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ソーキング…給水の手順とコツは?

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目次
ソーキングとは
ソーキングの方法
 手順①水につける
 手順②乾燥させる
ソーキングの問題点
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ソーキングとは

ソーキングとはエアプランツの給水方法。本来は他の植物にも行うのかもしれませんが、不明なのでここではエアープランツチランジア)について書いています。

エアプランツは乾燥に強いとされますが、実際には乾燥が続けば徐々に弱っていきます。その弱るスピードが遅いだけで他の植物同様に乾燥が続けば疲弊し、いずれ枯れてしまいます。そこで不足した水分を一気に補おうというのがソーキングです。ソーキングはトリコームがある銀葉系エアプランツの給水方法です。
エアプランツはソーキングをすることが多いですが、普段の水やり・十分な湿度があるとソーキングは不要です。
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ソーキングの方法

手順①水につける

バケツを用意して水を張って付けます。エアープランツ全体が浸かるように水をはって、ドボンとつけてあげます。週に一回のソーキングであれば2秒か3秒程度水につければ十分です。乾燥で衰弱した株の場合は、このまま4時間ほど放置。

ツボミがあってもソーキングをしてもかまいません。それでツボミが枯れるということはないです。
●長時間水につけていると、窒息死します。気をつけましょう。あくまで4時間。
●室温にした水が良い。水道水そのままだと冷たい(冬だと4度前後になる)。前の日にバケツに水を汲んでおいて、それでソーキングする。もしくは電気ポットの水を足して水温を調節する。
●春から秋は一ヶ月に一回か二回(人によっては一週間に一回という人もいる)。冬は一切しません。このソーキングの頻度は株の状態によるし、環境(日光・風通し・湿度)や株の状態によって全く違う。これはあなたが判断するしかない。判断するには毎日観察して変化を感じ取れるようになっておかなくちゃいけない。

手順②乾燥させる

あとは取り上げて、しっかりと水を切って乾燥させます。ぶん回して水を切ってもいいし、タオルなどでしっかりと拭いて風通しの良いところで乾燥させる。しっかりと乾燥させないと葉っぱの隙間に水が残って、その水が腐って病気になる(特に夏場は!)。葉っぱの隙間に水が残って、それがどうにも取れない場合は、ティッシュで「コヨリ」を作って吸い出す。
●水を切るときに振り回すと、手を離れてどこかへ飛んでいくことがあり、そのまま行方知れずになることがあります。気をつけましょう。事故死(そのままどこかに飛んでいって行方知れずになること)することもある。
●水切り・乾燥のときに、冷暖房の風に当てない方がいい。そのまま忘れてしまうと冷暖房の風は非常に乾燥しているためにカリカリになって枯れることもある。
●扇風機にあてて乾かす人もいる。

ソーキングの問題点

よくソーキングしたあとに、腐って枯れてしまうケースがあります。水気を切らなかったから――といわれていますが、そもそも「水に浸かる」という状態はエアープランツからしたら異常な状態。銀葉系は雨に当たったからといって枯れるわけでもなく、水気が即、腐ることには繋がりません。実は長時間水に浸かることで窒息した、もしくは窒息で単純に弱ったために、その後に腐りやすくなるのです。

つまり、ソーキングが必要ということは生育環境がエアプランツにとって好ましくない、という意味にもなります。ソーキングなしでも育つのが理想ってことです。

そうはいっても、われわれはエアプランツのことばかり考えて生きているわけではありません。枯れないためにソーキングが必要ならば、しっかりと窒息死ない程度にやりましょう。ソーキングは4時間から6時間。これ以上は品種によっては危険なものもあります。

そしてソーキングのあとはよく乾かすこと。風通しのいい場所が無いなら扇風機にあてて乾かしましょう。人によってはエアプランツ用の扇風機を持っています。扇風機は当てますが、乾燥後も当てていると今度は乾燥しすぎるので、直接当てないで、部屋内の空気を回して適度な乾燥を目指すといいです。
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