クマドウジの育て方
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ベンケイソウ科
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最終更新
2023-11-28
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クマドウジの基礎データ
科名
ベンケイソウ科
属名
コチレドン属
学名
Cotyledon tomentosa
別名
熊の手
耐寒
5度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
熊童子(クマドウジ)とは?
熊童子(クマドウジ)は
ベンケイソウ科
コチレドン属の
多肉植物
。産毛のような毛が生え、葉っぱの先がまるで熊の手のような形状なのが名前の由来となっています。
夏と冬に休眠します。冬に休眠するのはなんとなく分かるので、水を控えるのですが、夏も休眠するので、水を控えないといけません。夏は乾燥時期で、「
サボテン
は暑い地域の植物」というイメージから、夏もほどほどに水をやっていると根が腐ってしまいます。
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仲間
熊童子錦
斑入りの熊童子です。斑入り種は緑葉よりも弱く、夏の直射日光に
葉焼け
しやすいので、管理に注意してください。
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水やり
熊童子(クマドウジ)の鉢の土が乾いてカラカラになって白く変色してから水をやるようにします。春〜秋は鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。
水やり
の頻度が多いと、もともとプクプクの葉っぱが更にプクプクになって、熊の手の由来たる「爪」が埋没してしまいます。「あれ、爪が無い(ハッキリと見えない)」と思ったら水を控えてください。
春と秋の水やりは土が乾いてから鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやりますが、上記に書いたように「爪が埋没しない」程度に控えましょう。
この水を控える具合が難しく、失敗しやすいです。購入は春か秋にして、そこで水やりの具合をつかんでおくといいです。
夏の水やり
夏は高温で休眠しますので、水やりを控えます。葉っぱがしぼんできてから水をやるようにします。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにやりますが、夕方に涼しくなってから水をやるようにします。
冬の水やり
熊童子(クマドウジ)は冬も寒さで活動が止まります。土がカラカラに乾いて白く変色してから、土の表面を濡らす程度にちょっと水をやります。冬は鉢底から水が出るくらいにやっていると、水がずっと残って
根腐れ
します。
肥料
生育する春(3月〜5月)、秋(9月〜11月)に薄い液体
肥料
を一ヶ月に一回やります。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
春(3月〜4月)か秋(9月〜10月)に植え替えます。頻度は2年に一回か3年に一回です。
用土
サボテンの土か、多肉植物の土を利用します。
植え替えの手順
植え替えの10日前から水やりを止めてカラカラにしておきます。水やりをしていると植え替え後に活動が止まっていて根腐れしやすいですので断水しましょう。
植え替えの日に鉢から株を取り出し、3分の1ほど土を落として、傷んで変色している根を落としてしまいます。
新しい鉢を用意します。新しい鉢はひと回り大きなもの…現在より1号か2号大きな鉢か、同じ大きさのものにします。同じ鉢に植え替えればいいです。成長するのを見越して一気に大きな鉢に植えると、土に水が沢山残って根腐れの原因となります。
新しい鉢の底の水が抜ける穴を、鉢底網で塞いで、鉢底石を3cm〜4cmほど入れます。
用土
を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、そのまま水やりをせずに日陰で1週間〜2週間ほど養生します。養生が終わったら、日当たりに移動させ、水やりを再開し、通常の管理に戻します。
挿し芽・葉挿しで増やす
挿し芽
(
挿木
)、葉挿しの両方ができます。どちらも3月〜4月か9月〜10月の生育時期に行います。葉っぱを取って、水をやらずに明るい日陰で土の上に置いていると発根するので、発根したら土に根が埋まるように植え付けます。発根するまで水をやらないでください。
管理場所・日当たり
春と秋くらいの日当たりならば、葉焼けすることはありません(ただし斑入り品種は注意)。出来るだけ日当たりに置いて、しっかりと日光にあててあげて生育させてください。
夏越し
熊童子(クマドウジ)は夏は暑さで休眠します。夏の強い直射日光では葉っぱが焼けたり、暑さで葉っぱがポロポロと落ちていきます。水やりを控え、風通しのよい涼しい日陰で管理します。
ボロボロになっても、それで枯れたとは限らず、管理を続ければ秋以降に回復しますので諦めずに管理しましょう。
越冬
クマドウジは5度以下になると弱り枯れ込んできます。5度をきったから一発で枯れる…というわけではないですが、気をつけましょう。霜や寒風に当たればすぐに枯れます。冬は室内の日当たりで管理しましょう。
特徴・由来・伝承
南アフリカ原産で、なるほど熊の手っぽい葉っぱの形から熊童子(クマドウジ)と呼ばれています。秋になると
紅葉
して熊の手の爪部分が赤くなり、マニキュアっぽくなります。全体はぷくぷくしていてかわいい。
多肉植物で、サボテンのようなもの。あまり水をやりすぎると腐ってしまうので気をつけましょう。
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