トマトの脇芽かきと仕立て方

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このページではトマトの脇芽かきについてまとめています。
まとめ
●葉っぱの根元から脇芽が出る。
●そのまま伸ばすと茂りすぎるので、これを取る。これが脇芽かき(芽かき)です。
●1週間に一回くらい脇芽かきをする。
●取っても取っても出てきます。でも、取る。

脇芽について

トマトが伸びてくると、葉枝の根元から、別の枝(脇芽)が生えてきます。これを伸ばし放題にすると…
●葉っぱが密生して、風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすい
●脇芽を伸ばして、しばらくすると更に脇芽が出て、そこにトマトが結実する
が、そうやって果実を沢山つけると、栄養が回らなくなり、甘みが薄くなり、味が悪くなる
というデメリットが発生します。そこで芽かきをして、脇枝を減らします。これはツルボケを防ぐという目的もあります。

植物には栄養繁殖と生殖繁殖があり、栄養繁殖は葉や茎を伸ばす生育で、生殖繁殖は花を咲かせて種子を残そうとする生育です。栄養繁殖にかたむいて、果実ができない状態をツルボケといいます。トマトの生育には栄養繁殖はある程度は必要なんですが、ツルボケにならない程度に抑えないといけません。芽かきはこれをコントロールする目的もあります。
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どれが脇芽か

トマトの脇芽かきと仕立て方:どれが脇芽か
画像のように、葉枝の根元から出てくるのが脇芽です。一度取っても、何度と無く出来ますので、そのたびに脇芽かきをします。早めに取ってしまうのが良いです。一週間に一回は脇芽かきをして、幹を支柱にくくりつけて固定しましょう。

脇芽かき、は晴れた日の午前中に乾いた清潔な手で行います(雑菌が入るのを防ぐため、午後にやると切り口が乾かないで雑菌が入るかもしれないので)。
脇芽がある程度、生育してから取って、それを土に挿していると簡単に株が増えます。発根率ほぼ100%。
●なので元気のよい苗を一つ買うと、脇芽が沢山出てくるので、非常にお得。
●人の手からウィルス病に感染することもあります。ウィルス病に感染すると治療はできず、そのまま弱るだけでなく、他の株にも感染します。作業をするときは手を洗い、できれば清潔なゴム手袋をつけるといいです。トマトのウィルス病を参考に。ソバージュ栽培という芽かきなどの作業をほとんどしない栽培もあります。それでもトマトは収穫できます。芽かきはあくまで「おいしいトマトを収穫する」ためのコツです。
●元肥が多すぎた場合は、脇芽を少し伸ばしてから、脇芽かきをすることで、肥料を浪費させて、過剰肥料を消化するというテクニックもある。参考…トマトの肥料

仕立て方

トマトの脇芽かきと仕立て方:仕立て方
基本は一本仕立て。うまみが減らないなら、二本仕立てや、もっと増やす方法を取る。初めてなら一本仕立てから。二本仕立ては収穫量が増えるし、難しいわけではない。すでに二本に分かれた苗木をホームセンターで売ってることも。
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