センポニウム・シエナの育て方…多肉初心者に適した新品種!

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センポニウムシエナの基礎データ

センポニウムシエナ
科名
ベンケイソウ科
属名
センポニウム属
学名
Semponium sienna
耐寒
マイナス4度
水やり
たまにやる程度
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
センポニウムシエナの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

センポニウム・シエナの特徴は?

センポニウムシエナ:センポニウム・シエナの特徴は?
センポニウム・シエナはベンケイソウ科アエオニウムセンペルビウムを他属で交配させて生まれた植物。どちらも栽培しやすい植物で、見た目はアエオニウム寄り、草丈の低さと子株のできる様子など性質はセンペルビウム寄りって感じでしょうか。
センポニウムシエナ:補足情報
一番上の画像のセンポニウム・シエナはシックな緑ですが日当たりで育てると、商品のタグのようにかなり赤くなります。その赤さが魅力なので日当たりで管理しましょう。

放置していてもピラミッド型に育つ…とは言われていますが、実際にはピラミッドというよりはギュウギュウ詰めって感じ。おそらく横に広がるセンペルの性質と上に伸びるアエオニウムのちょうど中間ってことなんでしょうね。それでも徒長して邪魔になるよりはずっといいです。

それに手間がかからないのがメリット。多肉初心者に適した新品種ですね。
草丈40cm
40cm
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管理場所

春〜秋は戸外の日当たりで管理します。真夏でも戸外で大丈夫ですが、葉焼けするようなら半日陰に移動させるか、遮光します。日当たりがよいと葉っぱが真っ赤になるので日当たりで管理しましょう。

越冬

耐寒温度はマイナス4度とされ、寒さにはそこそこ強いです。弱い霜ならあたっても枯れないのですが、ダメージが多少なりともあるので、冬は戸外の霜の当たらない軒下か、室内管理が無難です。

水やり

春と秋は土がカラカラに乾いてから、鉢底から水がしっかりと出てくるくらいに水やりをします。受け皿に溜まった水は捨て、土がカラカラに乾くまで水をやらないようにします。

夏の水やり

夜中の温度…最低気温が25度を超えると調子を崩し、生育が止まって弱ってしまいます。夏は土がカラカラに乾いてからか、葉っぱにシワがよってから、土の表面を少し濡らす程度の水やりをするか、断水します。調子を崩す原因についてはCAM光合成を参考にしてください。

冬の水やり

冬は寒さで成長が止まっていますし、寒さで水の蒸発も鈍いため、土中の水が残りやすいので水やりは控えめにします。冬に水やりを控えることで、細胞内の水分が減り、細胞内の液の濃度が高くなることで寒さに強くなります。水を控えるのは、寒さ対策でもあります。土壌水分計(水やりチェッカー)で半分の深さの付近で計測してから、判断すると失敗が減ります。
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冬の水やりで失敗しやすい人は冬の水やりと根腐れのページを参考にしておくと失敗が減らせますよ。

肥料

気温が20度〜28度くらいになる生育時期の春と秋に、液体肥料を2週に一回やるか、春と秋に一回づつ、化成肥料を規定量の半分だけ施肥します。

植え替え・植え付け

時期・頻度

植え替えは春か秋に行います。頻度は2年か3年に一回です。根詰まりを防ぐというよりは土の劣化予防のためです。

用土

サボテン多肉植物の土で植え付けます。自作するなら、赤玉土中粒3、鹿沼土中粒3、軽石中粒1、腐葉土3を配合したものを使います。腐葉土をピートモスにすると匂いが抑えられて室内管理に適しています。

植え替えの手順

植え替えの前に一週間から10日ほど水やりをストップしてカラカラにしておきます。土が濡れていると植え替え後に根腐れを起こしやすいです。

鉢から株を取り出し、古い土を3分の1から半分を取り除きます。傷んで変色した根はハサミで切り取り、日陰で三日ほど干して、切り口を乾かしておきます。

用意する新しい鉢は鉢は以前と同じ大きさの鉢でもいいですし、古い鉢より1号だけ少し大きな鉢でもいいです。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、用土を少し入れ、株を置きます。株の土面が鉢のフチより1cm〜2cm下になるように調節します。この2cmは水やりの時に水が溜まるウォータースペースです。株と鉢の隙間に用土を入れていきます。このとき水やりはしません。水をやると根腐れしていしまいます。

植え替えのダメージを負っているので、水やりをしないまま一週間〜二週間ほど日陰で養生させます。その後、水やりをやって、通常の管理場所に戻します。これで植え替えが完了です。

庭植え

庭土を20cmほど掘って、土を多肉植物・サボテンの土とそっくり入れ替えるか、川砂・軽石を入れて水捌けをよくすれば庭植えも可能です。センポニウム・シエナはロックガーデンなどの乾燥した環境が適しています。

挿し芽で増える

株元の子株を切り取り、切り口を日影で二日か三日ほど干して乾燥させてから、上記の栽培用土の上に置いているだけで発根します。こうして新株を取ったり、小さめの鉢に仕立て直すこともできます。

簡単に増えますが、他人に譲渡はしないようにしましょう。

病害虫

カイガラムシ、ネジラミ、ワタムシなどが見られる。

害虫というよりは水のやりすぎで根腐れ・腐って溶けることが多いです。
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