オブリザタムの育て方
目次
オブリザタムとは?水やり肥料植えかえ管理場所・日当たり特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- オブリザタム
- 科名
- ラン科
- 属名
- オンシジウム属
- 学名
- Oncidium obryzatum
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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オブリザタムとは?
オブリザタムは
ラン科オンシジウム属のラン植物。オンシジウムとしてよく流通している「アロハイワナガ」よりも花が小さく大量に開花し、繊細で愛らしい
洋ランの一種です。
5月~10月くらいまでは戸外の風通しの良い明るい日陰で管理するといいです。直射日光…特に真夏の日差し…を避けてください。ランとしては寒さに弱い方ですが、冬さえ越せれば開花し易いランです。
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水やり
オブリザタムの水やり注意点
基本的に
ミズゴケが乾いていたら水をやります。
ジョウロなどで水をやるよりも、霧吹きでミズゴケを濡らす方が適しています。ジョウロで水をタップリやると、余った水が受け皿にたまり、その水が腐って
病気の元になることも。受け皿の水はマメに捨てて下さい。
葉水を
オブリザタムに限らずラン類は熱帯雨林の湿度の高い環境で育ちます。葉っぱにも霧吹きで掛けてやると生長が早まりますし、もともと根から水を吸い上げる力は弱いので、根だけにやっていると乾燥してしまいます。特に室内で冷暖房を掛けていると空気が乾燥しやすく、葉っぱが沢庵のようにシワシワになってしまいます。
是非、葉っぱにも霧吹きを。
春と秋の水やり
春と秋の生育期は成長し、水を吸い上げる力がありますので、ミズゴケが乾いていたら、水を鉢底から染みだすくらいにしっかりとやってください。
夏の水やり
真夏は暑すぎて生育が止まります。朝と夕方の二回、毎日やります。日中に水をやると水が沸騰して根を傷めます。秋以降は
水やりをゆっくりと気温に合わせて減らしてやります。
冬の水やり
冬はミズゴケが乾燥してから数日たってから水をやります。冬の水やりは管理場所によってハッキリとした目安はありませんが、二週間に一回程度と考えてください。部屋によっては乾燥することもありますのであくまで目安です。冬はミズゴケへの水やりは控えますが、葉っぱへの霧吹きは行ってください。
オンシジュウムはランとしては頑健な方ですが、植物としては寒さに決して強いわけではありません。冬場を乾燥気味に管理することで耐寒性が上がりますので、水は控えめにしてください。
肥料
春(4月)に新芽が伸びてから秋(9月)にかけて液肥を一週間に一回あげます。
肥料をあげるとよく生育し、太って開花しやすくなります。冬は生育が止まっているので一切肥料を与えません。
植えかえ
時期・頻度
鉢から根がはみ出したり、ミズゴケが腐っていたら、春(4月前後)に植え替えをします。このときにバルブが多くあったらナイフで切り分けて株分けも可能です。
用土
用土はミズゴケを使います。
オンシジューム・オブリザタムの鉢の中に発泡スチロールが入っていた場合は、植え替えるときもこれを使ってください。発泡スチロールは通気性、
水はけ、全体を軽く仕立てるという点に於いて優れた材料です。全てミズゴケで鉢の中を埋めてしまうと、根が腐って枯れやすいです。
植え替えの手順
新しいミズゴケを用意し、株を取り出して、腐ったミズゴケをピンセットで取り、黒くなった根をハサミで切ってきれいにします。これを新しい鉢に植え替えます。バルブが増えているならバルブ3つ〜6つを目安にナイフで切り分けて株分けします。
鉢は通気性の良い素焼き鉢がいいでしょう。プラスチックでもいいですが、プラ鉢は通気性が悪く、また、軽いために葉・茎が伸びるとバランスが悪くて倒れてしまいがちです。できれば素焼き鉢にしましょう。
管理場所・日当たり
オンシジュウム・オブリザタムは5度以上、できれば10度以上の場所で管理してください。人が生活している場所が大体そのくらいの気温になっています。5度以下になるのならば、家庭用の簡易温室を設置した方がいいです。
5月〜10月の気温が15度以下にならなくなったら、戸外で管理しても構いません。直射日光が当たると葉っぱが焼けるので、戸外で管理するときは
半日陰か、明るい日陰で管理して下さい。夏は直射日光が強いので必ず日陰で管理します。もしくは遮光してください。
特徴・由来・伝承
今までよくみたオンシジュウムのオブリザタム種です。通常のオンシジュウムよりも花が細かく、繊細で鮮やかな印象を受けます。黄色いカスミ草に見える……なんて言う人もいます。
育て方とオンシジュウムの仲間もまとめているので是非、参考にしてください。
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