クレマチスは3年か4年で過湿に弱くなり、大株にはならない

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クレマチスは3年か4年で過湿に弱くなり、大株にはならない

クレマチスは頑健で繁殖力の強い植物ではあるんですが、日本では一定以上の大株になると根が密に増えすぎて、夏の高温多湿や梅雨や秋の長雨の時期に過湿で腐って傷んで枯れ込んでしまいやすいです。原因は株の中央に堆積した腐食物が泥状になって、根を過湿にしてしまうためです。

全てのクレマチスが枯れるわけじゃないんですが、大株になってくると枯れやすいというか、突然に調子を崩して枯れ込み、突然死してしまいます。

よくヨーロッパの写真集やイングリッシュガーデンの写真集で、凄まじいほどの大株…樹齢数十年レベルのクレマチスが写っているんですが、日本ではあそこまで大きくなることはありません。その前に株が過湿で弱ってしまいます。
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対応策

突然死を避けるために、他の植物であれば、株分けするのですがクレマチスは根が弱くて移植が苦手で株分けができません。そこで一定以上の大きさに…普通に育てて数年後に挿し木・とり木か、交配させて種子を採って発芽させて苗を作るかします。そうやって数年おきに株を更新します。株の更新は必須で、特に珍しい品種を育てている場合はそうしないと蒸れて枯れてしまうと、取り返せません。

以下の方法で対処します。

挿し木・取り木で更新する

挿し木・とり木は現在ある株の性質そのままのクローン体ができますので、同じ花が開花します。挿し木・とり木が一般的な更新方法です。挿木は5月〜8月にし、取り木は4月〜6月あたりに、やっておきます。

一般的には挿木が楽で、たくさん作れます。

交配させて種子とる

交配させて種子を取って、発芽させて株を更新させます。

交配させて採取した種子の株は親株の性質を完全には受け継がないので注意が必要です。クレマチスは交配させるのが簡単で、独自の性質のものを作ることも可能です。

詳細は以下のページを参考にしてください。

株分けする

株が大株になると株の中央に腐食物が溜まってそれで蒸れることで株が枯れ始まる。なので、鉢植えであれば株分けをして、その腐食物を取り除くと回復する。株分けは回復まで時間が掛かるし、株の状態・環境によってはそのまま枯れるので、株分する場合でも、挿木・取り木で保険をかけた上でやりましょう。

以下のリンクを参考にしてください。

注意点

過湿で株が弱るんですが、種を残し、「鉄線」と呼ばれるほどに硬いツルと旺盛な繁殖力ではびこることには変わりはないです。庭植えする前に考慮を。

最後に…

通常の栽培については
を参考にしてください。
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