マンネングサ属(万年草属)の仲間・種・品種
目次
種類・仲間・品種 関連記事 学名などの基礎データ
最終更新2023-07-21
植物名 マンネングサ属の仲間(種・品種)
科名 ベンケイソウ科
属名 セダム属・万年草属
学名 Sedum スポンサーリンク
種類・仲間・品種 メキシコマンネングサ メキシコマンネングサ(Sedum mexicanum)は、メキシコで採取され、ニューヨークで名づけらました。メキシコで最初されたのでメキシコと名に付くのですが、メキシコでの自生地が見つかっていません。そんな原産地がハッキリしない
セダム の一種です。日本に持ち込まれて帰化し
雑草 のように生えているくらいに環境に合っているので、栽培は容易で、緑化・
グランドカバー によく利用されています。
葉っぱが黄色で斑入りの「ゴールドビューティー」も流通しています。
ミセバヤ 日本の山の岩場に自生するセダムに近い種。暑さにも寒さにも強い
多肉植物 です。
コモチマンネングサ コモチマンネングサ(Sedum bulbiferum Makino)は日本で自生する雑草で、他の
マンネングサ属 と違って、群生せず、匍匐もしますが立ち上がりもし、雑草と同じでよく見かけます。葉の根本に、名前の由来となる「
ムカゴ 」を作って、それを落として
栄養繁殖 するため一度生えると駆除するのが難しいほどです。
種子 はできにくい。
モリムラマンネングサ モリムラマンネングサ(森村
万年草 ・Sedum japonicum Siebold ex Miq. f. morimura)はおそらく一番よく流通している「セダム」ではないかと思われ、日本で野生化しています。日本・中国・台湾に自生するメノマンネングサ(Sedum japonicum)の一種とされますが、よく分からない。
オウシュウマンネングサ オウシュウマンネングサ(Sedum acre)はヨーロッパ原産で日本に帰化しているセダムの一種。
マルバマンネングサ マルバマンネングサ(丸葉万年草・Sedum makinoi)は本州・四国・九州に自生する。草丈は15cm〜25cmになります。
園芸品種 にゴールデンカーペット(Sedum makinoi 'Aurea')があります。
ツルマンネングサ ツルマンネングサ(Sedum sarmentosum)は中国・朝鮮・タイ原産で日本やアメリカ・ヨーロッパにも帰化しています。匍匐して広がっていく。日本では結実しない。
ヒスパニクム(薄雪マンネングサ) セダム・ヒスパニクム(薄雪マンネングサ・Sedum hispanicum)はヨーロッパ・アジア西・コーカサス原産で、現在、北海道・東北に帰化しています。白い花を咲かせます。セダム・パリダムも同じように白い花を咲かせるが、パリダムの方が夏の高温多湿に強く育てやすい。
タイトゴメ タイトゴメ(Sedum japonicum Siebold ex Miq. subsp. oryzifolium (Makino) H.Ohba)は関東〜九州に自生する。メノマンネングサの一種とされます。
高知県で大唐米がタイトゴメと呼ばれていて、これに米粒と葉の色が似ているからと、高知出身の牧野富太郎が名付けました。海水のかぶる、強風にさらされ乾燥もする岩場で生育する植物。乾燥しない、強風にもさらされないような良い環境で育つとだらしない姿に育ちます。
マツノハマンネングサ マツノハマンネングサ (Sedum hakonense)は日本に自生するマンネングサの一種で、絶滅危惧種として指定されており、現在採取はできず、流通はしていません。マツノハマンネングサの銅葉品種のチョコレートボール(Sedum hakonense 'Chocolate Ball')がよく見られます。画像はチョコレートボールです。
パリダム(シンジュボシマンネングサ) パリダム(シンジュボシマンネングサ・Sedum pallidum)はヨーロッパ原産のセダムで、白い花を咲かせる。同じように白い花を咲かせるセダムに「ヒスパニクム(薄雪マンネングサ)」があるが、ヒスパニクムは東北・北海道で帰化した「暑さに弱い」種なため、
中間地 ・
暖地 では夏に枯れるのに対して、パリダム(シンジュボシマンネングサ)は
夏越し しやすく育てやすい。
レフレクサム ギャクベンケイソウ ・
