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サボテン般若(ハンニャ)の育て方…なぜ初心者向け?どこで買える?

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アストロフィツム・般若
目次
般若(ハンニャ)の特徴は?
用語・品種
水やり
肥料
植え替え・植え付け
管理場所
剪定・切り戻し
病害虫
関連記事
学名などの基礎データ
アストロフィツム・般若の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
アストロフィツム・般若
科名
サボテン科
属名
アストロフィツム属
学名
Astrophytum ornatum
耐寒
マイナス3度〜0度
水やり
たまにやる程度
場所
日の当たる室内
難易度
中級者向け
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般若(ハンニャ)の特徴は?

アストロフィツム・般若:般若(ハンニャ)の特徴は?
般若(ハンニャ)はメキシコに自生するサボテン科アストロフィツム属の多肉植物。8つの綾が深く入り、白い斑点が見られます。トゲが長く伸びる姿に人気があります。耐寒温度はマイナス3度〜0度とサボテンの中では寒さに強い方で、水やりの感覚さえ掴んでいれば、初心者でも栽培はしやすいです。頑健なのでサボテンの接木台として利用される。

多肉・サボテン栽培の入門によく勧められるほどに初心者向けです。トゲがあるので子供やペットがいないなら候補に挙げましょう。トゲなしで同様に寒さに強いランポウギョクも候補にあげるといいです。

株が充実すると頭頂部に開花し、種を作ることもでき、種から増やすこともできます。ちなみにランポウギョクとは近縁(同じアストロフィツム属)で交配もできます。
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どこで買える?

通常の般若であれば100円ショップ&300円ショップで見かけます。何軒かハシゴしたり、定期的に巡回すれば…いや、しなくてもサボテン・多肉系のアソートの中にはよく入っているので、すぐに出会えると思います。正直、ネットショップで通常の般若を購入するのは送料が勿体なさすぎ。
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用語・品種

幸運般若?

般若の一部を薬品を使って色を抜いたり、色をつけたものを、明言はしないが「希少種」というか「珍しいでしょ?」って感じで販売していることがあります。ネットショップでもあるし、店舗でも流通している。こういうイカガワシイ感じは昔から園芸業界ではよくあること。

その色付けした般若には名前はいろんな名前がつきます。昔ですが幸運般若という名前で売っているのを一回見たことあるんですよね。般若は頑健な種類なんで、枯れにくいし、変化も少ないため、色をつけた部分もそのまま残るので、詐欺とは言えないけど、うーん…

螺旋般若

綾が捻りながら成長する個体。かっこいいがまぁまぁな高値で取引されています。上に伸びるのですが、日光をうまく当てないと曲がってしまいます。
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水やり

最低温度は10度以上〜最低気温が25度以下の春と秋は土がカラカラになってから、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。この時期は生育しているので、水やりをするときはしっかりとやりましょう。

夜中の気温が25度を超える時期は般若(ハンニャ)はあまりに暑くて、休眠状態になり、水をやっても吸い上げず、春や秋と同じように水をやると根腐れを起こすこともあります。断水してもいいですし、土がカラカラになってシワがよるようなら、土の表面を少し濡らす程度の水やりをします。気温が10度以下になると今度は寒さで休眠します。夏と同じように土がカラカラになったら、土の表面を少し濡らす程度に水やりをするか、断水します。

冬の水やりは環境によって変化しますので、上級者でも失敗することがあります。
冬の水やりと根腐れの関係
冬の水やりと根腐れの関係
雑記
を一回読んでおくといいです。

肥料

般若(ハンニャ)に追肥は不要です。植え付けや植え替えのときの土のサボテン・多肉の土の中に最初から含まれている元肥だけで十分です。

ただ、どう考えても肥料不足で、調子が悪いようなら生育時期になる最高気温が20度〜25度くらいの春・秋に月に一回の頻度で通常の2倍に薄めた液体肥料をやるといいです。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

生育時期にあたる気温が20度〜25度の時期の春か秋に般若(ハンニャ)の植え替えをします。一番いいのは5月の初旬です。5月であれば植え替えのダメージを春と秋でしっかりと取り戻した上で生育できます。

鉢植えは2年か3年に一回、植え替えをします。これは根詰まりを防ぐというよりは、土の劣化を防ぐ目的の方が多いです。土は2年か3年で劣化して、泥になって水もちがよくなってしまい、根腐れの原因になります。

用土

水はけの良い土を好みます。水はけが悪いと根腐れして枯れてしまいます。ホームセンターなどに販売しているサボテン・多肉植物の土で植え付けましょう。
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鉢の植え替えの手順は?

植え替えをする1週間〜10日前から水やりはせず、カラカラにしておきます。濡れていると、植え替えのストレスで活動が止まっているときに、そのまま根腐れしてしまいやすいです。

鉢から株を取り出し、変色した根があったら清潔なハサミで切り、三日ほど日陰で干して切り口を乾かせます。

鉢は素焼きがいいです。素焼きは表面から水が滲み出て根腐れ予防にもなりますし、そこそこ重くて、上に伸びたときにひっくり返りにくいです。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、般若(ハンニャ)の株を入れて、隙間に用土を入れていきます。

水やりはせず、そのまま明るい日影で1週間か2週間ほど管理して養生させます。養生させてから、水やりを再開して、もとの管理場所に移動させます。

管理場所

春と秋は戸外の日当たりで管理します。般若(ハンニャ)は日光にしっかりと当てると生育がよくなり、肌艶もよくなりますよ。

真夏は般若(ハンニャ)が調子を崩すため、直射日光を避け、半日陰(木陰)の場所で管理します。

上に寒さには強い方と書いたんですが、霜・寒風にさらされると流石に枯れてしまうので、室内に取り込むのが無難。暖地なら戸外で越冬可能、中間地であれば霜に当たらない場所で管理すればマイナス5度くらいになる強い寒波が来ないならば戸外でも行けます。関東以西の平野部であればマンション・アパートのベランダで放置でも越冬します。寒冷地は必ず室内に取り込みます。

剪定・切り戻し

生育すると般若(ハンニャ)から子株が伸びてくるので、これを取り、切り口を日影で乾かせてから、用土の上に置いていると、発根します。発根するまでは水やりはしないでください。発根したら、鉢に植え替えます。

病害虫

カイガラムシハダニ・センチュウなどが発生することがあります。

カイガラムシは歯ブラシなどで削ぎ落とし、ハダニ・センチュウは薬剤で駆除しましょう。
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