セダム・パープルヘイズの育て方…増やし方は?

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セダム・パープルヘイズの基礎データ

セダム・パープルヘイズ
科名
ベンケイソウ科
属名
セダム属
学名
Sedum dasyphyllum var.alternum
耐寒
マイナス15度
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
セダム・パープルヘイズの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

パープルヘイズの特徴は?

パープルヘイズは南アフリカに自生するベンケイソウ科セダム属セダム・ダシフィルム(姫星美人)の変種。プクプクの葉っぱが名前の通り、色づくのが愛らしい多肉植物。栽培はしやすい方で店舗でもよく流通しているので手にも入りやすい。本来は夏型で、春〜秋に生育するのですが、夏に夜中の温度が25度以上になると弱って活動が止まってしまいます。

寒さにはかなり強くて戸外でも越冬できます。

普通の多肉植物と同じ育て方で、初心者向きです。
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増やし方は?

挿し木(挿し穂)で増やします。簡単です。

2cm〜3cmほど切り、切り口を日影で乾かします。それからサボテン・多肉栽培用土の上に置いて、水をやらず明るい日影で管理していると発根します。発根したら植え替えてもいいです。

水やり

土がカラカラに乾いてから水をやります。春と秋は鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。水をやるときは葉っぱにかけないようにするといいです。水やりの頻度は環境や用土の水はけによってかなり変わるのでなんとも明言できないです。パープルヘイズは水やりが多いと根腐れしたり、徒長します。キュっと格好よく仕立てたいなら水やりは控えるのがコツです。できれば鉢を持ち上げて、水分量が分かるように重さを覚えているといいです。

夏は高温で弱るので、カラカラに乾いていたら、土を濡らす程度の水やりにしておきます。なぜ弱るのかはCAM光合成を読んでください。

冬は寒さで弱るので、夏と同じでカラカラに乾いていたら、土を濡らす程度の水やりにしておきます。

肥料

パープルヘイズはそもそもあまり肥えた土に植える場所で育つ植物じゃないです。

生育が始まる春に一回、化成肥料を説明書きの半分程度の少量だけやるといいです。肥料は基本的に控えるか、やらないでもいいです。肥料が切れてくると葉っぱの色が薄くなって黄色っぽくなるので、それから施肥してもいいくらいです。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

生育が始まる頃の3月下旬〜5月がパープルヘイズの植え付け・植え替えに適した時期です。植え替えは土の劣化を防ぐために2年か3年に一回行いますが、硬質赤玉土軽石で植えれば、植え替え頻度は少なくても済みます。

鉢について

パープルヘイズは根が深くまで広がらないですし、深鉢だと土量が多くなり、根腐れの原因となるので、できれば浅い鉢が好ましいです。手に入る範囲での話で十分ですし、多少深めでも水やりの頻度を調節すれば、対応できないわけじゃないので絶対ではないですが、根腐れ防止のちょっとしたコツです。また、徒長防止にもなります。

余った料理用の小鉢の底に水が抜ける穴を空けたものでもいいです。
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用土

パープルヘイズの用土で、一番便利なのは多肉植物の土です。自作するのであれば赤玉土小粒4鹿沼土4腐葉土2を混ぜたものにゼオライトを入れたものを使います。もしくは川砂単体でもいいです。川砂単体は徒長しづらく、根腐れ防止にもなりますが、水はけが良すぎて、水切れしやすいので水やりの頻度を上げて対応してください。
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他に赤玉土小粒4鹿沼土4川砂2+ゼオライトなど。
ゼオライトの代わりにくん炭を入れることもあります。くん炭は土がアルカリ性よりになり、場合によっては生育不良を起こすことがあるので、ゼオライトが無難。

植え替えの手順

植え替えの10日前からパープルヘイズへの水やりをストップします。

古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とし、植え替えます。傷んで変色した根は取り除きます。できれば根の切り口を日陰で三日ほどかけて乾かすといいですが、そこまでしなくても大丈夫です。

現在と同じ大きさの鉢か、1号だけ大きな鉢を用意します。

新しい鉢の底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、鉢底石を2cmほど入れ、その上に用土を入れて、高さを調節してから、パープルヘイズの株を入れます。隙間に用土を入れていって、その時は水やりをせず、日陰で2週間ほど養生させます。

養生が終わったら水やりをし、日当たりに戻します。これで植え替えは完了です。
養生させない人もいますが、養生した方が無難です。

植え替えの際に株分も可能です。

管理場所

パープルヘイズは年間を通して日当たりで管理します。ただし、夏は高温多湿で調子を崩し、葉焼けすることがあるので、寒冷紗やヨシズで遮光するといいです。また、梅雨に雨ざらしにすると腐ってしまうので、軒下で管理しましょう。

霜にあたっても枯れないので、冬は戸外で管理するといいです。

病害虫

カイガラムシアブラムシが発生することがあります。前もってオルトランを使っておくといいです。
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