胡蝶蘭の花が落ちたら…もう一度開花させる方法
目次
胡蝶蘭の花が落ちたら…もう一度開花させる方法 最初にまとめ二番花 二番花の補足情報花茎を切る 二番花は早めに切る植え替えについてその他 胡蝶蘭はいつ咲くものか 葉っぱが出ることもある関連記事スポンサーリンク
胡蝶蘭の花が落ちたら…もう一度開花させる方法
胡蝶蘭は一年中、流通していますよね。
この胡蝶蘭の花が終わった後の対処方法を以下にまとめています。
最初にまとめ
●花が終わった後、株が充実していたら二番花が咲く。
●寒いと出ないけど。
●根元から二節か三節ほど残して
花茎を切る。
●すると節から芽が出て開花する。
●二番花は早めに切って切り花にする。
●植え替えは5月6月。
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二番花
現在、開花している花は時間とともに萎れていきます。萎れたらすぐに摘み取ってください。
萎れた花が他の花と接触して、元気な花まで萎れてしまいます。そうして徐々に抜けていって、ほとんど花茎(花が付いている茎のこと)だけになったら、「二番花」を咲かせます。
二番花の補足情報
●ただし、二番花は株が充実していなければ咲きませんから、絶対ではありません。寒さにあたるなどして弱っていたら新芽は出ません。
●胡蝶蘭は最低気温が15度以下になると、成長をほとんどしなくなります。よって15度以下の環境ならば、花茎が伸びて開花はしません。室内の最低気温が15度以上になるのは一般的には4月から9月の間です。他の時期は厳しいですので花茎は根元から切ってしまいます。
●最低気温が15度以上で、日光を浴びて、湿度が50%以上で、水が十分あり、葉っぱが5枚以上あって、葉っぱに
病気がなく、色艶がよければ二番花はつく。
花茎を切る
花茎を根元から二節か三節ほど残して切ってしまいます。
花茎はハサミで切ることになりますが、切る前にこのハサミは消毒してください。消毒はガスバーナーで炙って熱消毒か、消毒液に数分つけて消毒します。一般家庭には消毒液はないでしょうから、ガスで炙ることになります。ライターでもいいです。炙ってから、冷えるまで放置しておいて、作業してください。消毒しないと切り口から雑菌が入って病気になるかもしれません。
作業が終わったら、念のためにハサミをもう一度消毒してください。
このまま通常通りに管理すると、残った節から芽が出て、また開花します。管理する環境に関しては月別の育て方を参考にしてください。
●根元から切っても、新芽が出て開花することもあります。株が充実して入れば。
二番花は早めに切る
二番花が咲いたら、早めに根元から切って、切り花として鑑賞しましょう。2回目の開花はかなり株にとって負担です。それをつけておくと株が弱ってしまいます。株が弱ると次の開花が鈍くなるだけでなく、胡蝶蘭の鬼門である「冬越し」が難しくなります。
植え替えについて
花が終わって最初の5月〜6月に植え替えをします。
それまでは植え替えません。
植え替えた方が胡蝶蘭にとって良いような気がするんですが、植え替えは環境を変えることになり、どんな植物でも環境が変わるってことは強い
ストレスです。繁殖力旺盛な植物は多少のダメージなんてすぐに取り返すのですが、胡蝶蘭は生育が遅いので、植え替えをするとそのストレスのダメージを取り返すのに時間がかかります。なので気温が上がって生育がよくなる5月〜6月が適した時期となります。秋や冬に植え替えるとダメージを取り返せず、最悪、枯れるかもしれません。夏は植え替えるより、生育を促す方を優先します。
ギフト用の胡蝶蘭は鉢の中にポットに入った株が数個詰め込まれています。これを
バラして鉢か、ネット類か自然素材のものに植え替えをします。一般的には鉢植えに植え替えることになります。
参考胡蝶蘭を鉢に植え替える
ポットは通気性が悪く、胡蝶蘭にとっては適したものではありません。必ずポットから出して植え替えをしてください。
その他
胡蝶蘭はいつ咲くものか
胡蝶蘭は最低温度18度の環境にいると開花するもので、温度調整をすれば、年中開花させることが出来ます。よって去年、8月に開花していたからといって今年も8月に開花するというものではありません。
花芽という「将来は何なる芽」が形成されるのが一般家庭で育てている場合、9月10月あたりと5月になります。冬の寒さで生育しないので、9月10月の花芽が翌年の5月ごろに開花するために、一般的には一年に一回の開花になります。
葉っぱが出ることもある
熱帯夜が続く時期やその他の条件によっては、花茎の節から「花芽」ではなく「葉っぱと根」が出てきます。これを高芽と言います。高芽が出た場合は、新しい株に仕立てることもできますが、普通は早めに花茎の根元から切ってしまいます。高芽については以下のリンクでまとめてあります。
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