令和の桃太郎はどうして溶けるのか?原因は…ピンクにあります

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「令和の桃太郎」の特徴

令和の桃太郎はどうして溶けるのか?原因は…ピンクにあります:「令和の桃太郎」の特徴
令和の桃太郎ハマミズナ科プレオスピロス属の多肉植物。俗にいう「メセン女仙)」の仲間です。プレイオスピロス・ネリイ(Pleiospilos nelii)があり、これを加工したものとされています。

このページは令和の桃太郎が溶ける原因と対処についてまとめています。
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栽培難易度は高い!

プレオスピロスがそもそも多肉系としても栽培難易度は高めな上、店舗などで衝動買いした園芸初心者には継続して栽培するのはなかなか難しいです。初心者は色褪せて枯れたら廃棄するのが通常…くらいの気持ちで取り組んだ方が気が楽ですよ。

購入した令和の桃太郎を長持ちさせたいなら、室温10度以上を維持しつつ、できるだけ日光にあて、水やりを適切に行う…というまぁ、多肉としてはよくある条件…いや、衝動買いした人には厳しいかもしれない。

ピンクの部分は薬斑

サボテンや多肉には薬斑という、薬剤で葉緑素を抜いた商品が昔からあります。カラーひよこみたいなものです。令和の桃太郎・令和の桃子は薬斑で、薬剤によって色を抜いてピンクにしているんです。おそらく元の品種は「帝玉」ではないかなと思いますが、仲間の
のページを見て貰えば、いかに「色が抜けているか」が分かるはずです。

葉緑素・色素を抜いているわけですから、確実に弱いのです。令和の桃太郎が夏までに…いや5月〜6月あたりですでに溶けて枯れやすいのです。しかし、条件が良ければ、そして運が良ければ、徐々に緑に戻り、継続栽培はできなくもないです。

無理に来年まで栽培しようとは思わない方がいいですよ。愛らしい容姿をしっかりと愛でて、気楽に管理していきましょう。

生育する春と秋

春と秋の置き場所は?

気温が15度〜25度の春と秋は戸外の日当たりか室内の日当たりで管理します。この時期にしっかりと生育させることで、夏越しの確率が多少はあがります。

春と秋の水やり

令和の桃太郎は年間を通して乾燥気味に管理し、水やりには注意します。鉢底から水が出るくらいにしっかりとやるか、土がカラカラになってから水をやります。多肉植物なので、水切れよりも水やりが多い方が危険です。小さな鉢で育てている場合、重さで水やりのタイミングを判断します。鉢が軽く感じたら、水やりを行います。もしくは水やりチェッカーで判断しましょう。
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問題の夏越し

夏の置き場所と管理のコツ

夏は休眠状態で、木陰か、室内で直射日光の当たらないところで管理します。この夏の管理がなかなか厄介で、大抵は夏に蒸れて溶けて消えてしまいます。夏に溶かさないコツは春と秋にできるだけ日光に当てて肥料をやり生育させて「健康」にすること。もう一つは夏の水やりを控えること、そして風通しよくすること。サーキュレーターで直撃せず、風の流れを作るといいです。

多肉植物栽培のマニアさんは自前のサーキュレーターを持っているくらいです。

ただ、まぁそこまでするのはなかなか大変だし、あまり必死にならず、枯れたら残念でしたーくらいの気持ちでいる方がいいですよ。なかなかの難易度なんで。

夏の水やり

夏は高温で令和の桃太郎が休眠します。気温が25度以上になる7月あたりから徐々に水やりを減らし30度になる頃には断水します。この時期では多少シワがよってもそれで枯れるわけじゃないです。

夏を越したら?

いつもの栽培に戻します。

普段の栽培については
を参考にしてください。
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栽培のコツ

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