クレピスの育て方

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クレピスの基礎データ
クレピス
科名キク科
属名クレピス属
学名Crepis rubra
別名モモイロタンポポ・センボンタンポポ
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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クレピスとは?

クレピス(モモイロタンポポ・桃色蒲公英)はイタリア南部・バルカン半島原産のキク科一年草タンポポと名前がついていますが全くの別種で生育サイクルも違います。花の形もタンポポに似ているような気もしますが、それほど似てないような。葉っぱと葉の生え方も似ています。

枝分かれしやすく、花がしぼんだからまめに花ガラ摘みをすることで、次の花が咲きやすくなり、長く楽しめます。

秋(9月〜10月)に種子を撒き、春(4月〜6月)に花が咲きます。冬の寒さにちょっと弱くて、霜が降りる地域では霜よけが必要です。霜の降りない暖地であれば、防寒はフヨウです。
クレピス
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水やり

水のやりすぎに注意します。どちらかというと乾燥を好み、水をやりすぎると根が腐ってしまいます。鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。庭植えにした場合は自然に降る雨でほぼ大丈夫です。

肥料

生育時期に2週間に一回液体肥料をやるか、1ヶ月に一回緩効性固形化成肥料をやります。肥料が多いと徒長したり、葉っぱがでかくなるので様子を見て頻度や量を調節しましょう。
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化成肥料
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植え付け・植えかえ・種蒔き

春(3月)か秋(9月〜10月)に種まきをしますが、一般的には秋に種まきして越冬して春に開花を目指します。

長日植物で、日が長くなると開花します。春に種まきをする場合は、6月の夏至以降になると開花はしないので早く種まきをしないと種まきはできるだけ早くにしましょう。

用土

用土は普通の培養土か、この培養土に川砂か赤玉土パーライトを1割ほど足して水はけをよくしてから植えつけます。

種まきの手順

発芽温度は20度。ポットに土を入れて、タネを2個か3個まいて、土をうっすらかぶせて乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると、気温(20度)があれば1週間ほどで発芽します。発芽したら間引いて1個にして、本葉が2枚か〜3枚ほど出たら庭や鉢に植え替えます。0度前後の霜であれば問題ないですが、マイナス5度くらいの霜に当たったり土が凍結すると枯れるので、寒い地域ならば霜除けするか、春に種まきをします。
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鉢植え

鉢の底の水抜きの穴をネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を入れ、用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。

クレピス(モモイロタンポポ)は直根性で根が傷つくと生育不良を起こすので、植え替えの際に苗の土を崩さず、根をいじらないようにしてください。

庭植え

庭土を30cmほど掘り出し、腐葉土堆肥を土に対して2割ほどの割合で追加して、化成肥料を少量入れて、用土とします。土を半分穴に戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。

苗の土は崩さないで植え付けてください。

こぼれダネについて

クレピス(モモイロタンポポ)は花がしぼんだ後、そのままにしていると簡単に種子が出来ます。白い綿毛ついていますが、通常のタンポポとは形状が違います。そのままにしていると、種子が飛んでいって、そこらへんで発芽、秋以降に芽を出すことがあります。とはいっても、発芽率が非常に低いですので、あまり期待しないでください。

もしも運よくこぼれダネが発芽していても、霜が降りる地域ではそのままにしていると枯れてしまいますので、鉢植えに植え替えて霜を避けます。掘り返すときは根を傷めないように深めに掘って植え替えをします。

管理場所・日当たり

日当たりを好みます。日当たりが悪いと徒長してひょろながになります。春から秋は戸外の日当たりで管理します。

冬も戸外の日当たりが好ましいですが、クレピス(モモイロタンポポ)は霜に当たると、すぐに枯れてしまわなくても、何度か当たると枯れてしまいます。そこで霜が降りる地域では鉢植えにして、冬は霜の当たらない軒下に移動させるか、庭植えにして冬は霜よけと防寒をします(面倒なのでそこまでしない)。暖地であれば庭植え・防寒なしでOKです。
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