シロモジ(白文字)の育て方
目次
シロモジの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫特徴・由来・伝承最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- シロモジ
- 科名
- クスノキ科
- 属名
- クロモジ属
- 学名
- Lindera triloba
- 別名
- 白文字、アカヂシャ
- 耐寒
- マイナス15度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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シロモジの特徴は?
シロモジは
クスノキ科の日本の中部以西・四国・九州に自生する落葉
低木。放置で環境が良いと樹高は6mになる。春に新葉より先に花が咲きます。秋に実が成り、実を食べに小鳥が寄ってきます。秋には黄色く
紅葉し、冬は落葉します。一年で20cmほどの成長と、樹木としては成長が遅い方で、管理は楽です。自然樹形の立ち姿が良く、手間のかからない
初心者向けの
シンボルツリーとして徐々に注目されています。
樹高6m…庭植えにすると2m〜5mになる。
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水やり
庭植えにした場合は、一旦根付いてしまえば、降雨だけで十分です。夏の日照りのときは、水をやりますが、あとは放置です。
植え付けて1ヶ月か2ヶ月は、根が広がり切ってないので、水切れを起こします。庭植えでも
水やりをしてください。
肥料
シロモジは肥沃な土を好みます。寒肥として冬(1月〜3月)に
油粕・
腐葉土・
堆肥を株の周囲(根の外)に、根が当たらないように穴を掘って混ぜ込みます。根に直接
肥料が当たると肥料焼けします。
あとは8月から9月に油粕と化成肥料を2握りほど根元に撒きます。
植え付け・植えかえ
時期
落葉時期の11月〜3月に植え付けをします。新芽が出て以降は植え替えしても枯れやすいです。
用土
水はけのよい肥沃な土を好みます。
用土は選びませんが、庭の土を掘り返したときに水が染み出すような水はけの悪い場所なら、植えても
根腐れして枯れてしまいます。
庭植え
深さ50cm〜60cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量を入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株の麻布はそのままで植えていいです。分解されてなくなります。ビニールや針金が巻いてある場合は、分解されないので取り除いてください。できれば水極めをするといいです。余った土で土手を作り、内部に水をためて、水がなくなるまで放置しておきます。水が引いたら、土手を崩してならして完成です。
管理場所・日当たり
栽培地域
自生地は中部より西とされますが、東北から九州で栽培可能です。北海道は南部なら庭植えが可能。寒さ・暑さに強く、乾燥にも強く、病
害虫にも強い。
日当たりを好む
日当たりがいい方が花・実・葉と紅葉が楽しめますが、
半日陰や一日3時間程度の日照でも生育します。
剪定
落葉時期の2月か、開花後で
花芽ができる前の6月〜7月に
剪定をします。毎年20cmくらいしか生育せず、毎年する必要はないです。シロモジは自然樹形で綺麗なので、樹形が乱れたり、密生したら、枝を落とす程度にします。
病気・害虫
ハダニ
ハダニは乾燥する高温時期に発生する小さな虫で、汁を吸って木を弱らせます。ハダニで枯れることはないですが、排泄物にカビが生える
スス病を併発させ、美観を損ねます。葉っぱの裏に潜んでいるので、葉っぱの裏に水をかけると発生を予防できます。
カイガラムシ
カイガラムシは蝋に覆われた虫で、内部で汁を吸っています。排泄物にスス病が発生するので、早めに対応したい。少量であれば歯ブラシで落とし、大量なら定期的に薬剤を散布して駆除します。薬剤や性質については以下のページを参考にしてください。
スス病
植物の汁を吸った虫の排泄物には糖分が残っていて、これに発生する黒いカビが
スス病です。スス病は洗っても、こすっても取れず、スス病で枯れることはないんですが、著しく美観を損ねます。予防法は上記の虫を早めに駆除することです。
特徴・由来・伝承
アジアの比較的山の低いところに生育する木。
クロモジの仲間で、枝がクロモジに比べると黒くない…とされますが明確な差はあまりないです。クロモジは高級爪楊枝の素材として使われるほどに、とても良い香りのすることで有名ですが、シロモジも若干似た香りがします。
クロモジの葉っぱとちょっと違い、大きなカエルの手にようになっています。形は
ダンコウバイと似ていますが、葉はシロモジの方が小さく、切れ込みが深いです。
最後に…
成長が遅めで、管理が楽で、季節感もあり、シンボルツリーとしても人気が出ています。シロモジをシンボルツリーとして考えている方は、その他のシンボルツリー候補をまとめたページがあるので、そちらも参考にしてください。
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