サカサマンネングサ (セダム・レフレクサム/Sedum reflexum)はスウェーデン・フィンランドからヨーロッパ・バルカン半島北部に自生するセダムの一種。熟した葉っぱが下向きなるのが名前の由来とされます。
頑健で暑さ・寒さに強いです。
シロバナマンネングサ シロバナマンネングサ(Sedum album)は白い花を咲かせるセダムの一種。日本では帰化していない。園芸品種にコーラルカーペット(Sedum album 'Coral carpet')があります。
ヒメレンゲ ヒメレンゲ(Sedum subtile)関東以西で自生する。コマンネンソウとも言われます。
セクサングラレ(六条マンネングサ) セクサングラレ(
六条マンネングサ ・Sedum sexangulare)はヨーロッパ原産のセダムの種。葉が六角形になるのが名前の由来となっています。
ブレビフォリウム ブレビフォリウム(Sedum brevifolium)は木立性で立ち姿は珊瑚のようでもあります。葉っぱが落ちやすい。
虹の玉 虹の玉 (Sedum rubrotinctum)メキシコ原産で日本には昭和38年に渡来した。セダムとしてかなりよく流通している種です。
紅葉 の姿が印象的で育てやすい。虹の玉の園芸品種がオーロラです。
玉つづり 玉つづり(Sedum morganianum)はメキシコ原産で垂れ下がるセダム。
学名 がモルガニアヌムなのでそちらで呼ばれることもあります。
ビアホップ ビアホップ (
新玉つづり ・Sedum burrito)はメキシコ原産のセダムでその姿が愛らしい。玉つづりとは別種ではあります。
緑亀の卵 緑亀の卵 (ミドリガメノタマゴ・Sedum hernandezii)は中米原産の緑のセダム。学名から
ヘルナンデジー とか
ヘルナンデツィー と呼ばれることもあります。葉っぱがよく落ちるのですが、それを
挿木 して増やせます。
銘月 銘月 (
メイゲツ ・Sedum adolphi)は中米原産のセダムで
名月 ・明月という記述のこともあります。
天使の雫(トレレアセイ) 天使の雫(トレレアセイ・Sedum treleasei)はしおれやすいところがありますが、萎れても管理を続けると復活します。
八千代 八千代(Sedum corynephyllum)は中米原産のセダムの種。
乙女心 乙女心 (Sedum pachyphyllum・アツバベンケイ)はメキシコ原産のセダムの種。草丈が20cm〜30cmにまで生育することもあります。葉っぱの形状(色と艶)からジェリービーンズプラントという別名もあります。
月の王子(黄麗) 月の王子 (
黄麗 )は黄色系セダム。学名は「Sedum adolphi 'Golden Glow'」とされていることが多くて、学名から考えると銘月(Sedum adolphi)の園芸品種ということになります。ですが、実際に関係あるかはよく分かりません。
春萌 春萌 (Sedum 'Alice Evans')は柔らかな黄緑のプクプク柔らか系セダムの代表格。クラバツムと松の緑の交配種です。海外ではアリス・エヴァンスという名前で流通しています。
恋心 恋心(Sedum 'Koigokoro')はやらわかプクプク系のセダムで、立ち上がり、葉っぱの先がピンクに色づきます。そこがかわいい。ネーミングもいいですよね。
ダシフィルム セダム・ダシフィルム(姫星美人・Sedum dasyphyllum)はコルシカ原産のセダム。そのダシフィルムの一種のパープルヘイズ(Sedum dasyphyllum var. alternum)は南アフリカ原産の品種です。寒さで紅葉もしますが、それとは別に新芽が徐々に紫に色づいていきます。葉が小さくて、埋め尽くすように広がっていきます。
また、ダシフィルムにはリファレンスという品種もあります。
サンライズマム(イエロームーン) サンライズマム(イエロームーン・Sedum 'Sunrise Mum')は黄色系のセダムで、マム(菊)の花のように広がります。
ドラゴンズブラッド ドラゴンズブラッド(Sedum spurium 'Dragon's Blood')はコーカサス原産のセダム・スプリウムの園芸品種で赤葉。
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