オオデマリの剪定

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オオデマリの剪定

基本、枝を切るときに花芽も切ってしまって、花つきが悪くなってしまうことがあるので、オオデマリは自然に生長させるのが一般的です。また、オオデマリは生育が早いわけじゃないので、剪定は少しづつやるか、控えるようにします。一気にバサっと落とすと回復まで時間がかかってしまいます。

でも、オオデマリは横に枝が伸びて邪魔になりやすいですし、密生して夏に蒸れることもあります。そのときは剪定しないといけませんよね。このページではオオデマリの剪定をする上での注意事項をまとめています。
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オオデマリが咲くまで

オオデマリの剪定:オオデマリが咲くまで
オオデマリは1年目の徒長枝(勢いよく長く伸びた枝)には花芽の代わりに葉芽が付きます。 その翌年、翌々年にその葉芽が伸びて短枝となります。 3年目に短枝の先端に花芽がつき、花を咲かせます。花芽は葉芽に比べると大きくふくらんだ形をしていますので見れば分かります。

剪定の時期は?

オオデマリは5月〜6月に開花し、7月〜8月には、短い枝の先に翌年の花芽ができます。花芽を落とさないで剪定するのは6月〜7月しかありません。7月以降の剪定では、花芽は多少なりとも落とすことになります。

ただ、剪定しやすいのは落葉後ですから「花芽を落としてもいいか」と考えるならば、冬に剪定しても問題ないです。放置していると4mくらいになりますからね。手に追えない大きさにならないように抑えるのは大事ですよ。

花後の剪定

①邪魔な枝を落とす

枯れた枝や、からまって混み合っている部分の枝を整理します。幹まで風を通すように枝を切ります。また、横に広がって邪魔になった枝を切ってしまいます。太い枝はノコギリで枝は根元や枝分かれしているところで切ります。癒合剤は塗らなくていいです。

この工程がオオデマリの健康には一番大事な工程で、中心となります。ウドンコ病アブラムシは枝をさばくことで、ある程度予防できますので、ちゃんと風を通しておきましょう。
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②花が小さくなった枝を落とす

古くなった枝の花は小さめになります。開花して三年くらいたった枝は切り落として新しい枝を出させましょう。切るときは枝を残さず、枝の根元から切りましょう。

③高さを抑える芯止めをする

高さを抑える場合は、天辺の枝を切ってしまいます。これでしばらく高さを抑えられます。これを芯止めと言います。芯止めをしても、また別の枝が芯になって伸びたら、また芯止めをします。

高さを保ちたい場合は、直立して高く伸びる枝は残します。

④切り戻して大きくするか、間引いて小さくするか

オオデマリの剪定:④切り戻して大きくするか、間引いて小さくするか
プランA切り戻して大きくする
枝数を増やして横に広がりを持たせたい場合、途中で切り戻ししましょう。このときになるべく葉芽からでた短い枝は残しながら、長枝を大きく切らないで切り戻しします。
翌年に枝が伸びて、花がたくさんつくようになります。

切り戻し剪定の場合、脇枝を出させるために枝の途中から切りますが、それ以外で枝を切る際は枝分かれしている分かれ目の部分や 付け根から切り取りましょう。じゃないと、脇枝がワサワサ出てきて、密生して蒸れやすくなります。


プランB間引いて小さくする
大きくしたくない場合は間引き剪定します。不要な枝を付け根から切り取ってしまいます。

7月以降の剪定について

7月、8月以降は枯れ枝があったり、枝が込み合っている以外の剪定は来年、花が咲かなくなることがありますので注意しましょう。

冬の剪定

オオデマリの剪定:冬の剪定
落葉時期となる11月〜2月に古い枝や、不要な枝の刈り込みを冬に行うこともできます。過湿、害虫の予防と日当たりをよくするためにふところ枝や枯れ枝などを切って形を整えましょう。 冬の間にすでに花芽が枝の節にできているので、短い枝の先端を切らないように気を付けましょう。

最後に…

普段のオオデマリ栽培については以下のページを参考にしてください。
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