ラブラブハートの育て方
目次
ラブラブハートの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ラブラブハート
- 科名
- ガガイモ科
- 属名
- サクララン属
- 学名
- Hoya kerriii
- 別名
- ハートホヤ、シャムサクララン
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 上級者向け
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ラブラブハートの特徴は?
ラブラブハート(ホヤ・ケリイ)は中国南部・東南アジアに自生する
ガガイモ科サクララン属の
多年草。葉っぱが1枚ズボっと刺さっていて、この葉っぱを鑑賞する手軽な
観葉植物です。
ここからツルが出てきてその先に花が咲くこともありますが、ほぼそういうことはありません。というのも
この葉っぱには成長点という「成長するための場所」がないからです。そのため、根は伸びますが、新しい葉っぱやツルが生えてくることはほとんどありません。よって花が咲くこともありません。
たまに生長点がついているモノもあり、そのときは葉っぱやツルが出て、画像のような花が咲きます。ただし、ツルの成長は非常に時間がかかり、相当な覚悟で栽培する必要があります。成長するとツルは4mになります。
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水やり
風通しが悪かったり、水をやりすぎるとカビてきます。ラブラブハートに黒い点がありませんか?? それってカビてます。ネットショップで売っているものは意外と管理がうまくいっていなくてカビています。信頼できるネットショップで買うか、直に手にできるところで買うのが賢明です。
土が乾いてから水を
土が乾いて、土が白くなってから水をやっても枯れません。葉っぱに皺がよってから水をやったって枯れません。それよりも、水をジャンジャンやって枯らす人の方がずっと多いです。とにかくは水は控えめに。冬は蒸発も少なく生育も遅いので尚更、水を控えてください。
春〜秋は水をやるときは、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。
冬の水やり
冬は寒さで活動が鈍くなっているので、
水やりを控えます。土が乾いて、カラカラになって数日経ってから、土の表面を少し濡らす程度の水やりをします。春〜秋のように水をやっていると
根腐れしてしまいます。
水やりを控えることで、植物内の水分が減り、濃度が濃くなって寒さに強くもなります。寒さ対策のためにも水やりは控えましょう。
肥料
肥料はなくても問題ないですが、肥料があると葉っぱに艶が出ます。春〜秋の生育時期に薄い液体肥料を3週間〜1ヶ月に一回やるといいです。
植え付け・植えかえ
時期
運良くツルが伸びてきて、よく生育して鉢が狭そうになったら、気温の高い時期(5月〜8月)に植え替えをしましょう。
用土
市販されている
サボテンの土か
多肉植物の土で植え付けをします。
鉢植え
現在の鉢より1号か2号大きな鉢を用意します。極端に大きなものだと、冬に水が蒸発しにくくて根腐れします。鉢は鉢底にちゃんと穴のあいたもの…水が抜けるものを使いましょう。
植え替えの前に10日は水をやらず乾燥させた状態にしておきます。鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落とし、変色した根を取り除きます。鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、水をやらずに、日陰で1週間〜2週間ほど養生させてから、通常の管理に戻し、水やりをしてください。
管理場所・日当たり
日光を好むので室内の日当たりで管理するか、戸外の日当たりで管理します。
ただし夏の直射日光にあたると葉っぱが焼けてしまいますので、夏は
半日陰か日陰に移動させます。
冬越し
冬は室内の出来るだけ日当たりで管理します。
霜にあたると枯れてしまいます。水やりを控えることで寒さに多少強くなり、耐寒温度は5度とされますが、健康に冬越しをさせるのであれば10度以上の環境を保ちたいです。
特徴・由来・伝承
学名のホヤ・ケリィだとかホヤカーリーとかホヤケリーとか、ハートホヤやラブラブハートという名前で流通しています。ラブラブハートなどの名前は
流通名とか商品名とかいうもので、かなり適当な名前…売れそうな名前をつけて出荷しています。気にしないでください。
ラブラブハートとはインパクトのある名前をつけたものだと感心しますが、枯れたらどれだけ悲しいかとも思います。
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