オオスカシバ…生態と駆除についてまとめ…クチナシの害虫!

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オオスカシバ

このページではオオスカシバについてまとめています。
まとめ
●成虫の見た目が可愛い。
●でも、幼虫はクチナシを丸裸にするくらいに食べる。
●春から夏に幼虫による食害がある。
●株が小さい場合は、目視で発見し捕殺(もしくは殺虫スプレーで薬殺)すればいい。
●株が大きい場合は、手では追いつかないので、オルトラン水和剤・スミチオン乳剤を散布する。

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オオスカシバの性質

オオスカシバ:オオスカシバの性質
スズメガ科の昆虫。俗にいう「蛾」。羽が透けていることと、モコモコとした容姿から「かわいい」と思う人も多いです。ホバリング(空中に止まる)して、長い口で花の蜜を吸う。ホバリングするので「ハチドリ」と勘違いする人もいます。羽が透明で配色も蜂に似ているで「刺すんじゃないか」と勘違いすることがありますが、刺しませんし、毒もありません。

他の蛾は夜行性ですが、オオスカシバは昼間に活動するので目にすることが多い。

幼虫

幼虫はクチナシの葉っぱを食べる
幼虫の時は緑の芋虫。全身緑色で(ものによっては黒い小さな点が側面に並んでおり)、お尻のほうに黒っぽい角が一本立っている。毒はなし。
幼虫時期はクチナシ、ツキヌキニンドウ、タニワタリの木、シマタニワタリの木などの葉っぱを食べる。目立った被害を受けるのは主にクチナシです。目に見える勢いで葉っぱを食べ、あっという間に丸ハゲになります。発見次第、捕殺・薬殺をします。成虫時期の可愛さを補って余りあるほどに食害がひどいです。

オオスカシバの駆除

オオスカシバは6月から8月あたりに成虫が活動し、冬になると落葉で繭をつくって、土の中で蛹になって過ごして、春になると成虫となって卵を産みます。よって一度発生すると駆除しない限りは毎年発生します。食害があるのは春から夏。

幼虫は大きく育つと6センチか7センチになります。

大きくなると薬剤が効きにくくなるので、小さい時に早めに駆除します。小さな株ならば、目視で発見して捕殺して、テデトールフミツブースします。柔らかくて潰れやすくブチュツとなって汚れるので、割りばし推奨です。

スプレーの殺虫剤を噴霧すればいいのです。小さいうちは葉裏にいます。葉裏もしっかりチェック、薬剤散布の場合は葉裏にもかけましょう。

株が大きくなると、人手では全く追いつきません。できれば食害が始まる前にオルトラン水和剤・スミチオン乳剤を散布します。

薬剤

オルトラン
株元に散布すると、植物が吸い上げて、その植物を食べた虫が駆除される。多くの虫に効くので、買っておいて損はないです。ただし、人が口にするものには使えません。
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ゼンターリ
蛾や蝶の幼虫にだけ効果がある薬剤で、人間が摂取しても影響がない(もしくは薄い)。口にする可能性がある植物ならば、ゼンターリでの駆除をします。
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ベニカスプレー
少量であればスプレーになっているものを、そのまま使いましょう。
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スミチオン
よく使われる農薬。他の害虫にもよく使うのであって損はないです。
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マラソン乳剤
よく使われる農薬。
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雑記

●オオスカシバの幼虫を焼酎付けにするとクチナシの香りのついた焼酎になる?という話も。本当か?
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