではないですが、横風で揺れると根が広がりにくいですし、広がった根が切れることもあり、支柱をしてグラグラ刺せないようにしておくといいです。

管理場所・日当たり

半日陰を好みます。日当たりが良すぎると乾燥で傷んでしまいます。一日のうちで半日だけ日光が当たるような場所です。建物の東側が適していますが、基本的に頑健。あまり神経質にならずに植えてしまっても失敗は少ないです。

秋になると黄色く紅葉します。日光が少ない場所でも問題なく紅葉します。ただ、紅葉が綺麗な時期は短いです。

寒さに強いのですが
本州から九州まで生育しています。寒さに強いですが、九州など暖かい地域で育てられた苗を寒い地域に植えると、寒さで枯れることがありますので、出来るだけ自分の住んでいる地域の近くで育てた苗を購入するようにしましょう。

剪定

自然樹形が美しいため、あまり剪定しない方が良い。変な方向に出た枝や、内側に伸びた枝を落とし、樹形を整える程度の剪定にとどめる。剪定しても新芽はよく出てきます。剪定は落葉時期に行います。

病害虫

ほぼ見られない
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