クンシランの種子の採取と種まきについて
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クンシランの種子の採取と種まきについて
ここでは
クンシランの
種子についてをまとめています。育て方の全般は
クンシランを参考にしてください。種子から育てて開花するまで4年か5年かかるのですが、種子ができたらやってみても楽しいですよ。
採種・発芽・育苗から開花まで
クンシランは春に開花し、結実します。実が真っ赤になると熟しているんですが、そのまま放ったらかしでも見た目は悪くなく、鑑賞できるので、普通は株につけたままで放置します。で、3月くらいに切り取って採取して種まきをして、春(4月・5月)に発芽し、それがすくすく育っていきます。
で、その種子から育った株が開花するのはいつなのかというと、発芽して4年か5年後です。気が遠くなりましよね。なので、普通はやりません。ただ、実生から育てると、独自の品種ができたり、特殊な斑入りの株ができたりと別の楽しみもあります。
種子は3月までそのまま
クンシランの種子は3月まで株につけたままにしておいて、それを3月の切り取ります。というのも、クンシランの種子は乾燥に弱く、取り出してしまうと乾燥で
発芽率が落ちるんです。なので、切り取らずにそのままにしておきます。
取り出してしまった場合は、ビニール袋に湿らせた
水苔とともに入れて、水を吹きかけて保湿して暗いところで管理します。冷蔵庫には入れません。
人工授粉
クンシランは別の株同士で交配させた方が良い株ができると言われています。株が二株以上あるのであれば、受粉させてみましょう。開花して1日か2日経った花から雄しべを取り出し、別の株の雌しべに受粉させます。
その際、受粉させる方は自家受粉を避けるために、雄しべを取り除きましょう。
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種まき
時期
3月というか、最高気温が20度以上になってきたら、種まきの時期です。なので、寒い地域では4月にずれ込みますし、
暖地ならば3月でも初旬かもしれません。
鉢と土
未使用の
赤玉土の小粒を
プランターや鉢やビニールポットに8割ほど入れて、種子を播きます。赤玉土に
腐葉土を混ぜると、雑菌が繁殖して腐ってしまうのでダメです。未使用の赤玉土を使用するのも雑菌が繁殖するのを防ぐためです。
種まき
赤や黄色の果肉が付いているのでそれを取り除きます。種子はこれに覆われていることで乾燥を防いできましたが、この果肉には「発芽しなようにする物質」が含まれているので、綺麗に洗い流さないと発芽しません。よくよく水洗いしてください。乾燥させる必要はないです。
用土の上に種子を置きます。上下の方向はどうでもいいです。種子同士は5センチ以上離します。置いたら、土を薄く被せます。種子が見えるか見えないか程度でいいです。深く土をかぶせると発芽しなくなります。
管理場所と管理方法
あとは土が乾いていたら水をやるようにします。乾燥しきらないようにしてください。発芽までは一ヶ月か二ヶ月かかります。管理場所は暖かいところ。20度以上になるところ。葉っぱが出るまでは日が当たる必要はないです(暗室はだけですが)。乾燥するので直射日光は避けてください。なので室内でいいです。大事なのは温度ですね。
芽が出たら
観察すれば分かりますが、種子を蒔いて2週間か3週間ほどで、まず「根」が出てきます。一ヶ月か二ヶ月で「葉」が出てきます。普通の種子は最初に出る双葉と本葉は違うんですが、クンシランは最初に出る葉っぱも、あの「クンシランの葉」です。
葉っぱが出てきたら、
半日陰…木漏れ日の当たる場所…もしくはカーテンで遮光した場所で管理します。葉っぱが二枚になったら一個づつをポットや鉢に植え替えをします。
葉っぱは二枚じゃなくても一枚目がしっかりと育って15センチくらいになれば、植え替えてもいいです。葉っぱ二枚は「目安」です。
最後に…
あとはクンシランの育て方と同じです。花が咲くまでには4年か5年かかりますので、気長に管理していきましょう。
栽培方法は
を参考にしてください。
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