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ギムノカリキウム・緋牡丹の育て方

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ギムノカリキウム・緋牡丹
目次
緋牡丹(ヒボタン・キャンドルサボテン)とは?
緋牡丹の水やり
肥料
植えかえ
管理場所
害虫
由来
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学名などの基礎データ
ギムノカリキウム・緋牡丹の植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ギムノカリキウム・緋牡丹
科名
サボテン科
属名
ギムノカリキウム属
学名
Gymnocalycium mihanovichiiの変種
別名
キャンドルサボテン
水やり
乾かし気味に
場所
日の当たる室内
難易度
初心者向け
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緋牡丹(ヒボタン・キャンドルサボテン)とは?

緋牡丹(ヒボタン)はサボテン科ギムノカリキウム属のパラグアイ原産の多肉植物。最初はただの「斑入りサボテン」でしたが、斑の部分が全体に広がるように改良されるうちに葉緑素を持たない赤・黄色・ピンクといった鮮やかな見た目になっていき、自力では生育できなくなり、他のサボテンに接木されないと生育できなくなりました。

緋牡丹は全体が赤く大きな花のように見えますが、あれは花ではなく「斑入りの葉」です。すでに接木した状態で販売されていることがほとんどです。接木部分がしっかりしていて色、つやが良く元気なものを選びましょう。

残念ながら市場に出回っている緋牡丹の台木はほとんどが三角柱という種類のサボテンで、ある程度年数が経つ前に枯れてしまいます。それは三角柱が耐久性に乏しく分岐しにくい種類で、長持ち、繁殖が難しいからです。そのような理由から基本的に栽培して増やしたり、長く育てるものではなく、切花のように観賞用として楽しむのが手です。 観賞用と考えると水やりの他に特別な手入れは必要ありません。

緋牡丹が大きくなって脇芽が出てきた場合、新しい株を(新しい台木)に接木して増やすこともできますが、とても難易度が高いです。
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緋牡丹の水やり

生育期の春〜秋は土が完全に乾いてからたっぷりと鉢底の穴から水が出るくらいに水をあげてください。その場合、受け皿に水が溜まっているようでしたら必ず水を捨ててください。放置していると根腐れの原因となります。

水やりは必ず土が乾いてからしてください。水やりをしすぎると鉢の中が蒸れて根腐れを起こします。

冬場は水やりを控えめに。断水ではなく月に一回、土の表面が濡れる程度に水を与えてください。春〜秋のように水をやっていると春までに腐ってしまいます。

肥料

基本的に肥料は必要ありませんが、大きくしたい、花を咲かせたいなどの場合には肥料を与えるのが効果的です。

鉢植えを園芸店で買った場合、すでに入っている肥料、植え替えの際の入れる肥料を元肥といいます。ほとんどのサボテンはこの元肥で十分栄養がとれます。

元肥が切れて調子が悪いようなら、春秋の生育中のみ緩効性肥料の置き肥か、液肥を規定の倍率に薄めて2ヶ月に一度程度与えてください。

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植えかえ

時期・頻度

2~3年に1回、根詰まりするので植え替えを行うとよいでしょう。植え替えは春、3~5月、その時期に出来なければ秋の9月中ごろから10月くらいまでが最適です。 高温多湿の時期を避けてください。

基本的には繁殖はせず、入手した株を楽しむためのサボテン種です。繁殖させる場合には、台木となるサボテンを用意し、ヒボタン本体から育った子株を接ぎ木する方法で増やしますが、株同士の相性などがあるため接着が難しい場合が多いです。

用土

多肉植物・サボテンの土で植え替えをします。
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植え替えの手順

まず、鉢から取り出しやすくするために、数日前から水やりをやめてよく乾燥させます。
鉢から取り出して、古い根、腐った根は清潔なカッターナイフなどで切り、切り口から菌が繁殖するのを防ぐため数日乾かしてから新しい鉢に植えてください。そのため晴天が数日続く日を選ぶ必要があります。

新しい鉢の底の水が抜ける穴に鉢底ネットを敷いて、石が出ないようにします。その植えに鉢底石(軽石)を2cm入れて、その植えに用土と株を入れ、隙間に用土を入れて、完成です。

植え替え後は水はあげずに、一週間ほど日陰に置いて養生させます。いきなり日光に当てると調子を崩してしまいますので養生させましょう。一週間経ったら、日当たりに戻し、水やりを再開させます。

接木の仕方

高温多湿の時期を避けて水を数日前からやめて乾燥させてください。

ヒボタンと接木したい台木の表面を清潔なカッターナイフで切ります。そして接ぎ穂のヒボタンのほうも同様にカッターナイフで切ります。台木の上に接ぎ穂ののせて平面と平面を合わせて糸でしばります。平面でないと密着しませんのでつきにくくなります。乾燥してしまうと組織が死んで台木とヒボタンがつきませんので、必ずすぐに接着してください。接着面が動かないようにたこ糸でぐるぐるに巻いて乾燥している日陰で10日ほど様子をみてください。接ぎ穂のヒボタンが元気がよさそうだったら成功です。

管理場所

生育適温は20~30℃程度、耐寒温度0-5度。

夏は直射日光を避け、雨があたらない風通しの良いところにおきましょう。
春、秋は日当たりの良い場所で育てましょう。
霜や雪に当たると枯れますので鉢植えの場合は冬は屋内で育てた方が無難です。冷暖房の風はとても乾燥しすぎていて乾燥が好きな植物でも直に風が当たり続けると枯れてしまいます。冷暖房が直に当たらない場所で管理しましょう。

害虫

カイガラムシが発生することがあります。見つけ次第早めに除去しましょう。

由来

瑞雲丸(学名・Mihanovichii)の突然変異で生まれたもので葉緑素がないので独自で生きることができない弱いサボテンです。
名前のように牡丹の花が咲いたようにも見えます。
緋牡丹錦というのは緋牡丹とはまったく違う多肉植物の種類で接木の台木を必要とせず独自で育つことができます。
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