ピナスピネアの育て方
目次
ピナスピネアとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ピナスピネア
- 科名
- マツ科
- 属名
- マツ属
- 学名
- Pinus pinea L
- 別名
- ピヌスピネア・ノエルツリー・イタリアンカサマツ・アンブレラパイン
- 耐寒
- マイナス15度〜マイナス10度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
ピナスピネアとは?
ピ
ナス・ピネアは地中海沿岸・カナリア諸島に自生する
マツ科マツ属の常緑樹・
針葉樹。
老木になると傘のような樹形になる!とあるのですが、まぁ、一般的な木の形状です。傘ってのはおそらくは、「↑」みたいな形状のことなんでしょうが、改めて「傘」と書くほどの特殊な樹形じゃないです。「クリスマスツリー」になるよ、と書いてあるサイトもありますが育ってもツリーの形状じゃないです。普通の木です。傘っていうよりは「きのこの笠」って感じです。傘状になるのは樹齢30年以上。
ピナスピネアは店頭に並んでいる時は、葉っぱが灰色がかっていて
シルバーリーフで綺麗なんですが、それは葉っぱが幼いときだけで、日を浴びて生育してくると、ちょい灰色がかった綺麗な葉っぱは青々とした見覚えのある松の葉になり、立ち姿も完全に単なる松になります。
ちなみにピナスピネアの実はイタリア料理の食材となります。
これは自宅で、小さなクリスマスツリーとして12月に鑑賞したら、あとは野となれ山となれという「クリスマスグッズ」と割り切るのが正解です。
スポンサーリンク
水やり
鉢植えの場合、土が乾いていたら水をやる。土が濡れているうちに水をやっていると根が腐って枯れてしまいます。
水やりは普通です。受け皿にたまった水は捨ててください。
庭植えにした場合は、自然雨だけで十分育ちます。あまりに乾燥する時期には、水をやりますが、基本、植えっぱなしです。ただし植え付けて2年は根が広がり切っていないため、水切れしやすいので、様子を見て水やりをしてください。
●庭植えが普通。
●冬は水を控えめにしてください。
肥料
庭植えの場合は土が肥沃であれば
肥料は不要。鉢植えの場合は春先に緩効性肥料(化成肥料)をやると良いですが、なくても問題はありません。生育を早めたい場合のみ、4月〜5月に施肥しましょう。
植え付け・植えかえ
時期
生育が旺盛で、鉢植えにしても毎年植え替えることになり、植え替えが大変なので、育てるつもりならば、庭植えが基本。植え付け・植え替えは3月〜4月に行います。この頃に植え替えれば後の生育時期にダメージを取り戻し回復しやすいです。多少ズレてもいいですが、できればこの時期にしましょう。
用土
水はけの良い土を好みます。鉢植えにする場合は、
赤玉土4
鹿沼土3
腐葉土3を配合したもので植えます。
鉢植えの植え替えの手順は?
古い鉢から株を取り出します。 できれば土を落とさないで1号か2号だけ大きな鉢に植え替えます。これ以上大きくできない場合は、土を少し落として同じ大きさの鉢に植え替えます。土を落とすとダメージがあるのでできれば土を落とさないでの植え替えをしたいです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植えの植え付けの手順は?
深さ30cm〜50cmほど掘り、腐葉土を元の土に対して2割ほど入れ、水はけをよくするために川砂・軽石小粒・鹿沼石小粒のどれかを入れて調節します。作った用土を半分戻し、苗を入れて、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやります。グラグラするなら支柱を立ててくくって固定しましょう。
管理場所・日当たり
日の当たる場所を好みます。日当たりで管理してください。室内で管理しないでください。
夏の暑さに弱い
暖地では夏の暑さに弱ってしまいますので、
西日の当たらないところで管理してください。
寒さには強い
耐寒温度はマイナス15度とかなり寒さに強く、北海道以外なら寒さには負けないです。
剪定
自然な樹形で綺麗になるので、
剪定はしない。邪魔なら適当に捌く程度にしてください。剪定は11月〜3月に行います。
病害虫
ほとんど見られない。
スポンサーリンク
関連記事
マツ科